中四国の産廃・一廃のご支援先でした。同社では、毎年セミナー営業を開催しておりますが、今回のテーマは、「コンプライアンス強化と環境コスト30%削減」というものでした。お申込頂いた排出元企業は82名にものぼり、大盛況といっても良かったと思います。
2008年のリーマンショック以降に、各企業はコスト削減に向かうようになりました。売上と利益が下がれば固定費の圧縮が至上命題となり、これまで余裕のあった企業でさえもコスト削減のスピードが上がっていると言っても良いでしょう。その中で、環境コスト削減は大きな企業課題になっていることも確かです。
環境コストと一口で言っても様々なものがあります。廃棄物に関わるコストも環境コストですが、例えば環境リスクとなる土壌汚染やアスベストも当然該当しますし、ISO14000やEA21、そして環境報告書も然りです。しかし一番の環境コストとはエネルギーでもあるでしょう。エネルギーコストは製造業や流通業にとってもライフラインであり、事業を行っていくうえでの不可欠なバリューチェーンでもあると思います。しかし、エネルギー対策は環境であり、そのエネルギー削減が環境対策でもあるのです。3年前にCO2削減が日本でも叫ばれるようになり、CDMなどを実施する企業もありましたが、それもコストで会った為に2008年以降に取組みが縮小される企業もあった程です。CO2の削減とはエネルギーコストの削減でもあり、環境コスト削減でもあります。
この一年は廃棄物処理業は廃棄物削減業にならなければならないと訴えてきましたが、いよいよ廃棄物削減業が環境コスト削減業に取組む段階にも来ています。
それは企業、顧客が求めていることであり、そのニーズを満たすことこそビジネスではないでしょうか。廃棄物コストの10倍は使用されるエネルギーコストは、排出元にとって廃棄物を削減する以上の効果が生まれてきます。顧客思考を本当に求めるのであるならば、是非取組みをスタートして欲しいと思っております。
「我々にはできない」「難しい」ではなく、如何に取組むべきかが重要なことではないでしょうか。
日曜日は海も暖かかったですよ!波少なかったですが。。。
それでも、私のように日曜日にしか行けない人は、絶対に楽しもうと粘ってしまいます・・・
- 2010年12月13日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)②」
- 2010年12月13日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)①」
- 2010年12月13日「廃棄物処理業の2024年問題⑨(最終回)」
- 2010年12月13日「廃棄物処理業の2024年問題⑧」
- 2010年12月13日「廃棄物処理業の2024年問題⑦」