丸の内で働く産廃マンのブログ|産廃WEB|船井総研

丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2010年1月1日 7:43 PM

新年!おめでとうございます!「今年も産廃が熱い!」

未分類

新年明けましておめでとうございます!
 今年も昨年に続き、産廃業界は大きなうねりに巻き込まれそうです。不況という言葉では、もはや片付けられないような業界変換に来ているのではないでしょうか。
 昨年の終盤に増えてきた案件が、まさしく経営戦略の見直しについてです。危機感が先を読む企業程更に生れており、業界環境の将来予測も厳しく見ている現状です。
 市場(マーケット)が減るということは確かに恐ろしいことであり、「ゼロにはならない」と慰めを言い合っているよりも、減ったマーケットの大きさだけ自社収益もその掛け率で減ることを理解しなければなりません。もちろん、ゼロにならないマーケットにて自社の中長期的に生き残る戦略さえ決まれば良いだけです。逆を返せば、営業を強化してなどの漠然とした「頑張ります」型では済まされなくなっていると言って良いのではないでしょうか。
 市場が未成熟であったこれまでは、自社の本当の実力でなくても業績が伸びていました。もちろん、それよりも一歩先に行く企業は更に伸びやすかったと言っても良いかもしれません。
 しかし今、業界が未成熟の内にパイ(需要)減少となる異常期に突入しており、単なる一歩二歩先に進むだけでは済まされないのではないでしょうか。先を進むことは差別化ではあったのですが、現状の市況で言えば圧倒的な差別化要素になり難くなっています。
 視点はこれまでの「産廃」と呼ぶ世界から脱皮することではないのでしょうか。脱産廃はこれまでも唱えてきましたが、廃棄物を扱うことを止めるのではなく、廃棄物の処理とする仕事の観点を外してしまうことであると思っています。漠然としてよく解らないかもしれませんので具体的に申し上げますと、単なるリサイクル業ではなく、処理をすることから削減させることに移行していかなければならないのではないでしょうか。
 廃棄物削減業として、自らのこれまでを打ち消すことが始まりかもしれません。削減させることは市場減少の要素かと言えば、それも確かなのですが、自社がやらなくても排出元もまた競合となる異業種を含めた誰かがしてしまうことでもあります。
 新年でもありますが、敢えて激動の一年になりそうな今年を、自らのギアチェンジにて進めて欲しいと思います。
全く関係の無い写真ですが愛犬ルナ(♀)です。
F1000015ルナ.jpg
年末年始の休みは、ほぼ毎日散歩に連れていっています。普段は夜中と早朝にしか会わないので、このような休みの時は貴重ですね。
F1000018ルナ.jpg
夜中1時過ぎに帰ってきても、唯一起きてきてくれて、一緒に遊んでいます。ソファで3時頃まで仕事をしていると最初は横で寝だすのですが、長引くと迷惑そうにフラフラと小屋に帰っていきます。
というわけで、年末年始のルナでした。
F1000013ルナ.jpg