丸の内で働く産廃マンのブログ|産廃WEB|船井総研

丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2011年10月16日 8:22 PM

中四国の産廃のご支援先「廃棄物処理業の資源戦略」

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 本日は中四国の産廃のご支援先でした。打合せの中で資源戦略の話になったのですが、ここ数年の間は重要戦略のひとつになることは免れません。
 多くの廃棄物処理業が将来について考えなければならないのは、資源に対して如何なる関わり方をしていくかということでしょう。廃棄物はゼロになりませんので、特化した設備を持つことによる廃棄物獲得策も勿論可能です。埋立物がゼロになることも当面はありませんので、処分場も有効でしょう。しかしだからといって、世の中全ての廃棄物処理業が廃棄物獲得強化を目指すことはできないことでしょう。強者の戦略とそうでは無い人の戦略は違います。
 いよいよ廃棄物の需要量が減ることも直面し始めてきました。
 日本の人口構成が変わらず、むしろ増加となり、世界中の景気が上がり続けることが可能ならば、廃棄物の総量は排出抑制がされても増加していくかもしれません。しかし世界的な視点で見れば、これから3年ほどの間にリーマンショック並の経済減少が進むことが予想されます。
 為替の変動、株安、デフォルト、そして資源安にも直面するかもしれません。そうなった際に、何で企業が安定的に収益を上げていくべきなのでしょうか。
 資源安は中長期的な視点では、一時的な下落はあるものの必ず上昇していくことでしょう。世界中の人口が半減するならばともかく、生きていく限りあらゆる資源が必要にもなってきます。もちろん無駄な資源消費は無くなるのでしょうが、常に資源の視点は消えることは無いでしょう。顧客が資源化を求めてくることは今後も益々増えていきます。
 一方で私は廃棄物関連だけでなく再生資源系のご支援先も多いのですが、再生資源業の方々にはその廃棄物処理業とのボーダレス化とする来るべき時に備えた、ソフト力強化を目指すとともにシェア戦略に拘ってもらっています。新たなプレイヤーが参入しても、シェア率が高ければ簡単にシェアが崩れることが無いからです。シェア率を上げるには、高買いなどをすることではなく、非競争のゾーンにて獲得していくことを目指してもらっています。「点を面へ」とよく言われますが、その点を可能な限り獲得することが非競争ゾーンにもなるでしょう。個人に近い小事業者、そして個人、少量の発生先を如何に増やせるかということです。大手を獲得すればホームランですが、むしろ安打を地道に重ねることを目指してもらっています。
 では、廃棄物処理業が資源業とのボーダレス化において何を取組むべきかとなれば、やはり今の点を増やしていくことでしょう。売上よりも客数獲得を主に置き、資源も一緒に提案していくことです。廃棄物に混ざっていた資源を買うことも始めなければなりません。そうならなければ、再生資源業が今の顧客に益々攻めてくることでしょう。
 「自分達は元来廃棄物屋だから・・・」の意識を捨てなければならない時代が来ます。
 
 企業は継続しなければなりません。
久々にラーメン二郎に行ってきました!関東の人は知っている人も多いと思いますが、魔の味です!初めて行った時は、「げ」と感じる人も多いのですが、2日後に必ずまた食いたくなります。ご覧の通り爆量ですが、噂では2000kcalあるとも・・・
「ニンニク イレマスカ?」の言葉でもお馴染みですね
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最近は暑くなったり寒くなったりと、スプリングとフルースーツと使い分けになってきました。ルナも過ごしやすくなってきました。
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何度も申しますが、使いまわしの写真はありません。いつも新たなルナと海の写真です。
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2011年9月15日 5:31 PM

