本日は東北の産廃のご支援先でした。ご支援時に、これから10年の時流についての話になったのですが、世界が昨年より話に出ていたシナリオに近付いていることを感じます。
多くの経営者の方が気を揉んでいることは、市場の縮小していく日本において自社が継続し続けることができるかということです。潰れない会社ではなく、継続する会社です。
弊社創業者の船井幸雄や会長の小山が予測するに、
1.2012年の3~9月、アメリカがいよいよ経済的にバーストする可能性が高い
2.2012~2013年に、中国では暴動と政変が起こるだろう
3.ヨーロッパでは、ギリシャ・アイスランド・ポルトガル・スペイン・イタリア・ハンガリーのうち、最低でも2カ国はデフォルトする
4.円高ドル安は進み、2012年9月には1ドル65~55円の可能性もある
5.その場合、円高ユーロ安にもなり、1ユーロ70円になるだろう
6.日経平均は7000円を割り込む可能性が高くなる
7.2013~2014年、日本は大不況化していくかもしれない
もちろん、最悪のシナリオということです。2人は、そこまで最悪の事態を想定して経営に望まなければならないことを伝えております。だから、そのようなシナリオにならないことを信じることなのでしょう。しかし、リーマンショック、、古くはバブル崩壊、世界恐慌までも想定されていたことを忘れてしまったり、見ないようにした結果でもあるのではないでしょうか。
継続する会社とは、それを想定して準備ができることも重要なのでしょう。上記の未来予測が実際となれば、日本の産業は当然ながら大打撃を受けてしまいます。現在のGDPでさえも半減することもおかしくないでしょう。そうなれば産廃も当然減少し、良くて半減し最悪は3掛け4掛けにもなることでしょう。産廃業界だけの話ではなく、全ての産業が影響を受けるのでしょうが、それに対する準備とは何をすべきなのでしょうか?本社の海外移転など、日本を代表する製造業でさえもリスクヘッジは進んでおります。しかし廃棄物処理業が海外に出ればと簡単に片付く話ではありません。
最低限やらなければならないこととすれば、もし半減するならば現在の倍の収益が上がることに取組んでおかなければなりません。市場縮小のエリアならば、エリアの拡大か商品の付加か?廃棄物処理の品目増加だけでは済まない話なのでしょう。以前からお伝えしております通り、商品の付加ならば拡大していく市場であることでしょう。不況でさえも拡大する市場ならば、一番のベストかもしれませんが、既存の商売にそのようなものがあるかと言えば簡単に浮かんでこないものです。しかし、必ず現れてくるものなのです。
現在のITだけでも然りですが、10年前20年前に「まさかそのような企業や商品というものが伸びていくなんて」ということが身の回りに多いものです。サービス業だってそうですね。時流が常に現れ、新たなビジネスは生まれていくものです。研究開発されたわけでなく、進化した結果でもあるものです。
そうは言っても何を取組むかとなれば、難しいものです。
廃棄物処理業が取組まなければならないビジネスとは、既に決まっていることかもしれませんね。以前からお伝えしていますとおり、廃棄物削減業になることや、再生資源業のボーダレス化になること、そして顧客との取引の上流の用途もかねそろえることも然りでしょう。
もし、それができないならば、「実現する為に如何に動くか」しかありません。継続させることを求めれば当然なのでしょうね。
だからこそ、最終的には人を強化することこそが絶対でもあると思います。漠然としてしまいますが、事業モデルなどは本当は小さいことで、もっと大きいことは戦力を高めることです。
世界経済、日本経済が変化しようとも戦える会社でなければなりませんね。
またまたスタ丼に行ってきました!やはり、止められない!!!ハイカロリーで、一説では一杯で1300~1500カロリーだとか・・・。ぶーでー
ウチの大阪事務所にて、来社支援頂いた後、淀屋橋の駅前を見てびっくり!夕方市が開催されており、野菜を求め、近隣のOLが行列をつくっていました。。。
ルナの日曜日の散歩も最近は夕方です。舌出して、「ハァハァ」言っています。短足犬は暑いですからねー
- 2011年8月30日「廃棄物処理業の事業可能性調査(Feasibility Study)②」
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- 2011年8月30日「廃棄物処理業の2024年問題⑨(最終回)」
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