丸の内で働く産廃マンのブログ|産廃WEB|船井総研

丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2009年7月31日 7:57 AM

中国地域の産廃ご支援先「トップの約束」

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 本日は中国地域の産廃のご支援先にてプロジェクト報告会でした。
 一通りの報告を終えて、これから新たなスタートを切ることになったのですが、もうひとつトップにとって大事な仕事がありました。
 それが、社員さんとの約束です。
 同社ではスタート時に現状把握の内部環境分析として、社員アンケート&ヒアリングを行なっております。当然我々が記名者を解らないようにしながらデータとしてまとめていき、その傾向値やコメントと対処についてご報告していたのですが、それに対するトップの回答が出てきました。
 それを見て感じたことは、本当に社員さんのことを考えているトップだということです。他の企業でも同様なことをしていても、それを紙にまとめて真摯に応えようとする会社は数えるほどしかなかったかもしれません。おざなりな回答や、応えられないと対処をしようとしなかった企業もあります。確かにそれぞれに事情があることは私も解っていたので、責める気は毛頭無いのですが、それでも社員さんにとっては全く違う結果になりますよね。
 顧客アンケート同様に、「書いたけど会社が何も応えない」「変わらない」では実施したことの逆効果にもなっていきます。
 小さな約束でもしっかり守ろうとする人、それは社長でなくてもひとりの人間として大事なことではないでしょうか。そういった行動の積み重ねが、「この社長とともにやっていこう」「頑張ろう」の気持になっていくと思います。「一体感が無い」「社員が言うことを聞かない」「トップの気持を理解しない」と嘆くよりも、自らがその約束をしてきたかを見直して欲しいと思います。
 同社では、社員さんにその全体に対する約束の紙を配り説明をする予定です。きっと、社員皆様が喜んでもらい、これからの新しい取組に立ち向かってくれると信じています。
 トップの約束。是非、意識してみてください。
 本件と関係無いのですが、同社で飼っている犬です。本当に可愛くて、私自身毎月会うのが楽しみです。
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2009年7月28日 6:28 AM

九州のご支援先「新たな営業ツール」

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 本日は九州の産廃のご支援先でした。
 同社では新たな社内webと営業受注型のwebと二つの仕掛をしようとしています。
 勿論、過去にも社内webはあったのですが、今回は排出元の方に見て頂き、少しでもご理解を得られるような仕組をつくろうとしております。
 社内webは、よく私が話をしますように電子会社概要とした趣が多くなってしまいがちですが、ここ数年採用の強化の中でリクルーティングを意識したwebに変わりつつありました。しかし、受注型を目指した自社サイトはどこもまだ少ないようです。
 私自身、産廃webを主宰していますが、その検索ワードを見ていても、世間が廃棄物処理業の検索をしていることがよく解ります。意外なことですが、そこでの登録企業様が我々のサイトから調べられており、自社サイト運営だけでなく外部への出し方も有効な手段になってきているようです。
 廃棄物処理業の皆様には今後、新たな営業の武器として受注型のweb構築というものも是非目指して欲しいですね。

2009年7月26日 10:04 PM

中部のご支援先「スタート」

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 本日は産廃と解体のご支援先でした。
 プロジェクトの報告会ということで、日曜日ながら職長クラスにも集まって頂きました。しかしこれにも理由がありまして、トップとしては今後を期待する幹部候補故に聞いて欲しかったのですね。
 新規事業など何か新しいことを始める時に、一番成功率を上げるにはエース人材を主担当にすることが明確にあります。しかし中小企業、ベンチャー企業などでは、そのエース人材がトップ自身になることも少なくありません。
 今回も本来トップ主導でガンガンいけば当然スピードも成功の確度も高くなるものが、敢えて様々な幹部候補生を巻き込んでいくことで、実践を通して皆の意識を上げさせたいとするトップの強い願いを感じました。
 創業してある一定の成長まではむしろワンマンを必要としており、そのトップのガムシャラさが成長の原動力になります。しかし次の成長過程に入れば幹部人材の必要性が高まり、その人材の豊富さが次の成長を決めてしまいます。企業スピードに人材が追いついていない場合は悲劇であり、その育成もしくは採用が手段となっていきます。
 採用をすることは可能ですが、やはりそうなる前に今までともに頑張ってきた人に、なんとかなって貰いたいですよね?この先も一緒に会社を盛り立ててもらい、立場も上がり、将来10年先にも20年先にも活躍して貰いたいものです。
 研修会や勉強会で、「幹部とは?」「リーダーとは?」と学んでもなかなかと落とし込めないことが多く、行ったことの満足感になっているケースがあります。行って直ぐはモチベーションも高くなっていても、日常の業務が多忙になれば直ぐに逆戻りしていることも多いものです。
 だからこそ新規事業を通して、意識改革をしてもらいたかったのです。本当の教育をしたかったのです。
 そのことを知ることができた幹部の皆様がいて、そして気持を皆が上を向いていれば必ず同社も伸びていくと思います。
 第二創業のスタートですね!

