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丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2009年8月13日 11:51 PM

北関東の産廃・解体のご支援先「同族経営」

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 本日は北関東の産廃・解体のご支援先でした。
 同社も多くの廃棄物処理業同様に同族経営です。幹部の皆様に集まって頂き、打合せを行なっていたのですが、気付くと同族の人しかいないことに気付きました。
 同族については良い点もあれば悪い点もありと、様々な立場のそれぞれの見方と捉え方によって変わっていきます。身内であることで、退職の心配も薄い、家族であることで信用がある、そして命を掛けてくれる。一方で社内では色眼鏡で見がちになり、その人本来の能力に関わらず、厳しい評価になってしまいます。そして昇格の限界も感じてしまいます。
 しかし様々な企業と見ていると、同族という色眼鏡だけで見てはいけないこともわかってきます。
 同社での場合は、優秀な人がたまたま同族であったという程です。それぞれが恐らく社内で一番優秀だと言える程です。
 最近の事業承継の悩みにおいて、ご支援先でも息子には継がせないとキッパリ言い切る社長も増えています。
・自分と同じ苦労をさせたくない
・道を選ばせてあげたい
・業界がこれから先も安定期ならばともかく、これからの時期には苦労が見えている
・経営能力はない。株主としてだけ生きていった方が会社も本人も幸せ
等々の考えのようです。
経営と資本の分離ということも根付きつつありますね。
 しかしフラットに考えて、もし本人が能力も高く、社内でもダントツの能力、そして何よりも会社を愛していれば、同族、自分の息子という色眼鏡を捨てるべきかもしれません。
 ケースバイケースですが、やはりトップの器、経営側の器というものは一種独特のものであり、それ次第では同族だって全く悪いものではありません。

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