本日は北関東の産廃・鉄スクラップのご支援先でした。
各部長及び各工場長に弊社丸の内事務所に集まって頂き、予算数値及び実績についての会議でした。
休日明けということもあり、先ずは頭の体操的に「ケーススタディ」に関するディスカッションを行ないました。
今回のテーマは悩める中間管理者に対しての指導です。
【ミスの多い部下】
Aさんの現場に後輩のBさんが配属されて2ヶ月になりました。
そろそろ仕事を任せて行きたいのですが、基本的なミスが多いため不安で任せることが
できません。
備品を片付けない、頼んだものと違う仕事をしている、自らの判断の分別にて禁止品の搬出をしてしまうなど、2ヶ月の失敗を数えるときりがありません。
細かい仕事まですべて最終チェックをAさんがしなければならず、「こんなことなら、自分でやったほうが早い」と思うこともしばしばです。
ではあなたがAさんの上司ならば、Aさんにどのようにアドバイスをしていきますでしょうか?
本日参加の部長も工場長も会社の核ではあります。そして自らもその手前の職を担ってきた人材ではあります。しかし会社では経営者に挟まれた中間管理者でもあります。
自ら味わった管理者にとっては、一般論としての答ではなく、自らの経験による価値観によって本件を考えます。
「そんなヤツはクビっすよ!」と思ったこともあったかもしれません。これだけは自ら味わった人だからこそ、考え方もそうなるかもしれません。
こういったケーススタディにおいて、正解はありません。人がそれぞれ違うことにより、こうすれば完璧な管理職となるものなどありません。もしそのようなものがあれば、世の中の管理職が悩むことはないでしょう。
ただ本件のケーススタディでは大事な点があります。
それは・・・
「部下は上司の鏡」ということです。
本件はAさんが悪いのではなく、もちろんBさんが悪いわけでもありません。一番悪いのはAさんの上司である自分自身です。Aさんにそれを教えられなかった自分を責めることがあったでしょうか?
人間は知らず自らを正当化しがちな生き物でもあります。他人転嫁とまでは言いませんが、自らのことはさておき、他人には厳しく見れるものです。「俺はこうしてきた」「俺ならばこうする」などはどうでもよくて、自らが伝えてこれなかったことに対して自覚して、その上でどうするかを講じるべきかもしれません。
永遠の課題でもある、上司と部下と中間管理職。完璧な上司など存在しません。しかしそれを諦めたら、その先に成長はありません。今が完璧でないことは多いに結構です。でも昨年より、先月より、先週より、僅か1%でも成長している自分でいたいですね。
かくいう私も会社に戻れば、中間管理職です。皆様の気持ちも無茶苦茶理解しています。世の中の中間管理職の皆様!一緒に頑張りましょう!
- 2009年9月25日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)②」
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- 2009年9月25日「廃棄物処理業の2024年問題⑨(最終回)」
- 2009年9月25日「廃棄物処理業の2024年問題⑧」
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