東海の産廃のご支援先「約束」

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 本日は東海の産廃のご支援先でした。営業戦略会議にて約束が守れていない人がいて、叱りました。もちろん、その約束を守れなかった人も問題ですが、約束を守らせることができなかった私自身も多く問題と思っております。約束を守って貰えるように、もっと他にするべきことはなかったのか?マメに電話すればよかったのか?先ずは、その重要性をもっと理解してもらうべきだったのか?
 約束を守ることは当たり前のことです。社会人としてだけでなく、人としてもそうでしょう。幾ら仕事ができる人であっても、会社で重要なポジションの人であろうとも、それができないだけでマイナスの人材でしょう。当たり前のことができないと、仕事以前の問題でもあるからです。当たり前のように言われる、信用をつくることは数年、信用を失うことは1分ということでしょう。
 どんなに一生懸命に頑張っていてもその瞬間に全てを失ってしまうものでしょう。
 弊社創業者の船井幸雄からは約束を守ることの重要性を教えられました。命懸けで守りなさいと言われ、我々社員もそれを目指しております。特に、小さな約束程全力で守らなければなりません。駄話、飲みながらの約束、冗談のように話をしていたことも、絶対です。守られなくても、相手もそんなに意識していないかもしれませんが、一方で守れる人は嬉しいですよね。一時が万事かもしれませんが、その小さい約束が守れる人こそ、大きな約束も必ず守れる人であると思います。
 我々船井総研では、「先約優先」とする言葉があります。共通言語です。如何なることであろうとも先約を優先しなさいということです。お客さんと下請けとの約束、上司と部下との約束、それぞれに勿論様々な事情はあるかもしれませんが、先約を優先し続けなければ人間性を落としてしまうことでしょう。部下にとっては、「その程度・・・」と思い、その信用を取り戻すことはできないでしょう。下請けや外注や売り込み先でもそうです。「その程度」と思った瞬間に、「この人の為に」は絶対にならないことでしょう。
 一方で約束を守れない人に怒って良いのでしょうか?これは怒るという行動に、自分の思い通りにならないことが含まれているものです。自分の思い描いていたことと違う、だから怒るは自分よりすぎますよね?全て自分の思い通りにいくと考える代名詞かもしれません。でも、全て自分の思うように行かないと思えば、如何でしょうか?約束を守れなかったのは冒頭のように、自らの責任と思えば違うものです。
 他責にすることは簡単です。しかし、自責にすることは以外とできないものですよね?身の回りに起こる悪いことは、全て自分が招いたことと思わなければならないでしょう。
 怒ると叱るの違いもここには多く含んでいることでもあります。
 約束を守ることは当たり前、約束を破られることは自らの問題。そして自らは絶対に約束を守る人間になること。重要ですね。
ルナと海の新たなバージョンです。これで、毎週新たなルナとご理解頂けましたでしょうか?
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ルナには残暑がよく似合います!いよいよ、またホームのスポットに戻ってきました。シーズン到来です!
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2011年9月8日 6:55 AM

関東の産廃のご支援先「廃棄物業界のWEBマーケティング」

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 本日は、関東の産廃のご支援先でした。同社でも本体サイトとは別に商品別サイトを構築していっております。
 BtoBにおけるwebマーケティングが他業界でも広がってきましたが、廃棄物処理業界でも勿論無関係ではありません。むしろ、webを使って何が仕掛けられるかを考えなければならなくなっています。
 バーチャルがリアルを追い抜いていった業界を見ていると、もはや他人事とは言えなくなると思います。各流通業界も然り、旅行業界や広告業界も然り、その様々な業界が以前は考えられなかったシェアのダウンを食らっているのです。人口減少に向かう日本、40年先には1億人を切ってしまう日本では、ただでさえ市場縮小は免れないのですが、それに加えた市場の新たな参入者にシェアを取られることは免れなければなりません。
 もちろんリアルなビジネスがゼロになることはなく、現場でモノは動き、営業も必要なことは変わりません。しかしここで言いたいことは、ビジネスチャンスを上手く使おうということになるでしょう。
 販促に関する意識が、廃棄物及び再生資源業界では弱いものでした。「取組んだが効果が無い」とした結論がそうさせたことでしょう。しかし本当に効果が無かったのでしょうか?取組は手法になっていなかったでしょうか?「WEBは効果無い」と断言することは簡単ですが、本当にマーケティングを徹底して考えたWEB販促を試みてみたのでしょうか?
 販促に取組んできた業界にとっては当たり前のことである「反響率の追及」が、取組んでこなかった廃棄物業界では当たり前ではありません。WEBも同様のもので、反響率を追及するやり方の戦略と改善を進めなければ効果など出るわけではありません。
 BtoB業界の販促としてのwebは、バーチャルからリアルに持っていく手段を講じなければなりません。つまり、そこでいきなり受注を取るなど高いバーを持っていくと反響率など上がるわけが無いわけです。
 例えば、私のご支援先で動かしているのは、会社のコーポレートサイトとは別に専門の商品サイトを作っております。もちろんSEO効果を狙うことも確かですが、一方でその専門型によって深くメニューが作りこめ、ニッチなニーズに対応できるようになっていきます。そしてそのニーズの見込み客から、反響を取る為にその潜在顧客が欲しいニーズのあるモノを小さなバーとして置き、問合せを図っております。
 そのバーを越えた人に対して、営業マンがリアルな世界で動いていくわけです。
 今後、まだまだ廃棄物業界のwebマーケティングを進め、成功事例を作っていきたいと思いますので、またセミナーなどを通じて発表していきたいと思います。
 是非、自社でもwebマーケティングを真剣に考えてみてください。
連れて行って頂いた、定食の名店です。こがし味噌焼肉です。ごはんが、なんぼでも入ります!
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またまた、近所の家系に行ってきました。
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ルナの写真が、「毎回同じ写真を使っているのでは?」と指摘を受けましたが、誤解なきようにお伝えします。毎回違う写真です!!ということで、構図を変えました!
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ちょっと、呆けさせてみました
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2011年8月30日 8:12 PM

