丸の内で働く産廃マンのブログ|産廃WEB|船井総研

丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2011年5月11日 7:59 PM

関東の廃棄物処理業「ゴールデンウィークはじっくり仕事」

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 関東の産廃業でした。ゴールデンウィークだからこそ、じっくりと腰を据えて普段できない長期的な仕掛けの整理を取組んでおりました。
 廃棄物処理業や再生資源業のGWはこれまで各社様々でした。一廃や古紙の人達は、当然ながらフル稼働の時期でもあり、一方で鉄スクラップ系は暦どおりといった具合です。産廃でも工場系が多い先では、GWに改修やメンテに伴った引取り(抜き取りも)があり、建設系は暦どおりも多いものでした。
 普段多忙な皆様でもありますので、休む時にはしっかりと休み、そして家の用事もあれば家族、子供とのコミュニケーションも取るべきでしょう。
 私自身のモットーも「死ぬほど働き、死ぬほど遊ぶ」ですので、休みになれば徹底的に遊びます。
 
 しかし一方で経営者に関しては、そうもいかないことが多いのも確かです。365日全てが仕事であり、休日をとっていても丸1日仕事のことを考えない日もなく、オーナー企業や創業者であれば尚更のことが多いのではないでしょうか。
 それ故、私も例年GWでのご支援が多くあるものでした。腰を据えてじっくりと打ち合わせをしましょうとなる時期でもあります。勿論、この時期だけとならず、新たな期を迎える前に取組むべきものでもあると思います。しかし一方で、伸びている中小企業であればあるほど、短期的な重要事項についつい時間を取られてしまうものです。優先度が、本来の経営者の業務以外にとらわれてしまいがちです。だからこそ、時間は強引に作ることしかないのでしょうね。
 私は、「ケツを決める(汚い言葉で恐縮です・・・)」と表現を使うことがあります。お尻、即ちやるべきことのエンドを決めて、そして時間の掛かるものであればあるほど、中間点を幾つももうけた地点が必要になると思います。
 自らを「逃げられないようにしてしまう」ことこそが、緊急ではない重要なことをやる経営者の進め方となるのでしょう。時間の使い方の上手い経営者ほど、この設定が上手いものですね。
 そしてこれは、経営者の方だけでなく、幹部社員であっても営業マンであっても同じことがあてはまります。エンドを決めないことは楽なことです。言い訳も不要ですし、自分にも嘘をつかないことになりますからね。しかし、それは逃げでしかなく、仕事が出来る出来ない、得手不得手だけで片付かない話にもなるでしょう。
 ケツを決めて、そして逃げられない環境に追い込むこと、いつも心がけていきたいものですね。
 
北海道のご支援先でした。桜がちょうど見ごろのようです。やはり、日本人として桜を見ると心が落ち着きますね!
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完熟マンゴーです!!!太陽のたまごです!連れていって頂いたバーで出して頂いたのですが、これが本当に美味しい!!幸せな気分になれます。。。
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同じバーで、イチゴにチーズ(種類はわかりませんが)を挟んだものを頂きました。イチゴミルキーのような味になります。すごいです!
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ゴールデンウィーク中も日曜日は暖かく、25度と海日和でした。波もほどほどで、適度には遊べました。
ただ、まだフルスーツで入っている為に、首から上焼け、手首から手の甲焼けとみっともない状況です・・・。
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2011年4月27日 9:17 AM

