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丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2010年12月17日 8:25 AM

廃棄物ビジネス新世代経営者研究会「2011年度の廃棄物処理業」

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 私が主催している、廃棄物ビジネス新世代経営者研究会でした。暮れは毎年恒例となっているのですが、弊社代表取締役会長の小山政彦を、また弊社環境ビジネスコンサルティングの責任者である執行役員の菊池功の特別講演を講座に入れてあります。
 小山が世界的なマクロの方向性、そして菊池が廃棄物・再生資源業の方向性についてまとめてくれました。
 改めて外部環境の方向性を見ていけば多くの人が考えてます通り、以下のことが想定されていきます。
【想定される外部環境】
●自治体は経営危機となり、公共事業も想定できなくなっていく
●自治体の一般廃棄物処理価格は上がり続けていく
●一般廃棄物の有料化は拡大していく
●一般廃棄物の部分的産業廃棄物化
●廃棄物の資源化
●廃棄物の自社処理化は増えていく
●廃棄物は減少し続ける
●廃棄物・再生資源業は食い合いとなり、境界がなくなっている
●業界は群雄割拠となり、下克上となり戦国時代へ突入
 これまでも当ブログやセミナーでもお伝えさせて頂きましたが、業界を取り巻く外部環境は更に厳しい
ものへと向かっております。廃棄物減少、価格の下落、そして廃棄物・再生資源業界のボーダレス化は来年度も益々進んでいくことでしょう。
 つまり、新たな取り組みなしでは本当に厳しくなっていきます。これまで通りの延長には衰退にしか向かわず、じわりじわりと苦しめられていくことになるでしょう。急激な悪化にならないことが一番恐ろしいことであり、気が付いた時に体力を奪われていたともなってしまいます。特に怖いことは、過去の成長要因にしがみついている時です。時代の転換点は、その過去のビジネスモデルを否定することからがスタートであり、そしてそれができた人が成功しています。
 厳しい時代であっても毎日の忙しさは変わらないことでしょう。しかし忙しくしていても儲からないことが想定されているからこそ、どんなに忙しくても将来の為に一刻も早く取組んで欲しいと思います。
 緊急でない重要なこと!是非今こそ!
【廃棄物・再生資源業の今後の考え方】
1.リサイクルはもう古い!
2.廃棄物を運んではいけない!    
3.排出元企業の自社処理(現地処理)の業務請負を積極的に展開すべき!
4.廃棄物量を減らす提案、及び、コスト削減提案をしなければ生き残れない!
5.本当の意味の「リデュース&リユース&リサイクル」が必要
6.実は、まだまだ、莫大なマーケットが眠っている!
7.(出来る範囲で)積極的に業界の枠を越えていく!
8.廃棄物・資源物業界の周辺にある「潜在需要のある新規マーケット」を狙う!
9.“業界”の枠を越えて、新しい“業態”作りにチャレンジする!
10.時代の転換点では、過去のビジネスモデルを否定できた企業が成長できる!
日曜日は、ちょっとだけ波が良く遊べました!
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