東北の産廃のご支援先「ここ3年の戦いで想定しなければならないこと」

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 本日は東北の産廃のご支援先でした。ご支援時に、これから10年の時流についての話になったのですが、世界が昨年より話に出ていたシナリオに近付いていることを感じます。
 多くの経営者の方が気を揉んでいることは、市場の縮小していく日本において自社が継続し続けることができるかということです。潰れない会社ではなく、継続する会社です。
 弊社創業者の船井幸雄や会長の小山が予測するに、
1.2012年の3~9月、アメリカがいよいよ経済的にバーストする可能性が高い
2.2012~2013年に、中国では暴動と政変が起こるだろう
3.ヨーロッパでは、ギリシャ・アイスランド・ポルトガル・スペイン・イタリア・ハンガリーのうち、最低でも2カ国はデフォルトする
4.円高ドル安は進み、2012年9月には1ドル65~55円の可能性もある
5.その場合、円高ユーロ安にもなり、1ユーロ70円になるだろう
6.日経平均は7000円を割り込む可能性が高くなる
7.2013~2014年、日本は大不況化していくかもしれない
 もちろん、最悪のシナリオということです。2人は、そこまで最悪の事態を想定して経営に望まなければならないことを伝えております。だから、そのようなシナリオにならないことを信じることなのでしょう。しかし、リーマンショック、、古くはバブル崩壊、世界恐慌までも想定されていたことを忘れてしまったり、見ないようにした結果でもあるのではないでしょうか。
 継続する会社とは、それを想定して準備ができることも重要なのでしょう。上記の未来予測が実際となれば、日本の産業は当然ながら大打撃を受けてしまいます。現在のGDPでさえも半減することもおかしくないでしょう。そうなれば産廃も当然減少し、良くて半減し最悪は3掛け4掛けにもなることでしょう。産廃業界だけの話ではなく、全ての産業が影響を受けるのでしょうが、それに対する準備とは何をすべきなのでしょうか?本社の海外移転など、日本を代表する製造業でさえもリスクヘッジは進んでおります。しかし廃棄物処理業が海外に出ればと簡単に片付く話ではありません。
 最低限やらなければならないこととすれば、もし半減するならば現在の倍の収益が上がることに取組んでおかなければなりません。市場縮小のエリアならば、エリアの拡大か商品の付加か?廃棄物処理の品目増加だけでは済まない話なのでしょう。以前からお伝えしております通り、商品の付加ならば拡大していく市場であることでしょう。不況でさえも拡大する市場ならば、一番のベストかもしれませんが、既存の商売にそのようなものがあるかと言えば簡単に浮かんでこないものです。しかし、必ず現れてくるものなのです。
 現在のITだけでも然りですが、10年前20年前に「まさかそのような企業や商品というものが伸びていくなんて」ということが身の回りに多いものです。サービス業だってそうですね。時流が常に現れ、新たなビジネスは生まれていくものです。研究開発されたわけでなく、進化した結果でもあるものです。
 そうは言っても何を取組むかとなれば、難しいものです。
 
