本日は中国地域の産廃のご支援先でした。
新たな事業立上とともに、営業強化をともに取組んでおります。しかも営業部門を新たに作り上げる中で、個人能力とともに組織的な営業体制を取組もうとするものです。
嬉しい誤算は、その営業マンの能力として将来が大きく期待できるものがドンドン見えてきていることです。営業マンの資質が開花していくでしょう。
私自身が前職8年間を通じて、商社の中でドップリと骨の髄まで営業マンであった故に、営業強化は大好きなことでもあります。他のご支援先でもゼロからつくりあげることは多いのですが、営業マンに困ることが多くあります。人員数の問題もありますが、もう一方で素質の問題です。内部抜擢の場合は特にドライバーとして人当たりも良く、セールスドライバーとして優秀な人であっても、営業マンになった途端に潰れてしまうこともあります。様々な理由がありますが、戦略的に動けなかったり、空気が読めなかったり、書類管理ができなかったり、体系的に動かなかったり・・・。勿論、営業マンとしての資質であるが故に、それでその人自身がダメというわけではなく、会社にとっては重要な戦力です。本人も慣れない中で一生懸命と取組んでもらっていると思います。ただし営業マンの資質は存在しており、「頑張る」「一生懸命」では済まない部分もあります。会社の顔となって動いていて、綻びが出たときに、本人にもお客様にも会社にも不幸せになってしまうことがあります。
真面目で、気が回って、前向きで、諦めず、体系的にモノを考えられ、素直で、勉強好きで、人から嫌われず、NOがハッキリと言えて、利益意識があって、思いやりがあって、ガッツがあって、人間的な魅力が溢れてて・・・と資質を数え上げればキリがない程です。
そのような完璧な人はいないかもしれません。しかし、誰にもたとえ僅かでも持っているこのような能力を磨いていくことも、営業マンを貫く人には目指して欲しいものです。つまり僅かな資質でもあれば、後は努力が営業マンに変えていくのかもしれません。
しかし、資質だけあっても済まされません。本人の目指すべき思いや、それを磨ける場所や育成手法があって、努力は実るのかもしれません。
昔、RIGHT STAFFという映画にて、NASAのマーキュリー計画を通して宇宙飛行士になる訓練生の物語がありました。ライトスタッフとは、「己にしかない正しい資質」を意味しており、選ばれた様々な境遇の人達が自分の道を探すものでもあります。音速の壁を破るチャックイェーガーは、生涯テストパイロットの道を選択して自らを貫きます。
適材適所と言うかもしれませんが、それぞれに違う資質を持っており、営業マン各人の育成には持っている資質が違う為に、それぞれの育て方も変わっていきます。
自社の営業マンのライトスタッフについて、もう一度見つめなおしてみては如何でしょうか。
営業に適している資質を見極めてあげて、その人に適した営業スタイルを伸ばしていって欲しいですね。
相変わらず、関係の無い話で恐縮ですが・・・
同社の犬です。会うたびに和ませてもらっています。
- 2009年10月25日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)②」
- 2009年10月25日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)①」
- 2009年10月25日「廃棄物処理業の2024年問題⑨(最終回)」
- 2009年10月25日「廃棄物処理業の2024年問題⑧」
- 2009年10月25日「廃棄物処理業の2024年問題⑦」