廃棄物処理業営業マン研修「顧客開拓道場最終回でした」

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廃棄物維新 顧客開拓道場の最終回でした。
1年間全6回のコースを、営業幹部、中堅営業、新人営業の3つのコースに分けての開催でしたが、それぞれのコース特徴ありながら、カリキュラムを終えることができました。受講生の皆様お疲れ様です。また、ご参加に送り出して頂いたトップの皆様ありがとうございます。
 会の最後に皆様にもお伝えしましたが、カリキュラムで学んだことは基礎であることです。「守」「破」「離」の「守」の部分を実施しただけでした。どの道にも必ず型というものがある。そして、繰り返し繰り返し、型の稽古をしなければなりません。型は昔から代々受け継がれてきているが、実は少しずつ工夫が加わって次第に良いものだけが残されてきています。 型は常に同じものではなく、変化しているのです。その型がしっかりと身についていることが「守」です。
 「守」
最初の段階では、指導者の教えを守っていきます。 できるだけ多くの話を聞き、指導者の行動を見
習って、指導者の価値観をも自分のものにしていきます。 学ぶ人は、すべてを習得できたと感じる
までは、指導者の指導の通りの行動をします。 そして、指導者が「疑問に対して自分で考えろ」と
言うことが多くなったら、次の段階に移っていきます。
「破」
次の段階では、指導者の教えを守るだけではなく、破る行為をしてみます。 自分独自に工夫して、
指導者の教えになかった方法を試してみます。 そして、うまくいけば、自分なりの発展を試みてい
きます。
「離」
最後の段階では、指導者のもとから離れて、自分自身で学んだ内容を発展させていきます。
つまり、型をしっかりとできるようにならなければ、自分流というものはしてはならないのです。型破りと型無しは意味が違うのです。
 今回学んだことは実施できて当たり前であり、ようやくスタートラインでもあったのです。だからこそ、この1年を機会として、早期に「破」に向かって欲しいと思います。
 特に知識などは、その最たる例かもしれません。廃棄物の営業マンならば、最低限の廃棄物知識があって当たり前です。営業現場の戦場に行くのに、丸腰でいっても成果は上がりません。もし、それが無くても受注しているとする場合は、ラッキーパンチなのです。「これほどの知識が無くても困ったことは無い」と言う人は、今以上の成長が要らないということになります。
 しかし、誤解頂きたくないのですが、大切なことは知識ではありません。最低限必要なことは知識であり、本来は心になるのでしょう。姿勢であり、マインドとも言うかもしれません。これが無いままで知識だけをつけても成果は思うように上がらないものでしょう。
 知識のアップは戦力アップですが、結局は戦力だけあっても駄目であり、戦意がなければ戦えません。
 
 今回のカリキュラムは、その2つの「守」についてお伝えしてきたつもりです。知識の必要性を同じ業界内の他社に刺激を受けながら、そして他社営業マンのマインドに刺激を受けてもらったつもりでした。受講者の方々には、これを機会に更に学んだ「守」を極め、「破」や「離」に突き進んで欲しいですね。
 廃棄物営業マンの皆様には、今後益々知識アップを目指しながら戦力と戦意を上げていってください。
最後に受講生の皆様と記念写真を撮りました。
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日曜日に当て逃げされました!といってもサーフボードです。
波待ち中に波を超えたところで、「コツン」と・・・
先が尖がったサーフボードが当っていました。
その時は、特に気にしなかったのですが、帰ってボードを洗っていたら穴に気付きました!
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修理後です!やはり、樹脂と硬化剤、ガラスクロス、だけでは不恰好ですね。カラーを入れないと・・・
泣けてきます・・・
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2011年4月18日 9:34 PM