 廃棄物処理業が取組まなければならないビジネスとは、既に決まっていることかもしれませんね。以前からお伝えしていますとおり、廃棄物削減業になることや、再生資源業のボーダレス化になること、そして顧客との取引の上流の用途もかねそろえることも然りでしょう。
 もし、それができないならば、「実現する為に如何に動くか」しかありません。継続させることを求めれば当然なのでしょうね。
 だからこそ、最終的には人を強化することこそが絶対でもあると思います。漠然としてしまいますが、事業モデルなどは本当は小さいことで、もっと大きいことは戦力を高めることです。
 世界経済、日本経済が変化しようとも戦える会社でなければなりませんね。
 
またまたスタ丼に行ってきました!やはり、止められない!!!ハイカロリーで、一説では一杯で1300~1500カロリーだとか・・・。ぶーでー
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ウチの大阪事務所にて、来社支援頂いた後、淀屋橋の駅前を見てびっくり!夕方市が開催されており、野菜を求め、近隣のOLが行列をつくっていました。。。
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ルナの日曜日の散歩も最近は夕方です。舌出して、「ハァハァ」言っています。短足犬は暑いですからねー
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2011年8月2日 9:09 PM

北関東の産廃のご支援先「廃棄物処理業の共生の在り方」

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 本日は北関東の産廃のご支援先でした。
 同社と競合対策の打合せをしていたのですが、収集運搬会社との付き合い方については課題が残ってしまいました。
 結論から申し上げれば、中間処理業者としては排出元との直取引に向かうべきことは確かなことです。収集を行わない処理屋として生き残る方法も勿論あります。しかしその際には、圧倒的な強みを持つ施設でなければなりません。国内唯一、関東唯一などの処理困難物やリサイクル手法となれば可能かもしれません。処理屋であっても、直接営業で受注して、収集運搬会社を設定した場合はその限りではありませんが、処理屋として顧客の声が聞こえなくなること、提案できなくなること、また収集運搬会社が瀬に腹は変えられなくなった時には取引が終ることさえあります。
 これは廃棄物処理業だけではなく、様々な業種が経験してきたことでもあります。卸売業が中抜きに直面をしてきて、様々な中間機能にて抱え込むことを代表されますように・・・。
 ご存知の方も多いと思いますが、弊社船井総研では創業者の船井幸雄が流通業のコンサルティングをしてきたことがスタートでもあります。当時の船井幸雄の競争戦略は「包み込みの法則」など、競合相手の商品以上で対抗するものでした。企業は勝負、戦いであったと言えるでしょう。しかし、ある出来事を境として、共存共栄型でもある非競争分野での一番化戦略と向かっていきました。独自固有の長所を磨き、力相応の一番化です。
 その後の船井総研のコンサルティングには、様々な業種にて同様の戦略が取られ、一番化企業が生まれていきました。
 廃棄物処理業も、いよいよ総合化の時代から専門特化である一番化の時代を迎えようとしております。地方での戦いは熾烈さを増していき、大手資本などの処理業者が拠点展開や大型施設化していくことは、地域業者からすると脅威以外の何者でもないかもしれません。
 独自固有の長所にて非競争分野の一番化は、「できない」「何もない」ではなく、取組まなければならない重要なテーマでもあると思います。
 廃棄物分野において非競争分野が無いとお考えの方も多いと思いますが、非競争分野はまだまだ多く存在しているものです。ターゲッティングだけでも、新たな産業が生まれるだけでもそれだけ存在していきますし、個人の市場も法改正とともに拡がることもあるでしょう。それは廃棄物処理業の顧客では無いと思っていたゾーンもそれに該当するでしょう。更に商品を持つことで、それは増やすことも可能です。商品といっても商社やブローカーにはならず、既成概念を捨てたビジネスモデル型商品ならば独自固有化は可能となることでしょう。
 目指すべきは共生モデルとするならば、独自固有化に向かわなければなりません。共生とは近隣仲良く、談合などに向かうことではなく、「皆殺し」「徹底的に痛めつける」競争マーケティングから離れていく方法論でもあります。皆が独自固有であること、限定されたモノ縮小していくモノに突っ込み続けないことも共生のひとつでもあるでしょう。
 新たな共生の在り方を是非、模索してほしいと思います。
日曜日の夜に1人で久々に近所の家系に行ってきました。たまーに食いたくなるのですよね。。。
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ご支援先にお昼に、トンテキ専門店に連れて行っていただきました!私も大好きな労働者系の味です
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久々に近所の餃子食い放題の店に日曜日の夜に1人で行きました。今回もラーメン+ライス&餃子&唐揚げ食い放題です。美味いけど、胃が・・・後悔・・・。
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2011年7月19日 7:52 AM

