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丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2010年9月30日 7:42 AM

中四国の産廃・一廃のご支援先「資源品争奪戦」

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 本日は中四国の産廃・一廃のご支援先でした。
 その折に、資源品についての話になりました。今後廃棄物・再生資源業界は業界の垣根を越えて、ボーダレスとなり、そのキーとなるのは資源品であると思っています。
 廃棄物が事後処理型ビジネスであり、この先は削減に続き、未然防止型に向かっていくことが想定されます。その過程において大きなポイントは資源にあります。廃棄物がリサイクル発想に向かって久しいですが、そのリサイクル発想には資源としての発想が根底にありながら、強引な資源の発想が多かったと思います。「リサイクルで再度資源として使えるならばこの品質でも価格でも別に良いだろう」としたところではなかったでしょうか。その資源を追いかける姿は否定しませんが、一方で本当の資源も混じっています。無理なリサイクル発想ではなく出口発想にある資源品とは、その資源を求めている人達が多く待っていることでしょう。特に資源の少ない国の日本にとっては・・・
 長く、廃棄物処理業と再生資源業はその境界線を持っていたと思います。互いの権益や領海を守りながら、そして仕事については持ちつ持たれつの関係であったとも思います。しかし資源へのニーズが高まってきた今となっては、それだけを追い続けられなくなってきています。
 一方で国内産業界の市場は縮小されつつあります。住宅建設は落ち続け、また製造品出荷額も落ち続けています。人口減少の国においては当然かもしれません。そうなれば産業界からだけでは廃棄物も減り続けるに加え、資源を確保することもできなくなることでしょう。鉄非鉄スクラップ業界も古紙業界も発生量減少は肌身に感じています。それでもその市場にて確保する為に、戦い続けていますが、その市場に廃棄物業界も動いているのが現状ではないでしょうか。そして今、限られたパイだけでなく、個人からの資源争奪戦も始まりました。
 個人からは廃掃法や集団回収の状況からも、また効率性からも敬遠されていましたが、個人市場に対しての資源回収も注目が高まっています。
 法的に課題もありますが無料回収所も然り、行政の見解が分かれる不用品回収も然り、そして現在のエコステーションもそうかもしれません。
 パイは結果として変わっていないのですが、市場のニーズがそれ求め、それを供給できる人がビジネス化できていることも確かです。例えばエコステーションなどでは、導入によって流通業などでの集客力も高まり効果を上げています。顧客との関係強化の為にも有効な武器になっているわけですね。折りしも行政回収の有料化や資源品排出ルールも細分化していった結果として、その行政サービスにおける不便さを解消するニーズ対応商品でもあるかもしれません。
 中国のレアアースの輸出制限からも見えるように、資源輸入大国の日本は益々そのすぐそこにある危機に対して、資源確保に動かなければなりません。雑品などで輸出される前に早急に仕組を作らなければならない状況になっているのでしょう。
 これから廃棄物処理業が資源品に如何に取組むかは、待ったなしの重要戦略にもなってくるのでしょう。
 
無茶苦茶美味いカレーうどんがあるとのことで連れていって頂きました。
本当に美味かったです!癖になる味です。
F1000004カレーうどん.jpg
その日の晩に羽田に着いて、スタ丼が食べたくなって食べにいったら、何故かスタカレーを食べてしまい、翌日も昼についついゴーゴーカレーに行ってしまいました。カレーの連チャンです。
そう言えば、学生時代にバックパッカーの真似事にて1ヶ月程行っていた時は毎日カレーを食べ続けました。。。
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