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丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2011年8月2日 9:09 PM

北関東の産廃のご支援先「廃棄物処理業の共生の在り方」

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 本日は北関東の産廃のご支援先でした。
 同社と競合対策の打合せをしていたのですが、収集運搬会社との付き合い方については課題が残ってしまいました。
 結論から申し上げれば、中間処理業者としては排出元との直取引に向かうべきことは確かなことです。収集を行わない処理屋として生き残る方法も勿論あります。しかしその際には、圧倒的な強みを持つ施設でなければなりません。国内唯一、関東唯一などの処理困難物やリサイクル手法となれば可能かもしれません。処理屋であっても、直接営業で受注して、収集運搬会社を設定した場合はその限りではありませんが、処理屋として顧客の声が聞こえなくなること、提案できなくなること、また収集運搬会社が瀬に腹は変えられなくなった時には取引が終ることさえあります。
 これは廃棄物処理業だけではなく、様々な業種が経験してきたことでもあります。卸売業が中抜きに直面をしてきて、様々な中間機能にて抱え込むことを代表されますように・・・。
 ご存知の方も多いと思いますが、弊社船井総研では創業者の船井幸雄が流通業のコンサルティングをしてきたことがスタートでもあります。当時の船井幸雄の競争戦略は「包み込みの法則」など、競合相手の商品以上で対抗するものでした。企業は勝負、戦いであったと言えるでしょう。しかし、ある出来事を境として、共存共栄型でもある非競争分野での一番化戦略と向かっていきました。独自固有の長所を磨き、力相応の一番化です。
 その後の船井総研のコンサルティングには、様々な業種にて同様の戦略が取られ、一番化企業が生まれていきました。
 廃棄物処理業も、いよいよ総合化の時代から専門特化である一番化の時代を迎えようとしております。地方での戦いは熾烈さを増していき、大手資本などの処理業者が拠点展開や大型施設化していくことは、地域業者からすると脅威以外の何者でもないかもしれません。
 独自固有の長所にて非競争分野の一番化は、「できない」「何もない」ではなく、取組まなければならない重要なテーマでもあると思います。
 廃棄物分野において非競争分野が無いとお考えの方も多いと思いますが、非競争分野はまだまだ多く存在しているものです。ターゲッティングだけでも、新たな産業が生まれるだけでもそれだけ存在していきますし、個人の市場も法改正とともに拡がることもあるでしょう。それは廃棄物処理業の顧客では無いと思っていたゾーンもそれに該当するでしょう。更に商品を持つことで、それは増やすことも可能です。商品といっても商社やブローカーにはならず、既成概念を捨てたビジネスモデル型商品ならば独自固有化は可能となることでしょう。
 目指すべきは共生モデルとするならば、独自固有化に向かわなければなりません。共生とは近隣仲良く、談合などに向かうことではなく、「皆殺し」「徹底的に痛めつける」競争マーケティングから離れていく方法論でもあります。皆が独自固有であること、限定されたモノ縮小していくモノに突っ込み続けないことも共生のひとつでもあるでしょう。
 新たな共生の在り方を是非、模索してほしいと思います。
日曜日の夜に1人で久々に近所の家系に行ってきました。たまーに食いたくなるのですよね。。。
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ご支援先にお昼に、トンテキ専門店に連れて行っていただきました!私も大好きな労働者系の味です
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久々に近所の餃子食い放題の店に日曜日の夜に1人で行きました。今回もラーメン+ライス&餃子&唐揚げ食い放題です。美味いけど、胃が・・・後悔・・・。
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