本日は北関東の産廃・鉄スクラップのご支援先でした。
本日、各部署の責任者との会議にて、予算実績管理を行なっていた折に感じたことが経費管理についてです。
同社では独立採算を行なっていますが、当月の経費の読み方が各人に温度差がありました。年度内の売上と経費の予算を確定させる折に、どれだけ突き詰めて考えてきたかが結果として現れてくると言って良いのではないでしょうか。各人が必死で考え続けてくれましたが、その精度が考えた時間に比例しているかもしれません。
経費を結果論で見ると、そこに改善の余地が少なくなってしまいます。よく他社でも見られる光景は、経費管理をしていても、その結果論についてトップから部門責任者が詰められている風景です。そして、その遣り取りがしどろもどろになっていることで、更にトップをイライラさせていることも拝見します。
予算においての経費の考えは、その売上や利益がいくことの前提として経費枠が会社から承認されているものです。つまり売上や利益がいかない場合は、経費を常に意識して改善させなければ当然、マイナス利益幅が膨らんでしまいます。
もちろん、未来に掛かる不本意な出費が予想され難いことは理解できますが、しかし過去を分析して未来を予測することが予算でもあります。
そしてまた、単月の一喜一憂で終わらず年度の累計で見ることを忘れないことです。経理上の発生主義か現金主義についての計上手法によって、売掛と買掛に関する相手との取り決め等の理由によって本来の事業赤字が単月で見れないこともあります。
それ故、常に年度中の累計数値に意識を持っていって欲しいと思います。
将来への投資は不可欠です。しかし、思いつきや結果での投資にならず、計画的な経費管理を意識して欲しいと思います。
- 2009年10月12日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)②」
- 2009年10月12日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)①」
- 2009年10月12日「廃棄物処理業の2024年問題⑨(最終回)」
- 2009年10月12日「廃棄物処理業の2024年問題⑧」
- 2009年10月12日「廃棄物処理業の2024年問題⑦」