本日の中部の産廃のご支援先でした。同社では、来期の事業戦略を練っておりましたが、経営側の悩みのひとつに現場との温度感の違いがありました。経営側が大きな視点で見ているのに対して、現場側は短期的に捉えがちでした。現場では予算達成に向けて徹底した価格戦略を望んでいたのですが、経営側は収益性の強化が本心でした。答を現場から望む経営側は、辛抱を重ねていたのですが、まかなか話が噛み合わないというか平行線が続いておりました。本人の「気付き」を得たいからこそ、中長期的な市場環境を伝えていっているのですが、なかなか気付かないといった状況です。最終的には、経営側の号令にて終ったのですが、しっくりこない感は否めませんでした。
両方の意見を個別に聞いている私にとっては、どちらの気持ちも勿論理解できます。しかし、置かれている背景が違う限り、いたしかたないことでもあったのでしょう。
現場の意見を聞くことはとても重要です。特に現場から離れた経営者ならば、常に変化していく戦場の状況を理解していかなければなりません。しかし、経営者と現場との情報量の違いがあれば、とても同じ議論ができないこともあります。
そもそも、「経営論」ではなく「経営者論」にもなってしまうかもしれませんが、そのひとつが温度感が変わってしまうことでしょう。
例えば、現場が「今後、ウチはこのような施設が欲しい」と言っていたとしても、経営者は短期的ではなく中長期的に捉えなければならず、今後の収益や方向性、そして財務戦略も踏まえて考えなければなりません。しかし、現場でも営業マンにとってとなると、毎日戦っていける戦力が欲しいことが切なる願いであることも多いものです。
大事な経営判断を現場に聞く経営者も多いのですが、正しいようで間違っていることも多いものです。その際に同じ土俵、背景にて答えている社員さんが何人いるかが重要でしょう。大企業ならば別ですが、中小企業では特にこのトップの経営判断が重要な要素にもなってきます。船井総研では、「企業はトップで99.9%決まる」と言ってきましたが、それがまさしく当てはまると思います。創業オーナーで成長している企業は、所謂ワンマンながら、その経営判断が正しかった結果でもあります。成長の要素として、トップのセンスが時流にマッチしてきたことなのでしょう。伸びている会社のトップは、時代とともに変化していく時流を読んでおります。ごく稀に、素晴らしい勘のみで成長しているケースもありますが、多くはあらゆる情報を集め、学び、そして素直に受け入れていることが多いものです。それができなくなった時に、時流から取り残されることを知っているからかもしれません。
誤解頂きたくないので繰り返しますが、現場の意見は聞いて欲しいと思います。しかし、経営側はそれはそれとして聞き入れ、ブレない心で決定しなければならないということです。
よく、「トップは孤独」ということを表現されますが、それは温度感の違いから発生していることが多いものです。
かといって、土俵の違いを諦める必要は全くありません。その温度を合わせられる社員さんを何人つくれるかが、重要な経営者の仕事でもありますので。
メンバーの小川さんと久々にスタ丼行きました!美味いけど、かなりのハイカロリーな満腹感は若干後悔です・・・
これまた、久々に満州餃子に行ってきました。埼玉を中心に店舗展開する、王将のライバルですね。餃子210円で、ダブル餃子定食500円は最高です!
日曜日の海は朝のムネ、カタからOHまで上がってきました!
月曜日、夕方にダブルになっていました!クローズ状態でしたが、何名か入っている人も・・・私は自分の実力を知っているので、早々に引き上げギャラリーとなっていました 笑