中部の産廃のご支援先「現場の意見はどこまで聞くべきか?」

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 本日の中部の産廃のご支援先でした。同社では、来期の事業戦略を練っておりましたが、経営側の悩みのひとつに現場との温度感の違いがありました。経営側が大きな視点で見ているのに対して、現場側は短期的に捉えがちでした。現場では予算達成に向けて徹底した価格戦略を望んでいたのですが、経営側は収益性の強化が本心でした。答を現場から望む経営側は、辛抱を重ねていたのですが、まかなか話が噛み合わないというか平行線が続いておりました。本人の「気付き」を得たいからこそ、中長期的な市場環境を伝えていっているのですが、なかなか気付かないといった状況です。最終的には、経営側の号令にて終ったのですが、しっくりこない感は否めませんでした。
 両方の意見を個別に聞いている私にとっては、どちらの気持ちも勿論理解できます。しかし、置かれている背景が違う限り、いたしかたないことでもあったのでしょう。
 現場の意見を聞くことはとても重要です。特に現場から離れた経営者ならば、常に変化していく戦場の状況を理解していかなければなりません。しかし、経営者と現場との情報量の違いがあれば、とても同じ議論ができないこともあります。
 そもそも、「経営論」ではなく「経営者論」にもなってしまうかもしれませんが、そのひとつが温度感が変わってしまうことでしょう。
 例えば、現場が「今後、ウチはこのような施設が欲しい」と言っていたとしても、経営者は短期的ではなく中長期的に捉えなければならず、今後の収益や方向性、そして財務戦略も踏まえて考えなければなりません。しかし、現場でも営業マンにとってとなると、毎日戦っていける戦力が欲しいことが切なる願いであることも多いものです。
 大事な経営判断を現場に聞く経営者も多いのですが、正しいようで間違っていることも多いものです。その際に同じ土俵、背景にて答えている社員さんが何人いるかが重要でしょう。大企業ならば別ですが、中小企業では特にこのトップの経営判断が重要な要素にもなってきます。船井総研では、「企業はトップで99.9%決まる」と言ってきましたが、それがまさしく当てはまると思います。創業オーナーで成長している企業は、所謂ワンマンながら、その経営判断が正しかった結果でもあります。成長の要素として、トップのセンスが時流にマッチしてきたことなのでしょう。伸びている会社のトップは、時代とともに変化していく時流を読んでおります。ごく稀に、素晴らしい勘のみで成長しているケースもありますが、多くはあらゆる情報を集め、学び、そして素直に受け入れていることが多いものです。それができなくなった時に、時流から取り残されることを知っているからかもしれません。
 誤解頂きたくないので繰り返しますが、現場の意見は聞いて欲しいと思います。しかし、経営側はそれはそれとして聞き入れ、ブレない心で決定しなければならないということです。
 よく、「トップは孤独」ということを表現されますが、それは温度感の違いから発生していることが多いものです。
 かといって、土俵の違いを諦める必要は全くありません。その温度を合わせられる社員さんを何人つくれるかが、重要な経営者の仕事でもありますので。
メンバーの小川さんと久々にスタ丼行きました!美味いけど、かなりのハイカロリーな満腹感は若干後悔です・・・
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これまた、久々に満州餃子に行ってきました。埼玉を中心に店舗展開する、王将のライバルですね。餃子210円で、ダブル餃子定食500円は最高です!
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日曜日の海は朝のムネ、カタからOHまで上がってきました!
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月曜日、夕方にダブルになっていました!クローズ状態でしたが、何名か入っている人も・・・私は自分の実力を知っているので、早々に引き上げギャラリーとなっていました 笑
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2011年7月5日 9:07 AM

