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丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2009年8月4日 8:02 AM

北関東の産廃・スクラップご支援先「営業マンの適正」

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 本日は、北関東の産廃・スクラップを扱っているご支援先の営業戦略会議として、メンバーが我が丸の内オフィスに来て頂きました。気分もawayに取組んでもらい、いつもの雰囲気からギアチェンジをして学んで頂くことが狙いです。自らの工場にいれば、現場や運搬に駆り出されたり、電話が取り次がれたり、学ぶことよりも日常が優先されてしまうからです。
 各社の営業マンに会っていつも思うことは、そのメンバーの資質と環境ということです。
 営業職という仕事には、一種の向き不向きがあります。入社の経緯などもありますが、新卒ではとにかく営業職としての間口が多いことからも、その職に向き不向き関わらず一旦は営業からスタートすることも多いようです。しかし、営業に向いていない人がいることは確かです。向いていない人間を否定することではなく、営業には向いていないがこの能力があるのではと別の能力を見つけることが会社の役目でもあります。つい廃棄物処理業界では、「営業に向いていないから現場に行け」「辞めろ」となってしまうこともあるようですが、それをやっていたらいつまでも会社は成長ができないでしょう。ひとつができないことで全人格を否定することはなく、これは管理職でも当てはまる話ではありますよね。
 そしてその資質を開花させることが環境というものです。資質がなければ始まらないとしても、資質があっても始まらないことが沢山あります。
 人と会うのが好き、へこたれない、物怖じしない、空気が読める、頭の回転が速い、折衝能力がある、行動力がある・・・まだまだ必要能力はありますが、その能力の使い方、引き出し方、テクニック、そして営業ができる環境、先輩となるモデル社員、指導者、そして社風・・・等々これらが環境かもしれません。
 弊社代表の小山が、よくこの人が育ち伸びる環境について話をしたことがありましたが、例え話として現楽天イーグルス監督の野村克也氏長男のカツノリ氏と元ヤクルトスワローズの元監督である古田敦也氏を例に出しました。古田氏はいわずと知れた当時球界を代表する名捕手であり、若手時代に当時監督であった野村克也氏に徹底的にID野球をしこまれました。一方でカツノリ氏は、七光りと言われながらも父親の監督する球団を転々としながら、花開くことなく野球人生を終えたわけです。
 才能はカツノリ氏にもあった筈です。そして親が名捕手ということで、気持ひとつで学ぶこともできた筈です。しかし、本当に成長する環境があったのでしょうか。一方の古田氏も、プロ野球に入るからには才能もあったのですが、ドラフトトップというわけではなく、眼鏡のキャッチャーとしてマイナス要素ばかり指摘されていました。しかし球団内に伸びる環境が存在していたのですね。これは社風や周囲が作り出していたのかもしれません。
 営業マンの育成に悩まれている方は、もう一度その環境について突き詰めて考え直して欲しいですね。

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