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丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2013年4月11日 9:13 PM

中部の産廃・一廃のご支援先「工場も運搬も“見える”ように」

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 本日は中部の産廃・一廃のご支援先でした。同社でも毎月数値の確認をしていますが、数値というものは「見える」ようにすると改善されていくのが答としてあります。この4年で、当時と比べ年間3000万円以上のコストは改善されてきました。数値を洗い直し、原単位化していき、そして策を練って毎日管理をしていきました。それだけです。まだまだ改善可能と皆で話をしております。
 これは同社だけのことではありません。数値を追い求めていくと不思議と改善されていくものです。
 過去10年程前、廃棄物処理業の多くが儲かっていた時は、原価意識に欠けている会社も多く、設備や運搬の数値を細かく追いかける人も少なかったものです。しかし、儲からない時代に入ると、多くの経営者が頭を捻り、悩みも増えていった気もします。特にリーマンショックの時に、資源売却益のあてが外れ、欠損など出した時に明確に意識が変わった気もします。
「何故、ウチの工場は儲からない?」
「仕事が増えて、常に車が足りない状況にあるが、増車すべきか?」
「ウチの運搬業務は儲かっているか?」
 ここで事業別の採算を出すケースも多いのですが、その損益だけを「じーっ」と見つめていても何も変わりません。月次の数値で、たまに利益が出たなと思ったら、最終処分場行きの荷を止めていた結果ということが多くあるものです。
 利益を構成する全ての要素となる数値を見つけ、その数値を改善していくことをしなければなりません。
 工場の数値を改善しようとするならば、生産性と稼働率を上げなければならいません。設備産業である限り、当然のことでもあります。許可能力いっぱいを、そして少ない人員でまわすことができるかであります。一方で生産性を上げると減容率が変わることがあります。しかし減容率を上げる為に、細かい手選別をしていても生産性はあがりません。つまり、ここで「原単位化」が必要となるのです。
 解りやすい数値化に変え、そこで働く人達が皆その数値を見つめ、数値更新を目指すことが必要でしょう。現場で選別をしている人にとって、「事業の採算向上」と言われても、遠い話でしかありません。それよりも、今日効率を考えて少ない人員でも捌いたと実感したものを数値で現せなければなりません。
 中間処理の業務は、なかなか終わりが見え難いものです。一日一生懸命働いて、ようやく「山」が片付いても、夕方に戻ってきた車が新たな「山」を積んでいくものです。つまり、終わりが見えない状況がずっと続くのです。
 経営者も選別作業者が頑張ってくれている姿は見ており、その思いも痛い程に伝わっているものです。しかし、その頑張りの数値が見えなくなっていること、そして中間処理場が赤字にでもなっていると、悶々とした悩みにもなってしまうものです。
 少ない人員と時間で、たくさんのモノを捌き、そして外への払いが少ないこと。それぞれの数値を変えるだけなのです。それを「無理」「やり尽くした」ということは、絶対にありません。
 運搬も同様です。「儲からない」時代に突入しております。
●この2年間は良いが、中長期的にはハウスメーカーや工務店の着工数減少、自社直営の資源循環工場化に伴い、価格低減ニーズが増しており、収集運搬では儲からない
●顧客の要求事項が増え、手積みや独自のトレーサビリティで作業時間が余分にかかる
●燃料費は上がるが顧客には転嫁できず、処理費と合わせて何とか採算を確保している(つもりである)
●一方で自社に持ち帰るよりも、他社で降ろした方が安いかもしれない
●現場に廃棄物の置き場が無く、顧客からは高頻度回収を要求される
●顧客の支店、営業所統合により、広範囲での回収を要求される
●自社ドライバーの高齢化に伴い、効率が上がらなくても給与比率が高まってくる
●ドライバーのセールスドライバー化を進めるが、他社も同じ取組みをしており、差別化が図れない
●収集運搬はサービスでもあるが、顧客が選ぶ条件ではない
 儲からないならば、儲かる運搬に変えるしかなく、儲からないと解っていることを改善させる勇気と行動力が無ければなりません。
 運搬効率を毎日見つめ直し、顧客別、業務別、日別、車輌別と数値化しなければなりません。中間処理業にとっては、処理業務獲得の為のサービスとして運搬が必要な時代もあったのですが、処理費も適性に貰えていない場合となると、本当に運搬を続けることが必要なのかと首を捻ってしまいます。
 進んでいる業界を分析するとよく解ります。物流業は、ずっと前にその問題へと直面しており、生き残った会社は業態も変えていったのです。稼働率も徹底的に上げ、不得意なものを止め、付加価値を各社極めていったものです。
 中間処理場も収集運搬も進んでいる業界から学び、真似ていくことが必要でしょう。数値化、そして改善を続け、儲かることに徹底すること。
 この2年間が見直しのチャンスですね!
メンバーと関東のご支援先の帰りに、大阪系の串カツ屋に入りました!私が言うのもなんですが、やはり大阪系串カツは本当に美味い!「ソース二度漬け禁止」が光りますねー
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学生時代のサークル同期と集まったのですが、早く集まれた友人と漁師系食堂の店で、飲んでいました。アサリバターも美味い!
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ご存知、モンスターです!元メンバーのF井T河さんから差し入れ貰いました!レッドブルに負けるな!私はオロナミンCのほうが好きですが・・・
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牛タン塩です!夏に向かって、ひと仕事の後にビールと一緒にすると、堪らないです!
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ここのサムギョプサルを食べて、大好きになりました!にんにく味噌、ネギのゴマ和え、を巻くと、これがもう本当に堪りません!
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で、ルナです!
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