中四国の産廃・一廃のご支援先「省エネと廃棄物」

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 本日は中四国の産廃・一廃のご支援先でした。同社でも顧客への提案商品として、省エネコンサルティングも実施しております。昨年からの動きでしたが、災害以降の時流として一気に拡がっていることも確かです。
 昨年から、数件のご支援先にて省エネ提案を展開してもらっているご支援先があります。そして、目的は単体の事業で収益を上げることではなく、顧客への一点突破であり、顧客ニーズ対応であり、顧客への結びつきの強化でもあります。
 廃棄物屋が省エネ?というのは、普通に見れば正しいものではないかもしれません。新たな事業を始める際に、①市場の成長性 ②自社経営資源の有効活用などの重要なポイントがあります。①の成長性については、絶対条件であり、縮小していく業種や市場のものには絶対参入してはならないものでもあります。拡大していく市場のものならば、例え自社が非力であっても業績も上がりやすく、先に始めた分のインセンティブも得やすいものです。②の自社経営資源では、人もあれば技術もあり、何よりも顧客というものもあります。顧客のニーズがどこにあるのかを、いつも考えていることでしょう。時流においてそのニーズのひとつに、省エネと節電は大きな位置を占めております。
 顧客に対して、ニーズが無い中で営業をしていても、ラッキーパンチが当ることを狙うだけになってしまいます。「それが営業だ!」と言われれば仕方ないのですが、しかし営業マンの心は違うものです。「何件廻っても、ウチの処理品目では・・・」「値段ばかりですよ・・・」と限界を感じているものです。建廃が減りゆくなかで、工場系を目指す場合もありますが、更に工場系のアプローチでは難易度が高くなっていくものです。だから、顧客が求めているニーズを扱わなければならなくなっています。これまでも資源提案や廃棄物削減提案も行って頂いていますが、そのひとつも省エネ提案でもあります。もちろん、単なるLEDだけを担いで営業を掛けようとしても、顧客も飽きられている状況です。省エネ提案は、顧客に合わせた削減コンサルティングでなければなりません。商品の代理店にならず、エンジニアリングをしなければ顧客は喜んでくれないものです。
 現在のご支援先の状況で言えば、無料省エネ診断を武器として、顧客への提案商品を決めてもらっています。もちろん、船井総研の他チームでもコンサルティングしている顧問先の様々な業種に提案してもらっているケースもあるのですが、概ね好調でありアポ率は高いものです。
 リーマンショック前まではCO2がひとつの時流になっていたこともありましたが、その後若干収まった感もあります。しかし、中長期的には必ず必要なことです。しかし、CDMだけでは解りにくかったこともあり、自らは何をしていくべきか不明であったものです。やらなければならないことは、水、電気、ガス、油、廃棄物を減らすことがCO2の削減なのです。
 廃棄物処理業は廃棄物を減らすことが大事であり、そして更にCO2削減を進めるにはエネルギーの削減は避けられないテーマでもあります。
 廃棄物処理業が、エネなどとは一瞬程遠いものに見えるものですが、環境企業となることには考えても良いテーマのひとつであります。全ての廃棄物処理業がやる必要はありませんが、新たな顧客ターゲットや営業の武器を作りたい人には良いかもしれませんね。
仙台に行ってきました。ご存知の方も多いと思いますが、駅前だけを見ていると震災のことも忘れそうです。しかし、一歩踏み出すと様々な傷跡も見受けられます。ツライですね。
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人の出入りは多かったですね
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当然、牛タン食べてきました!やはり美味しいです。いつも思うのですが、何故これだけ美味しい牛タンができるのでしょうか
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以前、ご紹介したご支援先の猫にまたまた子猫が産まれました。ヤバイです!
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いよいよ7月1日より、海開きの為に私が入っているポイントはクローズになります。これからポイントが移動ながら、久々感も良いものですね
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2011年6月20日 12:53 PM

