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丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2012年7月16日 5:02 PM

中四国の産廃のご支援先「縮小市場での心」

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 本日は、中四国の産廃のご支援先でした。同社でも来期の戦略を再構築しておりましたが、中長期的な方向は見えても、足元直ぐの数ヶ月になれば読み難いものも多数ありました。
 中長期的には産廃が減っていくことは明確なものの、激減と言うよりもジワリジワリと減っていく嫌らしい減り方です。
 リーマンショックのようなものも困りますが、下降線が続くことも嫌なものです。前回のブログでも、資源価格下落直面での進み方の話をしていましたが、今回もそのような話です。
 足元直ぐの傾向に悩むのは、世界的な経済予測が少し読み難くもなっていることが要因です。年始の当初では、EUの崩壊ももう少し早く発生していると考えておりました。ギリシャの破綻に続き、他の1国も破綻していくこと。そして、アメリカは大統領選までは持ちこたえたとしても、問題の先送りは変わらずで、またもやQE3の発動か?など。もし、デフォルトまでにでもなろうとしたら、米国債を多く持っている中国も無傷ではいれなくなるでしょう。
 為替も円高から円安に触れることは想定内でしたが、また若干円高に戻り日経平均も僅かながら持ち直しております。読み難い・・・
 でも、政府が発表する景気の持ち直し発表には、とても信じることができません。プロパガンダとまでは申しませんが、日本経済が上向いていることを一体どれだけの人が同意するのでしょうか?
 ま、政治の話は私らしくないのでここまでとして、話を元に戻します。
 時流を読むことは大事ですが、一方で経済予測までなるとマクロには読めても、ミクロになると難しいものです。
 中長期の経営計画も経済の変化や時流によって、読み直さなければなりません。これは止むを得ないことでもあるのですが、一方でそれに大きく踊らされることが無いビジネスモデルの必要性も強く感じております。
 商売とは常に顧客がいる為に、顧客の動向は経済ありきになりがちです。つまり顧客に踊らされること無いビジネスモデルとなると、どのようなことがあっても絶対に必要なものでもあるのでしょう。しかも、それがライフライン以外のものとなれば、生まれてくるモデルも限定されていく感があります。
 では、縮小市場では新たなモデル構築が無理かと言えば、そのようなことは無くいつの時代も新たなものが生まれてきているものです。ライフサイクルとしては、ひとつの業態が縮小や減少していっても、それに取って変わる、新たななモデルが生まれているものです。
 廃棄物での新たなモデルとなると、その視点は確かに難しいものです。そもそも「削減フェーズ」、所謂リデュース局面に入り、本来のあるべき姿とは「未然防止フェーズ」に向かわなければならなくなっております。現在は「廃棄物削減業」にならなければならないのですが、最終的な「廃棄物未然防止業」には、まだ導入期段階でもあり、自社の形をつくることも難しいことでしょう。
 誤解頂きたく無いのは、10年経っても廃棄物はゼロにならないことです。当然施設も必要です。運ぶ仕事も当然ゼロにはなりません。しかし、毎年減少していくことは世界経済や日本の人口構成からも明確なことであり、価格競争に直面することと収益性が悪化していくことは間違いがありません。10年経て企業数で言えば、淘汰されていることも想定されます。
 マクロに捉え、ミクロに落とし込んでいるか?世界経済の不安定さや日本の行く末を嘆いていたり、不安視していても前に進めません。前に進むとは、中長期的なあるべき姿を捉え、それに対しての準備や取組みに注力できるかでしょう。ついつい足元の不安さに襲われ、手が止まることが一番ツライことです。このような時代だからこそ、ブレずに中長期な方向を捉え進めて欲しいと思います。
 弊社創業者の船井幸雄も近い将来について言っていましたが、「大丈夫。必ず良くなる」とのこと。
 自社、そして自分次第です。ブレずに行きましょう!
久々の鰻です!感動です!今年は値段が上がって・・・。
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丸の内にも「やまや」ができたのですが、ようやく店に入ることができました!浜松町には、ランチに何度か行きましたが、同所も行列の店と化していました。明太子美味すぎです!
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久々に餃子の名店に行きました!!よく食べてたなー。羽根付&水餃子です。
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で、ルナです!
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