本日は中部の産廃・一廃のご支援先でした。同社では、最強の廃棄物営業部隊をつくるとしてご支援を数年間行っております。三歩進んで二歩戻るというか、退職する社員と一方で強力な戦力の加入、資源高とリーマンショック、排出元の嗜好の変化、大手の進出と管理会社の参入、時代とともに様々なことがあります。しかし、社内の誰もが理解していることは、確実に成長していることです。数年前では無かった会話が営業部隊でも拡がっており、提案のレベルも営業の仕方も武器も変わっているのです。そして勿論、実績が明確に上がっていることでしょう。その一番の原因は、営業部隊の戦意が上がっていることですね。
どこにも負けない営業部隊、真剣に廃棄物処理業の今後の展開を進める全ての企業が目指しているテーマでもあると思います。予てからお伝えしていますとおり、機械の能力は圧倒的な差別化要素にはならなくなっています。その時点での最新のものも、許認可取得の時間により時流も変わり、陳腐化は已む無きものでもあります。ソフト力を上げることが企業発展の原点でもあり、そのうえで戦略が組まれることでビジョン実現にも近付いていくものでしょう。
最強の営業部隊とは目指す姿勢であり、何をもって最強かと言える定量的なものはないのでしょう。永遠の目標かもしれません。トップが思うことは、「同業他社のどこにも負けない」「他の業種にも負けない」「商品を変えても売ることができる」、だからこそ時代が変わりもし廃棄物の業態が変わっても勝ち残ることができるのでしょう。ソフト力強化の意義とは、来るべき時流への柔軟性を持つことでもあります。そのように考えると、最強の廃棄物営業部隊構築は全ての廃棄物処理業が取組まなければならないひとつのテーマでもあります。
最強の廃棄物営業部隊構築には、人の仕入段階から決まることも多いものです。しかしそれは、属人的に飛びぬけた能力を求めるのではなく、姿勢が重要な要素となるでしょう。新たなものを受け入れられる要素、成長したい欲望、真面目さ、そして心です。特に年齢に問題はありませんが、比較的まっさらとなる20代に当てはまることも多いものです。もちろん持って生まれた資質もありますが、世間のごまんといる営業マンでさえも、これまで成果を確実に出している営業マンでもあてはまらないことがあります。しかし、人の仕入段階には徹底的に拘って欲しいと思います。私のご支援先でも、震災前に営業募集を掛けようとしたのですが、当時の状況から延期としていて、ようやく再開したところ70名を超える応募がありました。地方都市ですが遠方からも応募があり、もちろん退職者ではなく現職者が多数です。不況期やこの災害による印象からは、人の動きも鈍化すると思っておりましたが、まだまだ前向き転職者も多いものです。出会いはタイミングであり、いつ出会えるかわからないものだからこそ、出会いの仕掛けも忘れないで欲しいと思います。是非、仕入も強化してください。
そして更に仕入の後は、やはり教育です。人は将来が見えなくなることで退職する人が殆どです。成長への将来への道のりも見え、そして「イケルゾ」感が生み出されるように、適正な教育をして欲しいと思います。早期育成させる取組みにて、早期の成功体験も「イケルゾ」感には重要です。せっかく良い人材が採れても退職してしまうようでは、その労力や育成に掛けた期間の投資金額も全て無駄になってしまいます。最近は仕入を強化している企業があっても、まだまだ育成は追いついていないケースも多いものです。仕入と育成は連動した同時進行で進めて欲しいと思います。
姿勢と仕入に育成も重要ですが、最後は取組みと仕掛けでしょう。廃棄物減少時代の局面では、精一杯頑張っても、目に見える効果が追いつき難くなりがちです。これは会社の役割ではありますが、その全てが揃うことで最強の営業部隊構築も可能となるでしょう。
是非、目指してみてください。
違うご支援先ですが、社員の人達とタバコを吸っていたら、ザワザワしていましたので確認をしたところ、なんと蛇がいました!!!心なしか、頭の形が三角のような・・・
海も暖かくなってきましたが、まだフルスーツで入っています。。。弱い・・・
ところで、先月ようやく「星守る犬」を読みました。所詮漫画と馬鹿にしてはいけません!!!号泣でした!!犬好きにはお薦めです。表紙が良いですねー。
- 2011年5月18日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)②」
- 2011年5月18日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)①」
- 2011年5月18日「廃棄物処理業の2024年問題⑨(最終回)」
- 2011年5月18日「廃棄物処理業の2024年問題⑧」
- 2011年5月18日「廃棄物処理業の2024年問題⑦」