本日は関東の産廃のご支援先でした。
同社では新たな出店計画を仕掛けています。ドミナント戦略を実行しようとしており、大規模な施設展開に行くことなく近隣商圏を圧倒的なシェアにて抑えていこうとしております。
ドミナント戦略は、不況期のマーケティング戦略として、その有効性の高さが認められております。チェーンストアなどの小売業での出店計画においては過去から行なわれている手法であり、商圏を重ねて出店していき徹底的なシェア戦略をとっていきます。 商圏が重なることから出店前段階より顧客獲得の準備をし易く、そして認知度も高いことから動き易くもあります。結果として、オープン時よりも黒字化は容易くなっていきます。そして、また次の隣接した商圏に向うという流れです。
再生資源業では、ヤード出店がドミナント戦略を知らずととられていたことが多いものです。戦い易かったからこそ、自然とそのように出店がとられていったのでしょう。
しかし廃棄物処理業においては、施設に関しては条件が揃わない限り作ることができません。自らが出て行きたいエリアがあっても思い通りにも行かず、そしてまた時間というものも経ってしまいます。
では、廃棄物処理業のドミナント戦略とは、如何に捉えるべきかということになります。
施設が新たに出せることは勿論ベストなものの、施設だけではなく営業所型の出店も増えております。また自社だけでなく、近隣の他社施設との連携も増えております。
装置産業且つその業の特殊性故にドミナントの難易度は持っておりますが、そこで諦めることなく、どうすればドミナント戦略を組めるかを考えていくことも必要ですね。
全く関係の無い話で恐縮ですが・・・
前日にまたしても、新たな常点観測画像をアップし忘れておりました。
ひょっとしたら・・・しつこいですか?
- 2009年9月29日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)②」
- 2009年9月29日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)①」
- 2009年9月29日「廃棄物処理業の2024年問題⑨(最終回)」
- 2009年9月29日「廃棄物処理業の2024年問題⑧」
- 2009年9月29日「廃棄物処理業の2024年問題⑦」