丸の内で働く産廃マンのブログ|産廃WEB|船井総研

丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2009年10月15日 1:35 AM

北関東の一廃・産廃のご支援先「商品メニュー」

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 本日は北関東の一廃・産廃のご支援先でした。
 
 同社では、新たな事業立上の為に、商品設定をトップとともに行い、喧々諤々しながらも徹底的に根拠をつくり込んでいました。
 商品メニューの考えは、これまでもセミナーなどを通じても皆様にお伝えしてきました。
 売上の方程式が幾つかあるなかで、売上=客数x客単価というものがあります。客数を増やすということは、新規開拓などにて顧客を増やすことです。そして客単価とは値上げをすることではなく、顧客に販売する商品メニューを増やすことです。
 しかしこの商品メニューとする考えが、廃棄物処理業には難しいものです。品目を増やすということではなく、また「うちは何でも処理できます」というものでもありません。品目はメニューではなく、種類でしかありません。また、「うちは何でも」はかえって絞込みができないことで顧客への「売り」を薄くさせます。
 では、何を持って商品メニューとすることができるのでしょうか。
 考え方として、①現在取り扱い商品の川上や川下に位置するもの②顧客を中心に考えて、その顧客筋が喜ぶもの などがあります。
 ①に関しては、例えば産業廃棄物がメインの人が、川上にある住宅販売や不動産を始めたり解体工事をすることもあり、また一方で清掃業務やメンテナンス業務をすることもあります。②では今の顧客が工場系ならば、昨年ならばco2関連商品を扱うこともあります。
 つまり、何かしろの形で現業と絡み合うことが商品つくりであり、そして顧客を中心に考えていることではないでしょうか。それが自社は出来る出来ないではなく、顧客は何を求めているかが重要なこととなります。
 各社ともに商品つくりを是非再考して欲しいと思います。