研究会でした「増客」

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 私が主催する、廃棄物ビジネス新世代経営者研究会の4月度例会でした。今回は当初の予定から変更をしての、増客が主テーマとなりました。
 このたびの、地震、津波、原発と3つが重なった災害にて、明確に変わったことがあります。2011年3月11日に日本人の意識が変わったのです。災害に関して、エネルギーに関して、モノ作りに関して、命に関して、幸せに関して。自らのこれまでの価値観を見直し、意識が変わったのです。意識が変わると、当然時流が変わっていきます。これまでの大量消費は当たり前ではなくなり、消費の考えは贅沢から違ったものになりました。当社の会長をしている小山は、これを贅選と言っております。
 廃棄物の減少スピードはこれから先に加速することになるでしょう。瓦礫の撤去、復興需要という言葉も出てきますが、一時的な局地的な増加であり、消費の減少が廃棄物の減少に連動していきます。モノを消費しない、つまり廃棄物を増やさない意識が上がっていくのです。
 この時流下で何を取組まなければならないのか?間違いなく増客視点です。売上を追わずに客数アップに力を入れて欲しいと思います。
 しかし、如何に増客を仕掛けていくべきかが重要なことだと思います。普段から新規開拓を続けている方達にとっては、当たり前のことと思ってしまうことでしょう。
 もう一度考えて欲しいと思います。売り込みにいけば、必ず値下げをしなければなりません。また、増客とは同時に現在の顧客を守ることも含まれております。どんなに新規開拓に力を入れていても、他社も同様に新規開拓に力を入れており、守りが薄れていけば顧客が逃げていくことでしょう。
 つまり増客とは、既存の廃棄物だけを考え新規開拓することではありません。既存の顧客には、顧客との関係が強くなる商品であり、新規開拓ならば廃棄物処理だけではない営業をしなければなりません。
 そしてその増客された客数だけ、将来が読めるようになります。将来のことは勿論誰しもわからないことではありますが、しかしそこで何もしないなどはなく、顧客数を増やしていくことが変化を可能にさせてくれるものです。
 だからこそ時流に合った商品付加が必要になるでしょう。
 例えば、現在は顧客が省エネに向いています。東北や関東では今年の夏の25%削減に向けて、該当エリアだけの話ではなく、全工場上げての取組に変化しています。私のご支援先でも、省エネ提案事業に取組んでいる企業では、この提案だけでも驚くほど簡単にアポイントが取れています。顧客が待ち望んでいるからです。
 しかし省エネ提案といっても間違ってはいけないのでは、代理店型になることです。代理店は先に商品ありきであり、それを売り込もう、売り込もうとしてしまいます。このようなことは顧客が望んでいません。顧客は自社ならではの提案を望んでいるのです。先に商品ありきなどありえないのです。
 売ろう売ろうとするのではなく、本当に顧客の為を思い、最適な商品を設定しなければ理に合わないことになるでしょう。
 ビジネスに「理」は絶対のことであり、理に合わないことは長続きしません。売れたことに自らが喜ぶようなビジネスではなく、顧客が喜んだことに自社が喜ぶビジネスでなければ長続きしないのでしょう。
 これからの時代、増客ということに是非力を注いでください。そして廃棄物処理業の方は、是非業態というものに拘ってください。
先日出席させて頂いた、ご支援先の社員総会にてストリートでの書道家?の方をゲストに呼ばれており、私も書いてもらえました。その人を見て、直感にてその人の性格や内面を文字にしてくれます。嬉しいですね!
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4月に入り、海も混んできはじめました。早く、水着だけで入れる季節にならないですかねー
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2011年4月12日 10:15 PM

東京で2本のセミナーでした「解体業向け土壌汚染&鉄スクラップ業向けコンビニヤード」

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 東京の弊社五反田研修センターにて、鉄非鉄スクラップ卸売業向けの「コンビニヤード業態」セミナーと、弊社丸の内事務所にて解体工事業向け「土壌汚染事業参入」セミナーを開催して講師を務めてきました。
 2件ともに共通のことは、経営者が前を向いていることでしょう。当初3月の開催日でしたが、このたびの災害によって、船井総研では3月中の全てのセミナーを中止にさせて頂きました。折角お申込頂きながらたいへん申し訳なかったのですが、被災地のことを考えると、いますべきことではないと判断させて頂きました。そして4月に入り改めて開催決定をさせて頂いたのですが、急遽の開催ながら多くのお申込をいただき、開催側としても本当にその想いが嬉しく感じます。
 我々が開催するセミナーとは、参加された人に元気を与えるものでありたいと思っております。この先も業界を考え、自社を考え、社員さんを守ることを考えているトップの方々に、少しでもヒントをお届けできればと考えております。
 元気な会社とは、トップが勿論元気であることです。それがなければ、社員さんも元気になれず、そして顧客満足も生まれてきません。トップの笑顔と前向きな姿勢が会社の数年後を担っているとも思っております。
 もちろんその為にも、我々は更に元気をお届けできる存在でいたいと思います。
 
