本日は東海の産廃のご支援先でした。トップと来期の計画を立てていた際に、改めて必要な人材のイメージがついてきました。欲しい人材と採れる人材は違いますが、しかし求める人材像を明確にすることは重要です。
求める人材が、ただなんとなく「優秀な人」というわけでは話になりません。しかし一方で、「経理部長」クラスや「営業部長」となる場合は難易度があるでしょう。その各企業での重要なポジションであるならば、優秀だからこそ外に出ません。会社は手放すこともしないでしょう。信用できる人だからこそ任せていると思います。
トップの奥さんが経理を担当している所謂「奥様経理」の場合、売上規模が大きくなると限界が来てしまいます。5億円が10億円になれば、当然倍以上の工数になっているでしょう。財務戦略も重要な会社にとって重要な位置づけとなり、必要なノウハウや能力と経験まで必要になります。
営業部門で管理職候補を採るならば、勿論営業マンとしての素晴らしい能力があり、それでいながらもマネジメントができる人物となるでしょう。しかし、その求める能力を定量的に見ることもできず、「なんとなく」「多分」「恐らく」と期待を込めて見ているのではないでしょうか。
会社としては、成長のスピードに社内体制を合わせなければ、崩壊の綻びにもなりかねません。つまり、成長をするつもりならば、それに合わせた人の準備もなければなりません。
上記のように営業部長や経理部長クラスを採用したいならば、「出来上がった人」を採るのではなく、その素質を持った人を採用して、自社で育てる以外はありません。だから、人材採用の計画とは短期的に捉えられないのです。
人がいなくなってからの採用では、上手い採用ができません。その募集の中で、「オビ、タスキ」であっても採らざるを得なくなってしまいます。それが結果として退職ということになれば、無駄な賃金を払い続けてきたことと同じでしょう。
人を採るということを怖がる経営者の方は多いものです。人を採ると当然固定費が上がり、もし売上や利益が下がった時に、皆を守ることができるかと不安になるようです。
慎重なことは大事ですが、会社の縮小を目指すならばともかく、ある一定規模を持ち今後も戦っていくつもりならば、3~5年先の組織を考えて必要な人物像を持たなければなりません。
来年度の計画を立てる際に、是非、人材計画も盛り込んでください。
大阪です!泊まりの際には、いつも、いつも素敵な店に連れていって頂くのですが、今回は私の大好きな鉄板焼きでした。私も関西人ですが、やはりディープな大阪はおもろい!
ジャンクな味付けというのでしょうか?そういった焼き物、ホルモンをつまみ、ビールを飲むと幸せですねー
- 2011年11月17日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)②」
- 2011年11月17日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)①」
- 2011年11月17日「廃棄物処理業の2024年問題⑨(最終回)」
- 2011年11月17日「廃棄物処理業の2024年問題⑧」
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