2009年7月25日 11:02 PM

北関東のご支援先「念じれば・・・」

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 本日のご支援先は、北関東の一般廃棄物と産業廃棄物のご支援先でした。
 トップと話をしている時に、あるビジョンを聞かされました。とても大きな第一歩になるビジョンです。具体的なものがなくても、瞬間に必ず達成できるということを感じました。
 それは想いというものでしょう。
 ある人が言っても一笑されることが、同じことを別の人が言う時に違って聞こえることがあります。それはその人の常日頃の言動や背景もあるかもしれませんが、もうひとつ大事なことに想いの強さでは無いでしょうか。
 真剣に思い、そしてやり遂げるとする意志は必ず相手に伝わります。言葉が魂を持って、相手に伝わってい言霊でもあるかもしれません。
 社員さん達にもこの想いは必ず伝わり、そしてそれが皆の新たな目標になっていく筈です。
 
 私自身も、経営者の方々にはこの「想い」というものは本当に大事にして頂きたいと思っています。「無理!」「ウチなんかは・・・」「ウチの地域では・・・」「ウチの会社では・・・」と出来ないことを肯定させる理由などはつまりません。
 熱い想いをいつも大事にしたいですね。

2009年7月21日 4:05 AM

最近の廃棄物に関する相談にて

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 昨年に比べて、廃棄物処理業また排出元の皆様からのご相談が増えております。
 廃棄物処理業の方では、①経営②事業構築③営業強化④事業(会社)売却などの話が多く、また排出元の方では、廃棄物コストの削減と管理面の再構築といったところでしょうか。
 これらにご対応させて頂きながら感じることに、時流の変化が急ピッチで進んでいることです。8年程前に廃棄物処理業のコンサルティングをしていた折にはなかったことが、今確実に増えております。当初の適正化、リサイクル化から、ようやく環境事業としてそして廃棄物処理業が真の企業として競争が当り前になっていることでしょうか。
 つまりこの変革期を如何に受け止めて、早い動きができることが重要になってきます。今年来年とまだまだスピードは加速していくことが予想されますので、皆様の企業でも再構築を是非進めてみてください。

2009年7月20日 7:03 AM

北関東のご支援先「取締役って?」

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 本日のご支援先は北関東の産廃のご支援先でした。
 本日、社長と打ち合わせをしている中で、「ところで・・・取締役ってどこまで求めるべき?」との話が出てきました。同社では初のプロパーの取締役が生まれ、今後も会社を支えて貰おうと社長は考えておりました。
 しかし、業界にありがちな良いも悪いもワンマン型で来た為に、取締役にどこまでを求めるのかが解らなくなっております。創業期はワンマン型も伸びる要素です。しかし、ある一時期よりそこを脱皮しない限り、次のステップにはいけません。もしご子息が会社を継ぐにしても、そのワンマン体質から抜け出すか、もしくは父親を超えるカリスマ性やワンマン型でなければ永続が苦しくなっていきます。つまり、成長スピードに合わせて組織的な動きに会社も変化をしていかなければなりません。
 アメリカなどでは経営陣は社長、副社長はいても、専務常務はおらず全て取締役になり、執行役員となっていきます。取締役は会社全般の視点で考え、動ける人が絶対条件です。そして執行役員が事業などの全責任にて動ける人であって欲しいものです。
 役割と責任と権限に絞込み、それぞれの理念、経営、業務、組織、などに分けて策定して頂くことをお薦めします。

2009年7月14日 5:40 AM

北信越のご支援先「古紙業界だって変わっていく」

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 本日は北信越の古紙卸の企業です。
 当業界にも時流の変化が近付いていることを最近は特に感じております。
 私が船井総研に中途入社した後に、最初に取組んだのが産廃、一廃、汲取り・浄化槽を取組んでいる企業でした。地方ではよく見られる企業体であり、ルーツが汲取りからスタートしていきその後に合特法から一廃の委託やら事業系、そして産廃へと参入していった企業タイプです。
 当初は同じような業界と見られていたのですが、ルーツが変われば社風も変わり、その後の時流とともに様々な企業分類に分かれていったような気もします。それは様々な地域の、産廃、一廃、汲取り・浄化槽、鉄スクラップ、古紙 などの専業を見て確信へと変わりました。
 価格競争にさらされている時は、既に業界にとって転換点を過ぎている時でもあり、勝ち組み負け組みに二極化に落ち込んでいる時だと思います。産廃業界は既にその状況に陥っており、その為の変化が著しく進んでいます。一廃業界も具体的に進み始めました。
 しかし、鉄スクラップ業界と古紙業界はその歴史がそうさせるのか、ゆっくりとした変化型です。それでも鉄スクラップは昨秋からの資源暴落によって、以降変わり始めていると言えるでしょう。
そして古紙業界がいよいよ変わり始めています。廃業していく回収業者や、提携の拡大、管理会社化とここ数年の活動が更に頻繁になっています。そして資源下落によって再生資源と廃棄物の垣根も変わりつつあります。
 これから目が離せない業界になりそうですね!