 ところで今回のセミナーは、ふたつとも業態提案のものでした。廃棄物処理業、解体工事業、スクラップ業は業種であって、業態ではありませんよね。業種を更に細分化していき、何かしらの強みをビジネスモデル化されていることが業態とも言えるかもしれません。
 先ずひとつ、解体工事業向けの土壌汚染セミナーですが、土壌汚染対策法が2010年に改正されたことに加え、条例が更に厳格化されていることもあり、そして日本経済の状態が撤退型に向かっていることも背景で市場機会が増えております。しかし、「いまさら土壌汚染に参入して大丈夫なの?」「大手ゼネコンの市場ではないの?」の声も上がると思いますが、ポイントは小物案件です。大型の撤退時に発生する除去工事などは、大手ゼネコンに任せ、むしろ小さな案件を狙ってもらおうとするものです。ガソリンスタンドや町工場、洗濯業のレベルですね。そして元請として解体工事を受注して、建廃も獲得するという発想です。解体工事業の入口を増やす業態としての取組としてもらえれば良いと思います。しかし、単純に参入すれば儲かるのではなく、受注の仕組をつくらなければ意味がありません。営業して受注できるものではなく、「いつ発生するかわからないもの」であり、「何とか、ひっそりと処理したい」想いが強いものでもあるのです。その為に、空中戦であるwebでの入口つくりや地上戦での営業の仕組をつくることで、ようやく業態化していくのです。
 一方の鉄非鉄スクラップ業向けの資源コンビニヤードビジネスも、小物狙いです。震災の復興需要だけでなく、中長期的には資源は絶対数として必要となり、現在の風評被害による輸出の厳格化があるものの、その視点だけでビジネスを見ることなくマクロに見ていただければ感じて頂けると思います。中小の設備業者からの持込促進を狙い、立地、販促を強化していき、これまでのヤード発想にはないモデルにて成功してきている企業もあらわれております。
 廃棄物発生の減少化に進む時流において、これまで通りのビジネスモデルを追うことだけでは売上と利益の減少でしかありません。廃棄物減少は競合との競争激化を生み出し、価格の下落も進むこととなり、縮小市場に向かいます。我々の予測では2020年までにGDPの成長があっても、10%の廃棄物の落ち込みが算定されております。つまり、何もしなくても売上と利益がジワリジワリと減っていく市場だということです。
 だからこそ、その前に一歩でも二歩でも先に進めて欲しいと思います。
 是非、業態化にチャレンジしてください。
五反田事務所にも桜が咲いてました。
懐かしいです。6年ほど前までは毎日通っていましたので・・・
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鰻です!おいしかったので、ついつい写真を・・・
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今度はひつまぶしです。これが本当に美味しいのです!
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近所のラーメン屋に行ってきました。餃子食い放題であったので、ラーメンと一緒に頼みました。ライス2杯と餃子40個食べました。胃拡張・・・
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2011年4月1日 8:28 PM

復興を心よりお祈り申し上げます

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お客様各位
拝啓
 平成23年3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
 当社は、本業の経営コンサルティング及び各種セミナーを通じ、微力ではございますが、各企業様を引き続き全力でご支援させていただく所存でございます。
 何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 被災された皆様のご無事と被災地の一日も早い復興を社員一同心よりお祈り申し上げます。
                                                          敬具
 4月へと入りましたが、事態は様々な傷跡を残しております。犠牲となられた方々とそのご遺族に対しまして、哀悼の意を表します。震災と津波による被害と傷跡が大きく残り、懸命な救出作業や、また負傷された方々をはじめ被害に遭われ避難生活を余儀なくされている被災者もいらっしゃり、心からお見舞を申し上げます。
 2011年3月11日は日本中の意識を変えてしまった日かもしれません。様々な価値観は大きく変わり、エネルギーに対しても、自然に対しても、そして命に対しても・・・。
 この3週間、様々なことを考えておりました。
 いま、自分が何をできるのか?何をすべきなのか?
 直ぐに飛んでいき、困っていることがあれば小さなことでも手伝っていきたい。励ましていきたい。義援金は機会のたびにドンドン出していきたい。なんでも良いから喜んでもらいたい。欲しいことをしてあげたい・・・。
 まだまだ答は見つかっておりません。正直もどかしい思いを抱えておりました。
 「自分のできることをしっかりと!」は解っているものの、様々な報道を見ていると迷いが出てしまうものでした。本当に働いている場合なのか?
 この3週間、ご支援先の廃棄物処理業・再生資源業を訪問していると、震災の影響が業務にも現れてきておりました。先ずは直後の燃料不足によって、車輌が動かせず、そして従業員が出勤ができないような状況にも。そして関東では計画停電が始まり、工場の操業もままならないところや、顧客からの引取りが難しいケースも。そして住宅メーカーの建材不足による受注ストップ、自動車メーカーのラインストップ、資源価格の下落に加え資源品の輸出検査による鈍化と、業界環境が厳しくなっております。
 今日現在で、GDPが1~2ポイント程のダウンも予測されており、この先の展開が予測し難くなっております。物流網が整いつつありますが、まだまだ当該地でのモノ作りが本格化するまでは時間が掛かりそうです。
 経済損失30兆円、株式市場では50兆円の損失となり、失われた事業所は10万近くへとなり、失職者も100万人にもなりそうです。
 当廃棄物業界の内容を知らない人にとっては、ニュースで見る瓦礫の山に対して、「これから仕事が多いでしょう」とも見られますが、既に出動も始まっている各地の産廃協会からのボランティアが多いものです。中長期的には復興の各種工事が始まりますがそれも局地的なことであり、全国的な視点で見れば、公共工事も復興に集中することが想定されます。
 計画停電や節電が長期的になることも予想され、経済活動も大きく打撃を受けていくことでしょう。
 農地も心配です。塩害と原発による風評被害もあり、農業の再開に時間が掛かる地域も多いことです。
 被災地での雇用も各種工事には足りない程となるでしょうが、その一時的なものではなく、中長期的に働ける場所が生まれてこなければ、真の復興にもならないでしょう。
 誤解なきようにお伝えしたいのですが、いま取組むことは本当に新たな街づくりかもしれません。冒頭お伝えしました通り、人々の意識が大きく変わりました。これまでのしきたりや当たり前はそうでなくなり、新たな価値観が生まれているときです。何を重点しなければならないのか?一番重要なものは何か?
 環境対策は、その最たるものかもしれません。長期的に重要なことであるのを皆が理解していても、具体的に進めていけないのは個人のエゴが優先され、総論賛成各論反対となっていたからでしょう。
 廃棄物処理業・再生資源業が環境企業で括られるようになり久しいですが、今この瞬間から本当に環境をつくる企業になれる時ではないでしょうか。環境対策企業ではなく、環境創造企業です。
 
