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丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2010年10月12日 6:59 PM

東北の産廃のご支援先「廃棄物処理業の営業管理職者らしさ」

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 本日は東北の産廃のご支援先でした。
 同社では営業組織を新たに組み直し、再構築をしております。組織営業への変革です。多くの廃棄物処理業同様に営業管理職者は営業マンとしての能力であったり、過去の功績などによる昇格型でした。営業管理職としての能力を求めた結果というよりは、まだまだ勉強中と言えば良いのでしょうか。
 廃棄物処理業の多くにおいて、本当の営業部長が少ないのも確かです。それも理由としては、営業組織が未成熟であったことも確かでしょう。成長期の過程において、管理職は模索しながら作られることが多いものです。成長しきった大手企業などでは、優秀な素材も入りモデル的な管理職が生まれ、そしてそれに学ぶ管理職予備軍が育っていくことがサイクルにもなっていきます。つまり、卵か鶏ではありませんが、良い管理職がいることが良い管理職を生み出す条件にもなっていきます。そうなればしかし、どうやって良い管理職を作っていくかにもなっていきます。
 本屋に行けば、リーダーシップの本はごまんとあります。そして営業管理職の本についても同様です。そこに書かれていることは大方似通っていますが、それを否定するつもりもなく、勿論その通りであることも多く、実践していくべきだと思います。しかし人には持って生まれた能力があり、そして与えられた環境も多く違うものです。顧客層も然り、部下の性格も数も違い、そして何よりも更にもうひとつ上の上司や経営者も違ってくるでしょう。それをひとつのリーダーシップ論でまとめることは難しいとも思います。
 ひとつ言えることとして、真の営業管理職とは役割と責任を実行できる人ではないかと思います。その役割や責任が多岐に渡ることも多いと思いますが、数値的、指導育成、経営サポート、他部署との連携、顧客対応 等々。全てのどれかが欠けることもないでしょう。
 実は多くの廃棄物処理業の経営者が気付いていることなのですが、営業マンとしての能力が高い結果として職位として与えた営業トップの座は、殆ど向いていないケースが多いものです。しかし、願いも込めて、対外的にも営業部長などの職位を与えているケースがあります。もちろん、個性の強い営業マンをまとめるならば、営業部員からの尊敬も集めなければならないことも多く、マネジメント力だけでも成り立たないことも理解できます。この場合の仮免許部長(課長)はどのように処遇していくか困っているものです。答としては、仮免許は本免許を与える期間を短く区切ることであり、その間の足りない能力を経営陣が担い責任を持つことでしょう。口を出さないとすることもその当人を動きやすくさせることで、必要かもしれません。しかし、口で「任せている」は格好良く聞こえるものの、会社をそしてその下にいる人達に悪影響を及ぼすことがある場合もあり、その責任は「仮免許」だからでは済まされなくなってしまいます。
 一方で任された、トップ営業マン型部長は営業マンであった場合の方が能力を発揮する場合だってあり、無理に期待させて責任をつけることがその特性を殺してしまう場合だってあります。会社にとっての幸せ、本人にとっての幸せ、それを鑑みて能力を見極めて欲しいと思います。
 これはもちろん営業管理者だけの話ではなく、その他の管理職にも言えることではありますが、管理職として向いていなくても、人間として、自社の社員として悪いのではありません。営業マンとしても輝いて、ドライバーとして輝いて、技術者として輝いていれば良いのではないでしょうか。
 良い人を仕入れようとすればする程、その管理者の育成を急いで欲しいと思います。
日曜日は暖かかったですね!
夏日でした!
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先日、久々にマラサダとスパムむすびを食べました!
ハワイを思い出しますね!!
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