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丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2010年10月5日 7:47 PM

関東の産廃のご支援先「処理施設の陳腐化」

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 本日は関東の産廃のご支援先でした。その際にトップと、また営業マンとも偶然に処理施設の行く末の話になりました。今の施設の差別化要素の薄さとともに、また今後差別化可能な施設があるかということです。
 我々もこういった業務をしていると、処理施設の売り物件などの所謂M&Aなどの話が多数舞い込んできます。多くは売り難いものも多く、売り手側のこれまでの投資額に見合わないものや、また買い手側にしてみるとそれによる投資回収が合わないものも多いものです。売り手側は特にその許可取得までの苦労が、その価値に対して納得いかないケースもあるのですが・・・。
 そもそも廃棄物処理業の弱点として、その許可取得における「絶対」がないことかもしれません。お金さえあれば施設ができるものではなく、もちろん情熱や執念だけあっても作れるものでもありません。様々な利害関係者の環境が上手くかみあった折に出来上がっていくものでしょう。
 しかし、それだけ苦労して出来上がる施設も必ず陳腐化していきます。事業検討から具体的行動へと動かし始めた際には最新のモデルであり時流であることが、その出来上がるまでの期間が5年や場合によって10年も掛かることによって、時流から外れていく結果にもなっていきます。つまり最新処理設備と言われても、実は技術的には5年以上前にもなってもしまいます。
 圧倒的差別化が可能な設備があれば、今後の廃棄物ビジネスにおいて有利なことはわかっていますが、その差別化の要素を技術に求めるとなれば難易度が上がることは当然でもあります。安定した実績が無い場合も多く、立上リスクとも戦わなければなりません。しかしそれでも取組まなければならないところが、廃棄物処理業にとって痛し痒しの事実でもあります。
 だからこそソフト力の強化に入らなければならないのでしょう。
 ソフトに磨きを掛けていき、仕組であったり人であったり、そしてそれが一番の差別化になることを具体的成長方向のビジネスに乗せていくしかないのでしょう。それが廃棄物処理業のこれから取組む重要な方向性のひとつになってくると思います。
 予てからお伝えしてきましたが、脱施設(ハード)思想に今一度切り替えてみてください。
日曜日の海です。だいぶん秋らしくなり、空いてきました。。。
昼間には海に入ったのですが、どフラットでガッカリでした。。。
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久々に五反田事務所にて、ご支援先の部門責任者会議をしたのですが、その帰りに雑誌などで有名なハンバーグ屋に行きました。ほんっとーに美味かったです!
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