 大量生産、大量廃棄とするマス発想が本当に終わりをつげ、これから適量生産による適量廃棄にも変化することでしょう。
 私がやらなければならないこと、それは新たな廃棄物処理業・再生資源業をつくろうとすることを全力でサポートすることでしょう。1社でもたくさん、そしてそこに関わる全ての人が幸せになれるように、これからも気持ち新たに取組んでいきます。
 少しでもこの業界を勇気付け、そして元気な廃棄物処理業・再生資源業をつくっていきます。

2011年3月9日 8:01 PM

関西の再生資源業「廃棄物削減業」

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 関西の再生資源業でした。新たに廃棄物削減業として、資源品獲得強化に進んでいきます。
 ここ暫く、ひとつのテーマとして廃棄物削減業に取組んで頂くご支援先は増えております。廃棄物処理業の行く先は、削減業になることが本質でもいえると思います。しかし、廃棄物削減業の後は環境コスト削減業になるのですが、業態転換に関しては単純に行かず、また時流に合わせていけば、変化のステップもあるものです。そのひとつのテーマとしては、廃棄物を減らすことの方法論として、如何に資源化するかともあります。
 先般、廃棄物処理業経営者セミナーを2月21日に東京会場として弊社五反田オフィス、3月8日に大阪会場として弊社大阪淀屋橋セミナープレイスで開催してきました。40名を超える廃棄物処理業の方にお越し頂き、業界の方向性について将来を真剣に捉え取組む皆様の熱を多く感じてきました。今回のテーマは廃棄物削減業ですが、終了後のアンケートを見ていると取組む手法やステップはバラバラであったかもしれません。
 今回ご提案の「廃棄物削減業」は業態転換でありますが、施設などの投資を掛けるものではありませんが、しかし最も大きな転換として、心の転換があるかもしれません。心から本質を見極め、廃棄物を扱うにあたっていく先々は何にならなければいけないかを理解しようとしなければ、進められないでしょう。ついつい自社の施設、自社の儲けを最優先してしまい、顧客のメリット追及を疎かになりがちです。特に現在のように、価格競争に陥りがちな現在では、一番愚かなことである「値引き」に嵌りがちとなってしまいます。それが市場の縮小に繋がることは明確なのですが、自社だけ、今だけを考えてしまうとこのような値引き合戦を生み出してしまいがちです。
 廃棄物削減も市場を縮小させるかと言えば、これは違っており、本質に戻すだけの話です。現在の廃棄物処理は、過去に人間が作り出した大量生産大量消費型の、製品や手法を処理する為の過去の清算型であり、事後処理発想とも言えます。しかし事後処理は終わりを迎えようとしており、現に大手排出元ほど如何に減らすかを考え、更に未然防止に向かおうとしております。これが時流であり、過去の成功してきた手法や意識は得てして邪魔になりがちで、時流に合わせたビジネス転換は一方で新市場を生み出していくものです。
 過去の延長にはない、廃棄物処理業の行く先が廃棄物削減業となります。是非、心の転換から始め、本質を捉えられることから始めて頂きたいですね。
日曜日の海は、朝は穏やかだったのですが、午後から強いオンショアに!グチャグチャになってしまいました・・・
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2011年3月2日 9:49 PM