関東の産廃のご支援先「中間処理場の赤字体質」

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 本日は関東の産廃のご支援先でした。同社で毎月の実績数値の確認を行っていると、部分的に利益率が悪化している部署がありました。責任者は当然原因を見つけ改善に取組んでいくのですが、その際に困ることは、根本としての改善になっていないケースです。
 中間処理場の数値は単純なものであり、inとoutの関係だけです。しかも通常の製造業と違い、加工の要素は複雑化されておらず、単純な加工(処理)にて構成されているのみです。この問題を見つける際に本質に入れていないケースというのは、根本の原因を見つけられていないことです。機械の効率や選別スピード、荷の内訳も間違いではありません。しかし中間処理場の本質から考えていくと、減容もしくはリサイクルが目的であり、商売の観点からはそこでコストが合う方法以外はしてはならないことでしょう。
 縮小市場では必ず価格競争に陥ります。様々な改善を重ねても、その改善が実を結ぶスピードよりも価格下落による状況悪化のスピードが勝るかもしれません。その為、実は不採算の顧客を受け入れず採算の良い顧客だけを受け入れよといっても、難しくなりがちです。
 本質は中間処理を止めることかもしれません。つまり、業態を変えるということにもなりますが、それでは答になっていないので今回は言及しません。
 やはり短期的に目指すことは、顧客を変えること、商品を変えることになるでしょう。しかし中長期に見れば縮小にならないものでなければなりません。国内産業が縮小市場といっても、全ての会社と商品が下がることなどありません。ツイているものを探し、その割合を増やすことでしょう。短期的な顧客開拓などで終らせず、ツイていない会社とは付き合わない程の気持ちでしょう。ツイていない会社とようやく取引ができても、生産が落ちていくことや更なる値下げ要求や他社からの売込にて挙句に転注もあるかもしれません。
 処理先を変えること、外注費を抑えること、修繕費を抑えること、これらは全て取組まなければなりませんが、ミクロに捉えないことが重要ではないでしょうか。
 これから先の廃棄物減少市場において、ますます中間処理場の生産性アップは必要となりますが、儲かる中間処理場を改めて考えて欲しいと思います。
 
大好物の骨付き地鶏です!本当にビールに合います!!
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更に、横浜の一鶴です。本当に美味いです!!小川さんと支援帰りに寄ってきました
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で、やはりルナです。最近は天気も悪いのですが、海の家は着々とできあがってきています。夏が近付いてきましたねー
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2011年6月4日 7:30 PM

社内の部署研修でした「情報のシャワー」

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 部内での部署研修でした。船井総研でも皆様の会社同様に研修が各種存在しております。年に1回1月仕事初めの日に1泊2日の全社研修を皮切りに、階層別の幹部研修から若手研修まで、テクニック的なマーケティングの研修もあります。それぞれに、目的もターゲットも違います。部署研修というのは、大規模ではできない、部署だけで独自のテーマを設定して学ぶ時間でもあります。著名な人の講演を企画する部署もあれば、リアルなマーケティングとして、話題や繁盛企業の視察をする部署もあります。
 
 今回私が所属する部では、講演を2名と部内でのマーケティング成功事例の共有とグループ単位でのミーティングを2日間掛けて行いました。
 
 講演は、経済評論家でもあるベンジャミンフルフォード氏(船井幸雄の本や講演でもお馴染み)と、原発問題でいまテレビで引っ張りだこの、武田邦彦教授をお迎えしました。
 
 いやいや、刺激ありましたね。
 但し、基礎知識として氏の本を読んでいなければ「??」かもしれません。情報というものは、盲信でも盲疑でもいけません。常に素直に「なるほど、そのような考え方もあるか!」と受け入れ、そして自分自身でも調べていくことは必要でしょう。お2人とも、その情報量には唸らされました。またご支援先の皆様で、ご興味のある方にはご紹介させて頂きます。
 
 ところで部内のマーケティング成功事例紹介とは、我々が「ズバリソリューション」と社内で呼ばれている、各業界のコンサルタントが取組んでいる成功業態のことです。これが本当に勉強になります。我々総合コンサルティング会社の強みとは、情報量だと思います。業種型に主要型だけでも100を超える業種コンサルティングがあり、そのそれぞれの業種の成功事例の視点が他の業種にも活かされるものです。自分の業種では当たり前のことが、全く遅れていたり、そしてその進んだ業種の行く末から自らの業種にて転換することも必要です。そして何よりも、産業は様々なところで絡み合っており、私のように廃棄物処理業や再生資源業のコンサルティングをしていると、その全ての業種が排出元でもあり、リアルな顧客のニーズを掴むことができます。流通業や住建設業、各種製造業、その業種が何を求めているかを社内からもいつも学ばせてもらっています。
 
 廃棄物処理業は特殊であると、業界の人は思いがちですが、実は原理原則は何も変わらないものでしょう。確かに、モノを売るのではなくサービスの代償として費用を貰うことは、小売とは違うことでしょう。しかし、そこに顧客が存在することはどの業界も変わりありません。BtoBとBtoCの違いもあるでしょうが、それは手法の違いだけかもしれません。常に様々な業種の成功事例を素直に受け入れ、そして自らに変換させることが重要であります。そうすることだけで、同じ情報を受けていても違ったものになっていくのでしょう。
 
