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丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2013年5月26日 7:02 PM

近畿の産廃・一廃のご支援先「小型家電リサイクル法に如何に取り組むか」

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 中四国の産廃一廃のご支援先でした。小型家電リサイクル法の話になったのですが、同社の近隣商圏においては、イマイチな取組状況でした。一通りの市町村のヒアリングをしたものの、本年は見送りが多く、先に進めた街の事例を睨みながら考えていくといったものでした。取り組まなければならないが、特に問題点は費用対効果といったものでした。
 小型家電リサイクル法への取組については、私もINDUST「いんだすと」4月号に寄稿させて頂きましたが、ビジネスチャンスとして捉えて欲しいと思っております。しかし、そのビジネスチャンスとはその事業に取り組むことだけではありません。隙間も産まれてくる時期でもあります。
 今回の小型家電リサイクル法には、モノ申したいことも多分にあります。当初想定していた思いからかけ離れていったのでは無いでしょうか?本当の目的は、雑品として海外流出を防ぐべきことであり、そして家庭に眠るそれぞれの電子類を集める手段ではなかったのでは無いでしょうか?
 都市鉱山という言葉はあまり使いたくないのですが、やはり日本は電子類が溢れすぎた結果があり、家庭それぞれに相当量の資源品が眠っていることは確かです。しかし、残念ながら捨て方も解らず、そして面倒な集荷方法が各市町村で行われていることも現実です。
 
 理に合わないことは続かない。これは原理原則と思っています。法で縛ろうとしても、それが理に合わないことは決して続かないことなのでしょう。
 人々のニーズが資源に向いていることは確かです。しかも人々が求める利便性とはかけ離れていく現状も、行政主導のリサイクルには存在しております。
 ならば、自ら集めては如何でしょうか?そして、新たな独自モデルを作って欲しいと思います。そして市町村と組みながら、人々の利便性を追及していけないものでしょうか。真の目的は資源品の海外流出ならば、そして人々のニーズが利便性ならばそれを叶えることが大事だとも思います。
 私が統括する廃棄物ビジネスコンサルティンググループでは、浄化槽清掃や管理の事業者を担当している金子や河崎がいますが、同事業者は今後のそういったBtoC攻略の鍵を握っているとも思っております。本当に地域密着で業を行ってきており、個宅のそれぞれに当たり前のように毎日訪問しており触れ合っているのです。当然ながら、胡散臭さは全くありません。
 結果、不用品回収も彼等ならば、本当に成り立っていくのです。幾ら違法業者がいようとも、彼等ならば信用されてきたのです。これは客単価アップの事例でもあります。
 自ら集めるとしても、違法(?)な無料回収業者と同じであってはなりません。許認可で商売をしている限り、どのような場合であってもグレーは許されず、シロでなければ進められません。
 合法な資源品のみを集めて欲しいと思います。何故雑品業者にモノが集まるのか?それは利便性を追求した場所や営業時間の利点もあります。
 私のご支援先でも資源コンビニヤードを進めて頂いている会社では、法人客を中心に攻略してきました。中小の中でも小に該当するような設備業者、解体業者、工務店などを対象として、小さくたくさんを目標として顧客数を増やしております。大量に発生する顧客は当然に価格を最優先としますが、そうではない顧客のみに振り向いて貰おうと思っております。便利な場所で、顧客側にとって都合の良い時間に対応できるように、早朝から夜までの営業です。数千円の顧客で構わないのです。しかし、認知してもらうことがなければ同ビジネスは成り立たないので、販促にはコストを使います。WEBも然りですが、看板、チラシ類には目標粗利額の10%程度は最低使うようにしております。
 小型家電リサイクル法では、一廃業者、特に委託を請けていた先から多数お問合せを頂いてきました。それは自らの商圏を確保する為の施策として、同事業に参入しなければならない意識が大きかったと思います。その考えも間違いではありません。しかし、攻めることを考えていった場合、市町村が攻めあぐねている内に、独自モデルを構築して提案することも必要なのでしょう。特に課題は、家庭で眠る商品を外に出す方策だと思います。
 同法の状況からは工場として新たに立ち上げるには、その設備投資からも相当な難易度を感じさせられます。だからこそ地域密着で自らの得意なゾーンを活かした参入を進めて欲しいとも思います。
 
 まだまだ、同法への取組み方向は形成途中ではあるものの、視点を変えればビジネス性は有効だと思っております。
 過去の各種リサイクル法制定時にも多くの失敗モデルを見てきましたが、法に対して取り組む点を誤らなければ、機会として展開も可能となるでしょう。
 その点を最後に纏めておきます。
 是非、法改正のビジネスチャンスを各社活かして欲しいと思います。
1.廃棄物処理業にとって、法変更は絶対のチャンスである。必ず自社での導入可能性検討を考えること
2.絶対にビジネスモデル型にて参入すること(コネ型、設備投資のみなどは避ける)
3.マーケティング調査(3Cに基づく)
4.自社の経営資源と、将来ビジョンとのバランスとを見極める
5.ビジネスでのポジショニングを数限りなく考えること
6.トップ自らが進めること
7.地域密着モデルで進めること
8.スピード最優先
鰻です!値上げして、メッキリ食べなくなりましたねー。でも、これは「まむし」でした。ご存知の通り、真ん中にも鰻です。関西では、グチャグチャにかき混ぜて食べる人もいます。
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すた丼の限定バージョンで、ねぎラーすた丼です。要はねぎに、食べるラー油が掛かっているだけですが・・・
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またまた、中本です。私の横で、小川さんは「北極」を食べてました。通常の蒙古タンメンが辛さ度5なのですが、北極は9です。完全にやられています。
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魚介系トンコツです。匂いを嗅ぐとむっちゃ食べたくなります
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と言うことで、本場の大勝軒に久々に行ってきました!やはり、本場ですねー
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たまに、食べたくなるもの。王将の餃子です。つい、釜谷さんとガツンと行ってしまいました・・・
多分臭い・・・
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で、ルナです。風強かったなー
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