関東の産廃のご支援先「改正廃掃法は武器だ!」

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 本日は関東の産廃のご支援先でした。営業戦略会議にて、改正廃掃法についての営業的切り口を確認して、最後の追い込みである3月の動きを確認しておりました。
 私のご支援先の多くで、廃棄物の知識については詰め込んでもらっております。廃掃法の知識については、営業マンならば絶対条件であり、むしろそれなくして廃棄物営業ができない程の位置付けと思っております。組織営業や営業能力云々以前の問題であり、先ず基礎体力でもあるかもしれません。
 営業マンの成長ステップとして①外に出して、顧客と接して良い躾・マナー②廃棄物のプロとしての知識③プレゼンテーション能力④クロージング能力となるものです。間違ってはいけないことは、「それを知らなくても顧客獲得ができる(できた)」とした過去の成功要因を言い訳にする場合です。ラッキーパンチでの受注や、またそれを求めない顧客とだけ取引していては、減少局面では戦っていけません。つまり廃棄物について意識が低い顧客は、価格を最優先していることが圧倒的であり、長く付き合える顧客を掴まえる為にも知識が必要となってくるのです。
 今回の改正廃掃法については、この3月に顧客に伝えるからこそ意味があります。4月に入ってから伝えるのとでは、大きく差があります。特に建設系ではその意味も大きく、4月に入ってから混乱も予想されます。いち早く伝え、そして具体的に「御社の場合は・・・」と自社が注意すべきことを伝えてくれることを有り難く思ってくれます。排出元にとっては、変更点を全部聞きたいとも思っておりません。要は自分達は何を注意しなければならないか?それをプロが伝えてくれることを待っているのです。
 顧客に伝える際に注意して欲しいことに、その背景を伝えられているかです。今回の建設系における「排出元の定義」について、これまで廃掃法では謳われていなかった「排出元」とは誰かが明確になったことでもあるでしょう。「フジコー裁判」などでもその範囲が緩やかであったことが、元請への責任に言及していることも興味深いことですね。
 また、多くの人々が対処に困っている、所謂「後だしマニフェスト」の禁止も然りです。いまさらのことかもしれませんが、本来顧客が発行するものであるマニフェストを後出しはありえない筈です。しかし、中小の顧客にはそのような認識が無いことも確かです。私がご支援先の営業マン同行をしていると、中小工務店では平気な顔して、「マニフェスト?前の業者はうるさいこと言わなかった!」とまで言い切ります。地方の建設系では、急ぎの場合などや現場に作業者しかいない場合など、いまだに後追いのマニフェストが存在しております。しかし法が変わる時こそチャンスかもしれません。この時期に伝え、そして
管理を改めて貰うことができるチャンスでもあると思います。
 新規顧客開拓も同様です。多くの排出元が廃棄物処理業に求めることは、情報の発信であり、特に法律については一番欲しい情報でした。だからこそ、他社が発信できていない情報を伝えるからこそ価値が出てきます。
 改正廃掃法の今の機会、是非武器として取組んでください!
日曜日は海が荒れていました・・・しかし、SUNDAYサーファーの私にとっては大事な1日で、強引に入っていました。面白くなかったですが、しかし海は気持ち良いですねー
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2011年2月25日 10:29 PM

中四国の産廃・一廃のご支援先「採用市場も変化」

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 中四国の産廃・一廃のご支援先でした。採用の強化が始まっています。
 私がご支援させて頂いている多くの企業がそうなのですが、中途採用を強化しております。2008年リーマンショック以降、人員整理をされる企業もありましたが、不況期こそ人の仕入に関しては一番のベストタイミングでもあると思います。これまでも、数度お伝えしてきました通り、攻めのタイミングであるということです。
 
