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丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2009年9月12日 10:17 PM

関東の産廃のご支援先「若きリーダーシップ」

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 本日は関東の産廃のご支援先でした。
 同社での20代管理職と話をしていて感じたこと。それは管理者としての能力は、持って生まれたものなのかというものです。
 その方は一言で言えば骨があり、若さなどは全く関係なく、誰に学ぶでもなく組織をまとめることや、人を動かすことのポイントを知りえていました。そして勿論、実践もできていたわけです。
 管理職1年生(1歳とも言いますが)という言葉があり、小学校1年生同様に最初の課題である、伝える力の壁などにぶつかっていきます。それが高学年である4年生(4年目)や6年生(6年目)になれば人を動かす壁にあたり、そして中学1年生になれば次の壁となる更に大きくなった組織の動かし方に頭を悩ますものです。
 つまり、ある一定までは年度が上がれば成長はしていくものです。しかしこれは先輩がいることが前提でもあります。出会えた先輩、これが管理者としての良いモデルがいることが、その成長度合いを変えてもしまいます。たまたま出会えても、その先輩の良さがわからなかったり、真似をしようとしなければその出会いも無駄なものになってしまいます。
 つまり、管理者の成長には良いモデルが社内にいることは最短の道でもあるのです。しかし稀にあることが、突然変異ではありませんが、そのモデルがなくても自らで管理者のルール化が組み上げられているケースがあります。
 それが、リーダーシップを持って生まれてきた人かもしれません。これまでも数多くの管理職者にはお会いしてきましたが、稀にこういったケースの方がいます。それは育った人生と周囲の環境がそうしたことではあると思います。
 予てから管理者についてお伝えしているのは、得手不得手というものでもあります。世の中全てが管理者に向いているわけではなく、サポートにて力を発揮する人もいますし、技術面で力を発揮する人もいます。だから、管理者として不得手であっても、人間として、そして社員として否定されていることではないことを理解して貰いたいと思っています。野球が得意な人、マンガが得意な人など違いがあるように、不得手ということはあると思います。野球選手の名プレーヤーが名監督にならないことも同様ですね。
 その不得手な人に、何とか育って欲しいと願う経営者の思いも理解できますが、それは双方を苦しめることにもなりがちです。結果、会社にとって重要な資産である人材が辞めてしまうようなことが無いようにはして欲しいですね。
 ただし、自らを不得手と諦めることはして欲しくありません。勉強もチャレンジもせずに、逃げることは止めてください。全ての人に管理者になれるチャンスはありません。だからこそ、その与えられたチャンスは最大限活かそうとすることが、自らを必ず成長させてくれるのではないでしょうか。
 こんな私も管理職5年生です。私も「持って生まれた」タイプでないが故に、壁だらけの日々勉強の毎日で、いつもメンバーに気付かされております。たくさん、メンバーにも苦労させてきて、そして沢山助けられてもきました。正直言って、モデルとなる管理職ではないと思います。しかし頂いたチャンスでもあり、壁もいつか越えられるようになると信じて勉強の毎日です。幸い、これまでの社会人人生にて私の上司となった人はタイプの違いはあれど、素晴らしいモデルにあふれています。そして現在も目指したい管理職像が社内にはたくさんおります。これまでの上司に報いる為にも、少しでもメンバーにとって何かを伝えられる人間にはなりたいと思います。だから折角知り合うことができたメンバーが育ってくれること、価値観や仕事感が変わってくれること、また新たな管理者になってくれることが幸せでもあります。
越えた壁の分だけ成長できることは素晴らしいことですね!

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