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丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2011年3月9日 8:01 PM

関西の再生資源業「廃棄物削減業」

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 関西の再生資源業でした。新たに廃棄物削減業として、資源品獲得強化に進んでいきます。
 ここ暫く、ひとつのテーマとして廃棄物削減業に取組んで頂くご支援先は増えております。廃棄物処理業の行く先は、削減業になることが本質でもいえると思います。しかし、廃棄物削減業の後は環境コスト削減業になるのですが、業態転換に関しては単純に行かず、また時流に合わせていけば、変化のステップもあるものです。そのひとつのテーマとしては、廃棄物を減らすことの方法論として、如何に資源化するかともあります。
 先般、廃棄物処理業経営者セミナーを2月21日に東京会場として弊社五反田オフィス、3月8日に大阪会場として弊社大阪淀屋橋セミナープレイスで開催してきました。40名を超える廃棄物処理業の方にお越し頂き、業界の方向性について将来を真剣に捉え取組む皆様の熱を多く感じてきました。今回のテーマは廃棄物削減業ですが、終了後のアンケートを見ていると取組む手法やステップはバラバラであったかもしれません。
 今回ご提案の「廃棄物削減業」は業態転換でありますが、施設などの投資を掛けるものではありませんが、しかし最も大きな転換として、心の転換があるかもしれません。心から本質を見極め、廃棄物を扱うにあたっていく先々は何にならなければいけないかを理解しようとしなければ、進められないでしょう。ついつい自社の施設、自社の儲けを最優先してしまい、顧客のメリット追及を疎かになりがちです。特に現在のように、価格競争に陥りがちな現在では、一番愚かなことである「値引き」に嵌りがちとなってしまいます。それが市場の縮小に繋がることは明確なのですが、自社だけ、今だけを考えてしまうとこのような値引き合戦を生み出してしまいがちです。
 廃棄物削減も市場を縮小させるかと言えば、これは違っており、本質に戻すだけの話です。現在の廃棄物処理は、過去に人間が作り出した大量生産大量消費型の、製品や手法を処理する為の過去の清算型であり、事後処理発想とも言えます。しかし事後処理は終わりを迎えようとしており、現に大手排出元ほど如何に減らすかを考え、更に未然防止に向かおうとしております。これが時流であり、過去の成功してきた手法や意識は得てして邪魔になりがちで、時流に合わせたビジネス転換は一方で新市場を生み出していくものです。
 過去の延長にはない、廃棄物処理業の行く先が廃棄物削減業となります。是非、心の転換から始め、本質を捉えられることから始めて頂きたいですね。
日曜日の海は、朝は穏やかだったのですが、午後から強いオンショアに!グチャグチャになってしまいました・・・
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