 今後の廃棄物業界での激動期においては、当然攻めの経営に向かわれる人が多いものです。新たな顧客開拓も当然ながら、新たな事業展開、そしてソフト的な仕組や仕掛けつくりが必要となり、それを達成する能力が必要になっています。「人材育成」は絶対のことであり、「組織強化」も手を緩めてはならないものです。しかし人材も組織も急激な成長は難しく、そこに掛けた力に効果があったか否かも具体的に見え難いものです。ジワジワと上がり、10年先に振り返った際にようやく気付くものかもしれません。
 「ウチも、もう少し力がついたら」「幹部が育ったら・・・」「ウチは・・・」となってしまうと先には一向も進まず、永遠に万全の態勢にもならないものでしょう。時流は変わり、求められているものも変わり、人も変わり、顧客も変わり、変わり続ける中では完璧な日々は現れてきません。世の中に完璧な会社が存在しておらず、しかし僅かでもそれに近付こうとする会社だけが成長し続けていきます。
 自社の成長スピードに人が追いついていない場合は、新たに採用する以外に答はありません。次の成長の為にやりたいこと、また自らの組織に足りない能力を充足する為に、新たな血を会社が必要としているのでしょう。
 しかし、採用に関して、能力を見極めることほど難しいものはありません。これは新卒、中途問わず、答やルールは無いのではないでしょうか。思わず拾いもののようなこともあれば、前職の経験に惑わされ採用したものの、自社ではその能力を発揮できないこともあります(偽っている場合も・・・)。加えて中途採用市場では、現職中であるような前向き転職者が減っていることも感じます。そのような状況でも、自社に必要な部分を採用していかなければならず、その為には採用の機会を常に持ち続けなければならないのでしょう。
 採用コストも皆が悩まれるところかもしれませんが、結論的には良い人材を獲得するには、その分はコストを掛けない限りは難しいものです。ハローワークであれば無料ではありますが、それに登録している人だけでは、希望の能力を獲得することにも限界があります。繰上げ当選的に選んだ人であっても、そしてその人に教える時間や支払う給与を考えても、同じ給与を払うならば良い人材を選び、払うことが最も有効なことは当然のものです。そしてその採用コストも、直ぐに活躍により取り返していくことも可能となるでしょう。
 そして何より重要なことは、良い人材に選ばれる会社になることでしょう。ハローワーク採用時には自社が選んでいる立場が多かったと思いますが、良い人材の場合は口説かなければ入社してくれないかもしれません。「あなたが必要」「我々はこれから、こういったことを取組んでいく」とビジョンを語り、そしてその能力の必要性を伝えていくことで、ようやく獲得も可能なものです。
 今こそ採用コストを上げていき、獲れないリスクを恐れずに、徹底的に良い人材を口説く採用パターンに変えていってください。
マグロ定食です。これで1350円。先日昼食に連れていって頂いたのですが、VALEUです。WORTHではなく、価値/価格が良いです!
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近所のモスです。日曜日に仕事が休みの場合は、海にサーフィンに行き帰ってビール、ルナの散歩に行ってビール、そして外のどこかの店で仕事をしているケースが多いものです。今週はモスでしたが、ついつい店舗限定メニューを頼んでしまいました。のせられているな・・・
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やはりルナです!定店観測のようですね・・・
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2011年2月15日 11:55 PM

中部の産廃のご支援先「中途採用も強化セヨ」

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 中部の産廃のご支援先でした。20代の若手営業マンが欲しいとなったのですが、モデル像を明確にして媒体を選び、そして同時進行にて育成計画を明確にしていきました。
 廃棄物処理業界において、新卒に取組むご支援先も増えつつありますが、先ずは中途採用の強化をして頂くケースが多いものです。
 企業によって様々な段階があり、一概に言えないのですが、成長の過程において組織のパーツは必ず足りなくなります。イエスマンではない、また先代の番頭ではない、社長の右腕であったり、奥さん以外の経理マンであったり、事務員でない総務のプロフェッショナルであったり、はたまた工場長や営業部長であったり。廃棄物処理業の場合、売上の企業規模と組織が追いついていないケースが圧倒的に多いものです。それ故に、組織に不足している能力に気付いた時は採用しなければならないものです。内部育成も必要ですが、プロフェッショナルとなれば育成の時間と組織がリンクしなくなり、歪も出てしまい組織の穴ばかりが目立つようになるでしょう。
 だからこそ中途採用を常に考えなければならないものです。
 企業がある段階まで来た場合は、体育会系の中に文科系の色も必要となっていきます。廃棄物処理業が現場型で来たケースも多く、現場から抜擢にて組織が構成されていたりします。それは全く悪いことではないのですが、自分達に持っていない脳を入れることでまた活性されていくものです。特にオーナー企業の場合、自分の好みのタイプしか残らない場合もあるものです。根性型やイエスマン型、そして感性型等々・・・。だからこそ、自分に合わないタイプも採用していくことが、組織の活性にもなっていくのでしょう。もちろん、それによって悩みも苦労も増えるかもしれませんが、そういった違うタイプの血が必ず組織を活性化させるものです。その悩みも自らを管理者や指導者として成長することでの偏頭痛みたいなもので、それを使いこなせる能力がまた経営者も成長になるのかもしれませんね。
 冒頭の若手営業マンを採用したい企業では、当初新卒も考えておりました。しかし、現段階にて新卒が入っても退社してしまうことが予想されました。育てられる人もシステムなく、モデルとなる先輩がおらず、悩みを聞いてあげられる年代の近い同じ境遇の人もいないからです。22歳が入社するならば、25歳~29歳くらいまでの年代の近い営業マンがいれば、その役をかうこともできます。だからこそ、モデルとなる営業マンであり、先輩つくりから着手したわけです。
 もちろん、そうやって採用した社員さんが辞めない会社になることは根本ですが、一方でハローワークなどからの採用ではなく、今も働き、現職場でもエース級の人材を獲得することを目指して欲しいですね。
 まだまだ続く、廃棄物減少時代のいま、組織強化のタイミングもいまなのでしょう!
日曜日の海はここ久々に波が良かったです!いやー楽しみました!
思わず、何度も笑みがこばれました
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波が良くて天気の良い日曜日が私の元気の源です。
私はここ8年以上風邪をひいていませんが、これも海に入っているからと思っています。適度な運動と寒い中で肌を鍛えている(?)からと、自分の遊びを正当化しています(笑)
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2011年2月7日 11:09 PM

