丸の内で働く産廃マンのブログ|産廃WEB|船井総研

丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2011年4月1日 8:28 PM

復興を心よりお祈り申し上げます

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お客様各位
拝啓
 平成23年3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
 当社は、本業の経営コンサルティング及び各種セミナーを通じ、微力ではございますが、各企業様を引き続き全力でご支援させていただく所存でございます。
 何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 被災された皆様のご無事と被災地の一日も早い復興を社員一同心よりお祈り申し上げます。
                                                          敬具
 4月へと入りましたが、事態は様々な傷跡を残しております。犠牲となられた方々とそのご遺族に対しまして、哀悼の意を表します。震災と津波による被害と傷跡が大きく残り、懸命な救出作業や、また負傷された方々をはじめ被害に遭われ避難生活を余儀なくされている被災者もいらっしゃり、心からお見舞を申し上げます。
 2011年3月11日は日本中の意識を変えてしまった日かもしれません。様々な価値観は大きく変わり、エネルギーに対しても、自然に対しても、そして命に対しても・・・。
 この3週間、様々なことを考えておりました。
 いま、自分が何をできるのか?何をすべきなのか?
 直ぐに飛んでいき、困っていることがあれば小さなことでも手伝っていきたい。励ましていきたい。義援金は機会のたびにドンドン出していきたい。なんでも良いから喜んでもらいたい。欲しいことをしてあげたい・・・。
 まだまだ答は見つかっておりません。正直もどかしい思いを抱えておりました。
 「自分のできることをしっかりと!」は解っているものの、様々な報道を見ていると迷いが出てしまうものでした。本当に働いている場合なのか?
 この3週間、ご支援先の廃棄物処理業・再生資源業を訪問していると、震災の影響が業務にも現れてきておりました。先ずは直後の燃料不足によって、車輌が動かせず、そして従業員が出勤ができないような状況にも。そして関東では計画停電が始まり、工場の操業もままならないところや、顧客からの引取りが難しいケースも。そして住宅メーカーの建材不足による受注ストップ、自動車メーカーのラインストップ、資源価格の下落に加え資源品の輸出検査による鈍化と、業界環境が厳しくなっております。
 今日現在で、GDPが1~2ポイント程のダウンも予測されており、この先の展開が予測し難くなっております。物流網が整いつつありますが、まだまだ当該地でのモノ作りが本格化するまでは時間が掛かりそうです。
 経済損失30兆円、株式市場では50兆円の損失となり、失われた事業所は10万近くへとなり、失職者も100万人にもなりそうです。
 当廃棄物業界の内容を知らない人にとっては、ニュースで見る瓦礫の山に対して、「これから仕事が多いでしょう」とも見られますが、既に出動も始まっている各地の産廃協会からのボランティアが多いものです。中長期的には復興の各種工事が始まりますがそれも局地的なことであり、全国的な視点で見れば、公共工事も復興に集中することが想定されます。
 計画停電や節電が長期的になることも予想され、経済活動も大きく打撃を受けていくことでしょう。
 農地も心配です。塩害と原発による風評被害もあり、農業の再開に時間が掛かる地域も多いことです。
 被災地での雇用も各種工事には足りない程となるでしょうが、その一時的なものではなく、中長期的に働ける場所が生まれてこなければ、真の復興にもならないでしょう。
 誤解なきようにお伝えしたいのですが、いま取組むことは本当に新たな街づくりかもしれません。冒頭お伝えしました通り、人々の意識が大きく変わりました。これまでのしきたりや当たり前はそうでなくなり、新たな価値観が生まれているときです。何を重点しなければならないのか?一番重要なものは何か?
 環境対策は、その最たるものかもしれません。長期的に重要なことであるのを皆が理解していても、具体的に進めていけないのは個人のエゴが優先され、総論賛成各論反対となっていたからでしょう。
 廃棄物処理業・再生資源業が環境企業で括られるようになり久しいですが、今この瞬間から本当に環境をつくる企業になれる時ではないでしょうか。環境対策企業ではなく、環境創造企業です。
 
 大量生産、大量廃棄とするマス発想が本当に終わりをつげ、これから適量生産による適量廃棄にも変化することでしょう。
 私がやらなければならないこと、それは新たな廃棄物処理業・再生資源業をつくろうとすることを全力でサポートすることでしょう。1社でもたくさん、そしてそこに関わる全ての人が幸せになれるように、これからも気持ち新たに取組んでいきます。
 少しでもこの業界を勇気付け、そして元気な廃棄物処理業・再生資源業をつくっていきます。

