先日、指摘されました・・・。
「自己紹介が途中で終わっている・・・」
ご指摘ありがとうございます!誰も突っ込みがありませんでしたので、ついついそのままに・・・。
というわけで、半年振りに続きです(前を読みたい人は6月の頃のブログ見てください)。
今回は前回の続きで、就職活動です。
当時、動き出したのは3年生の3月頃だったと思います。2月頃に「リクルートブック」が届きました。今の若い人は知らないと思いますが、電話帳サイズが業種毎に8冊程送られてきて、そこに企業がギッシリとともに掲載各社への資料請求ハガキ集があるものです。そして、日経から、マイコミからと送られてきたのが本当にスタートではなかったでしょうか。
資料請求ハガキをせっせと手書するわけですが、当時で200枚近く資料請求をしました。しかも、そのハガキには「ヤル気」を記さないといけないような流れでしたので、ギッシリと書き込むわけです。
その時に初めて気付くのですが、自分の世界間の狭さは驚いたものです。エンドユーザーとして触れる企業は知っていても、触れないもの、業界には全く知らずに案内を読みながら、なんとなく請求をした気がします。
そうこうする内に、ポツポツと資料が送られてくるのですが、企業によっては送られてこないものもありました。後で考えれば、エントリーでさえも却下されていたのでしょう。
資料からセミナーの日程が書かれており予約をするのですが、当時の私は全くの無知であったこともあり、折角の機会なので様々な業界を見てみようとスケジュールが許す限り訪問をしてみることにしました。
先ずは、当時の所属ゼミが「比較食文化論」というものでしたので、食関係を攻めることにしました。余談ですが、ゼミを選ぶ基準が「楽そう」「何か食べれそう」だけで選んだもので、女性3名と男は私一人のゼミでした。ちなみに卒論は「インドのカレー料理」です。
食品メーカーを中心にまわりながら楽しかったことは、たいへん申し訳ないのですが、ズバリお土産です。何か説明会よりも、それを期待していた気もします。
他にまわった業界は、デベロッパー、建設会社、住宅メーカー、流通、化粧品、イベント、機械、部品、ディスプレイ、等々・・・。初めて知る業界はどれも魅力的に見えたものです。
正直まわればまわるほど、この数ヶ月で人生を決める仕事を見つけられるかが疑問でした。しかも、サークルの先輩から聞いていた話と全く違います。2年上の先輩は最後のバブル入社で、接待やら複数内定など、映画「就職戦線異常なし」のような状況でした。
ひとつ上の先輩から、状況が変わったことを知りましたが更に悪化していたものでした。
TELアポをしても説明会に行かせてもらえない、酷い時には電話で断られる、行っても選考には関係無いなどもあったものでした。そう言えば、テストで落ちることもありました・・・。
企業名は出せませんが、今でもその扱いに憤慨を憶えた企業もあります。この思いは現在ご支援先にも伝えていますが、幾ら買い手市場になっても、学生の人を大事に扱って欲しいと伝えるものになっています。将来、どこでどう繫がるかわかりませんよね。企業姿勢は学生と思って馬鹿にすれば、直ぐに伝わるものです。
OB訪問をしても自らの答は出ないままに、100社程まわった中で、何社か内定を貰えるようになってきました。その中で、某上場食品メーカーから内定をもらえるようになり、ここで就職活動を終えようとしたのが6月のことでした。正確には内々定ですね。
7月1日、そして8月1日が俗に言う解禁日というものでした。そこで拘束されて、10月1日の内定式に向うとする流れであったと思います。
しかし7月に入って、急に気持に変化があらわれました。
「大きいビジネスがしたい!食品メーカーの単価の低いものをゴチャゴチャ扱うよりも、男ならデカイ仕事」とわけのわからない気持が生まれてきたのでした。
その答が商社でした。
そこからセミナーや試験を受けれる企業を探したのですが、殆どが実質は終了という状況です。残りは補充的に「もし良い人材がいれば採用します」レベルでした。
商社として商売をする為には規模や信用は重要な要素と思い、上場商社に絞込み四季報を見ながら電話をし続けて、ある商社に出会えました。その商社が私の運命の商社でした。
何故か、内定を貰えました。正直面接もグダグダでしたが、熱意だけで押した気もします。
そうして、私の就職活動は終わったわけですが、充分に満足いく時間でした。たくさんの業界、会社を見ることができたこと、そして様々な人の話を聞けたこと。これは大学生の就職活動だけの特権なのでしょうね。
もし万が一、このブログを読む人の中で学生の方がいれば一言伝えたいことがあります(殆どいないと思いますが・・・)。
就職活動、楽しんでください。本当に素晴らしい機会です。
そして、自ら生きてきた中で選ぶ、知っている業界や企業でなく、行って話を聞いてみてくださいね。その中で、もし本当に行きたい1社が決まった場合は、その業界でナンバー1は受験してみてください。そこで落ちても、その後に働く中での後悔は生まれることは無いでしょう。
最近も仕事がら学生の人とたくさん会います。エントリーシートでコピペ、そしてネットで申込をしている姿を見ていると不安に感じることもありますが、もし後悔をしたくなければネットではなく現地に向って欲しいですね。そして、熱意のみと思います。テクニックなんぞはいりません。
駅でリクルート姿が目立つ季節になりましたが、微笑ましく見てしまうのは年をとった証拠でしょうか?
また近いうちに、自己紹介第四弾も書きます(希望があれば・・・)。また突っ込んでください!