廃棄物処理業の組織営業「セミナー営業」

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 ここ連続で、ご支援先のセミナー営業を開催致しました。1社は顧客への謝恩セミナーであり、もう1社は新規顧客開拓セミナーでした。双方ともに多くのお客様にお越し頂き、そして次のアクションとしてのアポイントにも動き出しています。勉強好きな排出元ご担当者様が集まられたのではないでしょうか。
 私のご支援先の中には、もう何年も開催して頂いている企業がありますが、実は廃棄物処理業にとって、非常にマッチしている営業の仕組であることも感じております。
売り込みに行くと価格に陥ることは多いものです。だから売り込まなくても、顧客が来てくれることは究極のことになるかもしれません。廃棄物処理業において圧倒的な設備が有効な時代ならば、それも可能な産廃業もいたものでした。しかし現在は、その圧倒的な差別化施設というものが見受けられない中では、営業をしなくても顧客から来てくれる頻度は少なくなっていきます。
 売り込まなくても仕事を獲得する為には、顧客が受動的ではなく能動的でなければなりません。過去から我々がお伝えしているのは、「PUSH型」から「PULL型」ということになります。「顧客に押す」ばかりではなく、「顧客を惹きつける」となるべきなのでしょう。
 顧客を惹きつけるには、当然ながら顧客のニーズを読み取り、そのニーズのいる人を見つけなければなりません。その抽出がセミナーもひとつの方法なのでしょう。例えば現在、排出元が廃棄物コストダウンのニーズを持っているならば、そのセミナー開催DMを送り、そしてそれを聞きたい人が集まれば、見込み客層は見えてくるわけです。加えて、そこまで来る人の温度の高さは見込み客としてのレベルの高さでもあり、提案に対する真剣度は相当に高いものになるでしょう。そして必ずセミナー当日にアポイントを取ることができます。新規開拓でTELアポを強化している企業も多いと思いますが、10件に1件ようやく取れたアポイントであっても、プレゼンができなかったり、伝えることができない、キーマンに会えないなどでは進まないものです。だからこそ、「急がば廻れ」ではないのですが、セミナー型営業も効果的であるものです。
 廃棄物処理業がコスト競争になって久しいのですが、単なる価格提示で決まる顧客だけならば、このような回りくどいこともいらないでしょう。 しかしそのコスト訴求だけのみでの獲得には、更に上回る価格提示企業があらわれ、更に更に価格提示が必要となってしまいます。
 つまり、良い顧客との出会いと付き合いがこれから重要にもなってくるのではないでしょうか。
 
 セミナー営業と言えば、遠い世界に感じられる方も多いと思いますが、思ったより案ずるよりも産むが易しです。是非、チャレンジしてください。
タクシーに乗ったら、カラスがフロントガラスに止まりました。走り出したら逃げると思いきや、なかなかと根性を見せてくれて、時速40kmまで食らいついていました。
近くで見ると結構怖いですね・・・
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日曜日の海です。涙出るくらいにフラットでした・・・
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久々に大好物の骨付き地鶏を食べました!やはり、ビールにむっちゃ合います!
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