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丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2009年4月11日 8:30 PM

中四国のご支援先「仕掛」

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本日は一般廃棄物、産業廃棄物のご支援先でした。
 先日、立ち上げた事業が上手くスタートしていき、受注から初期投資が回収できたことに、ひとまずは安心です。しかし、ここからが大事ですよね。大きく儲けて頂く為に、まだまだ仕掛の手を緩めてはなりません。
 仕掛という言葉が、簡単に使われることは多いのですが、では一体「仕掛」とは何なのでしょう。
大辞林では
1)他人に対して、自分の方から積極的に動作・作用を向ける。攻勢に出る。
「喧嘩(けんか)を―・ける」「うしをくひてゐるきやくにはなしを―・ける/安愚楽鍋(魯文)」
(2)装置を取り付ける。また、装置をセットする。しかけをする。
「目覚まし時計を―・ける」「わなを―・ける」
(3)し始める。また、ある動作を始めてその途中である。
「挨拶を―・けて気付いた」
(4)煮たきするために、鍋(なべ)・釜(かま)などを火にかける。また、その準備をしておく。
「ご飯を―・ける」「是からおかゆを―・けう/浄瑠璃・先代萩」
(5)浴びせる。注ぎかける。ひっかける。
「烏のとびて通りけるがゑどを―・けけるを/宇治拾遺 2」
(6)押し寄せる。押しかける。
「今夜は何でも家へ―・けて、引つ剥いで行かにやあなりませぬのさ/歌舞伎・都鳥
 ここで一番近いものは、(1)と思われますが、自分から他人(顧客)に対して積極的に動作をすることであると思われます。
 その積極的攻勢とは、当然待っていることではなく、(2)のように装置をセットして終わりではありません。状況は日々変化していき、その度にいつも攻勢方法をリニューアルしていくことではないでしょうか。
 私が仕掛について常に思うことは、新しく開発したノウハウもいつかは盗まれるものと思い、それを上回る方策をいつも出し続けなければならないと思っています。
 十年一昔と昔は言いましたが、今は一年一昔。早い経済環境の変化は、昔の成功事例も直ぐに陳腐化していきます。
 廃棄物処理業も同様であり、常に仕掛ですよね!