2009年7月12日 7:34 AM

北関東のご支援先「経営方針発表会」

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 本日のご支援先は北関東の産廃とスクラップのご支援先でした。
 同社では初の経営方針発表会でしたが先ず驚いたのが、皆聞く姿勢を持っていることでしょうか。本来は当り前と言えば当り前ですが、この業界で多いのが長時間座って学ぶことに慣れていないことも多いものです。時間にはピッタリと集まり、無駄話をするどころか座って開始を待ち、人が話をした後には自然に拍手がでてきました。そして資料をじっと見つめるのではなく、前を向いて頷く姿勢は真剣さのあらわれでしょう。
 このような聞く姿勢を持っている社員さん、勉強好きの社員さんが多い会社は必ず伸びていきます。
 会社にとって大事な話であり、自社がどういう方向性にて進むかは自らの仕事や生活にも影響が出ることです。しかし不思議なことに、人の会社のように捉える社員さんがいる会社もいます。挙句に欠席をする人や遅れてくる人も・・・。業務が忙しく、顧客に迷惑を掛けるわけにもいかないのですが、真剣な会社程事前に決まっているその日の為に調整を行い、顧客にお願いをしてまで調整をしております。
 トップにとっても真剣に考えを重ねて、皆と力を合わせてこれからの戦略を立てていても、皆が聞いていなければ本当に悲しくなります。
 この時代、様々な方策にて企業が活路を見出そうとしておりますが、仕組云々よりも当り前のことを当たり前にできることをもう一度見直さなければなりませんよね。

2009年7月11日 8:32 AM

東海のご支援先「経営計画」

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 本日は東海地域の一般廃棄物と産業廃棄物のご支援先でした。
 中長期の経営計画がようやく完成しました!
 社長と私の二人っきりで数ヶ月も掛けて、外部環境から始まり、自社分析を特に数値に関しては数ヶ月の検証を重ね、戦略を産み出し、実行の為の落とし込みまでを終えた状況です。
 長期戦略を当初考えていた時よりも市場環境が悪化したことは、たいへん残念なことではありますが、作成の意義は決めるという大事なことでもあります。中小企業経営こそトップで全てが決まってしまいます。構想があっても細部まで落とし込めていなかったり、直ぐに軸がブレてしまうことがあります。
 しかしスケジュールまで決めたことにより、後はやるしかありません。
 本当に大切なことは、それを実行していくことなのは言うまでもありません。それが最も大事な経営の仕事でもあるとも思います。画に描いた餅という言葉もありますが、立派な計画があっても動かなければ何の意味も持ちません。
 計画の修正は全く構いません。恥ずかしいことではなく、時流の変化はあって然るべきとも思っています。計画を作成しない人の言い訳に、「だっていつ法律が変わるかもわからないし・・・」」などできない理由をつくり人もいますが、それでは一向に成長はしていかないと思います。
 先ずは決めることがスタート。そして実行に全ての力を注ぐこと。その単純なことが経営というものかもしれませんよね。

2009年7月10日 7:48 AM

四国のご支援先「チャレンジする企業」

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 本日は四国の一般廃棄物と産業廃棄物のご支援先です。
 同社は新たなことにドンドン取組む企業です。先ずはチャレンジしていくとする姿勢はとても大切な姿勢であり、伸びていく企業の条件のひとつでもあると思います。特にトップのチャレンジ姿勢は留まるところを知らず、本当に素晴らしい姿勢であると思います。
 我々も当業界をお手伝いしていく中で、新たなことは数多く取組んで頂くことはありますが、それはその会社の成長状況に合わせてとなってしまいます。それはそれで全く正しいことです。しかし、その成長に合わせてというのは、誰が判断するのでしょうか?
 「ウチにはまだ早い」「もう少し、幹部が成長したら」「既存の業務をしっかりとやれるようになってから」も良いのですが、中小企業にとってその日は本当に来るのでしょうか。
 私がこれまで見てきた中小企業で、課題が起こらない企業というものはありませんでした。成長したらしたで、その企業体力に合わせた課題が生まれてきます。
 課題はいつも当り前にあるものです。しかし、社員さんを幸せにする為にも企業は伸びていかなければなりません。その為には成長云々を言うよりも、伸ばしながら課題を解決していくしかないのでしょう。
 トップのチャレンジ精神は絶対に失ってはいけませんね。