 セミナーなどでもよくお伝えさせて頂くのですが、成功事例に関して、「そこの地域では・・・ウチの地域では・・・」「その会社では・・・ウチの会社では・・・」となってしまうと何も始まらないと思います。素直に受け入れ、どうやって自社に落とし込むかが重要なのでしょう。
 だからこそ、情報量は最低限意識して欲しいと思います。我々も社内で「情報のシャワー」とした表現を使い、様々な情報のインプットを意識付けしております。月に2度の全体会議の日も朝から晩まで、この情報のシャワーを浴び続けます。お陰さまで、inが多すぎる日は終了後に頭がボーッとしてしまうほどですが、充実感は素晴らしいものです。何よりも、情報に対しての「感謝」を感じるからなのでしょう。得た情報をご支援先にお伝えしたり、コンサルティングのマーケティング手法に活かしたりすることができ、更に喜んで頂けることが幸せでもあります。
 
 環境の重要性を説くことがありますが、まさしく「情報のシャワー」も我々にとっての環境のありがたさかもしれません。
 
 情報のシャワーを是非、意識して自社でも転換をして頂ければと思います。
ベンジャミン・フルホード氏です。
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お馴染みの武田邦彦教授です。生の情報は面白いですね。
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スタカレーです。久々にスタ丼が食べたくなって行ったのですが、結局スタカレーにしてしまいました!
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私の夕飯です。嘘です。
いつも帰宅は1時過ぎになるのですが、それから夕飯のビールが毎日の楽しみです。最近は、イリコを簡単に炒って、マヨネーズと一味で食べてます。
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2011年5月26日 8:58 AM

中四国の産廃のご支援先「社内の温度感」

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 中四国の産廃のご支援先でした。同社トップの考え方として、ES(employee satisfaction)がCS(cusomer satisfaction)になることの軸があることで、それを実践してきたことでしょう。雰囲気の良さという、定量的に計ることのできないものの、そもそも業績が上がる基礎ともいうべき素養があるとも言えるでしょう。
 
 毎日、全国の廃棄物処理・再生資源業を訪問しながら感じることは、その会社に入った瞬間に感じる「気」というものです。「あ!良い会社だ」「活気ある」「元気だ」「戦意がみなぎっている」など、良い「気」のある会社というものを感じます。もちろん、初めて訪問する際にその逆を感じることもあるものです。「何かどんよりしている」「暗い」「後ろ向き」などでしょう。
 弊社創業者の船井幸雄は、「ツキの原理」として、ついている人と付き合うことが自らに「ツキ」をもたらすことを伝えています。ツイている人は、いつもプラス発想です。その前向きな発想に、つきあう人も感化されていき、その人の魅力に吸い寄せられていきます。そして経営上の「ツキ」とは天地自然の理に従い、ツクことをすることでもあります。自社の中で「伸びている」「自信がある」「効率的」がツキでもあり、それを伸ばすことで業績も上がっていきます。これは、長所伸展にも繋がっていきます。
 つまり会社の温度感もツキの原理で考えれば同じかもしれませんね。ニコニコと挨拶してくれれば相手も笑顔が自然と現れることであり、元気がよければその元気をもらえたことへの感謝にもなります。「for the customer」と言うことは簡単ですが、自らの仕事や人間関係、家族関係などに悩みを持ったままで、本当に心から「顧客の為」にと言えるのでしょうか?やはり自らが充実した仕事に対する使命感などが、そして自己実現と仕事がリンクしていなければ、真の顧客一番主義になれないのでしょう。
 社内の温度感とは不思議なものです。中にいる人達は気付かないもので、外部から時間をあけてに見るなどで明確に違いもわかってきます。それは室温が26度から27度に、じわりじわりと変化していったものと同じで、急激な変化でなければ人は気付かないものでしょう。だから変わらないような気もしてくることが焦りとなり、軸がぶれていくのでしょう。
 社内の温度感を上げていくには、この軸を経営者がどれだけ強く持っていて、そしてそれをぶれずにやり遂げられるかです。熱い会社を作っていってください!
関西のご支援先がお越し頂いていたので、夕方に私のお気に入りのB級グルメにご案内しました。汚い店ですが、味は涙が出るほど美味いです。
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