2011年3月9日 8:01 PM

関西の再生資源業「廃棄物削減業」

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 関西の再生資源業でした。新たに廃棄物削減業として、資源品獲得強化に進んでいきます。
 ここ暫く、ひとつのテーマとして廃棄物削減業に取組んで頂くご支援先は増えております。廃棄物処理業の行く先は、削減業になることが本質でもいえると思います。しかし、廃棄物削減業の後は環境コスト削減業になるのですが、業態転換に関しては単純に行かず、また時流に合わせていけば、変化のステップもあるものです。そのひとつのテーマとしては、廃棄物を減らすことの方法論として、如何に資源化するかともあります。
 先般、廃棄物処理業経営者セミナーを2月21日に東京会場として弊社五反田オフィス、3月8日に大阪会場として弊社大阪淀屋橋セミナープレイスで開催してきました。40名を超える廃棄物処理業の方にお越し頂き、業界の方向性について将来を真剣に捉え取組む皆様の熱を多く感じてきました。今回のテーマは廃棄物削減業ですが、終了後のアンケートを見ていると取組む手法やステップはバラバラであったかもしれません。
 今回ご提案の「廃棄物削減業」は業態転換でありますが、施設などの投資を掛けるものではありませんが、しかし最も大きな転換として、心の転換があるかもしれません。心から本質を見極め、廃棄物を扱うにあたっていく先々は何にならなければいけないかを理解しようとしなければ、進められないでしょう。ついつい自社の施設、自社の儲けを最優先してしまい、顧客のメリット追及を疎かになりがちです。特に現在のように、価格競争に陥りがちな現在では、一番愚かなことである「値引き」に嵌りがちとなってしまいます。それが市場の縮小に繋がることは明確なのですが、自社だけ、今だけを考えてしまうとこのような値引き合戦を生み出してしまいがちです。
 廃棄物削減も市場を縮小させるかと言えば、これは違っており、本質に戻すだけの話です。現在の廃棄物処理は、過去に人間が作り出した大量生産大量消費型の、製品や手法を処理する為の過去の清算型であり、事後処理発想とも言えます。しかし事後処理は終わりを迎えようとしており、現に大手排出元ほど如何に減らすかを考え、更に未然防止に向かおうとしております。これが時流であり、過去の成功してきた手法や意識は得てして邪魔になりがちで、時流に合わせたビジネス転換は一方で新市場を生み出していくものです。
 過去の延長にはない、廃棄物処理業の行く先が廃棄物削減業となります。是非、心の転換から始め、本質を捉えられることから始めて頂きたいですね。
日曜日の海は、朝は穏やかだったのですが、午後から強いオンショアに!グチャグチャになってしまいました・・・
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2011年3月2日 9:49 PM

関東の産廃のご支援先「改正廃掃法は武器だ!」

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 本日は関東の産廃のご支援先でした。営業戦略会議にて、改正廃掃法についての営業的切り口を確認して、最後の追い込みである3月の動きを確認しておりました。
 私のご支援先の多くで、廃棄物の知識については詰め込んでもらっております。廃掃法の知識については、営業マンならば絶対条件であり、むしろそれなくして廃棄物営業ができない程の位置付けと思っております。組織営業や営業能力云々以前の問題であり、先ず基礎体力でもあるかもしれません。
 営業マンの成長ステップとして①外に出して、顧客と接して良い躾・マナー②廃棄物のプロとしての知識③プレゼンテーション能力④クロージング能力となるものです。間違ってはいけないことは、「それを知らなくても顧客獲得ができる(できた)」とした過去の成功要因を言い訳にする場合です。ラッキーパンチでの受注や、またそれを求めない顧客とだけ取引していては、減少局面では戦っていけません。つまり廃棄物について意識が低い顧客は、価格を最優先していることが圧倒的であり、長く付き合える顧客を掴まえる為にも知識が必要となってくるのです。
 今回の改正廃掃法については、この3月に顧客に伝えるからこそ意味があります。4月に入ってから伝えるのとでは、大きく差があります。特に建設系ではその意味も大きく、4月に入ってから混乱も予想されます。いち早く伝え、そして具体的に「御社の場合は・・・」と自社が注意すべきことを伝えてくれることを有り難く思ってくれます。排出元にとっては、変更点を全部聞きたいとも思っておりません。要は自分達は何を注意しなければならないか?それをプロが伝えてくれることを待っているのです。
 顧客に伝える際に注意して欲しいことに、その背景を伝えられているかです。今回の建設系における「排出元の定義」について、これまで廃掃法では謳われていなかった「排出元」とは誰かが明確になったことでもあるでしょう。「フジコー裁判」などでもその範囲が緩やかであったことが、元請への責任に言及していることも興味深いことですね。
 また、多くの人々が対処に困っている、所謂「後だしマニフェスト」の禁止も然りです。いまさらのことかもしれませんが、本来顧客が発行するものであるマニフェストを後出しはありえない筈です。しかし、中小の顧客にはそのような認識が無いことも確かです。私がご支援先の営業マン同行をしていると、中小工務店では平気な顔して、「マニフェスト?前の業者はうるさいこと言わなかった!」とまで言い切ります。地方の建設系では、急ぎの場合などや現場に作業者しかいない場合など、いまだに後追いのマニフェストが存在しております。しかし法が変わる時こそチャンスかもしれません。この時期に伝え、そして
管理を改めて貰うことができるチャンスでもあると思います。
 新規顧客開拓も同様です。多くの排出元が廃棄物処理業に求めることは、情報の発信であり、特に法律については一番欲しい情報でした。だからこそ、他社が発信できていない情報を伝えるからこそ価値が出てきます。
 改正廃掃法の今の機会、是非武器として取組んでください!
日曜日は海が荒れていました・・・しかし、SUNDAYサーファーの私にとっては大事な1日で、強引に入っていました。面白くなかったですが、しかし海は気持ち良いですねー
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2011年2月25日 10:29 PM

中四国の産廃・一廃のご支援先「採用市場も変化」

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 中四国の産廃・一廃のご支援先でした。採用の強化が始まっています。
 私がご支援させて頂いている多くの企業がそうなのですが、中途採用を強化しております。2008年リーマンショック以降、人員整理をされる企業もありましたが、不況期こそ人の仕入に関しては一番のベストタイミングでもあると思います。これまでも、数度お伝えしてきました通り、攻めのタイミングであるということです。
 
 今後の廃棄物業界での激動期においては、当然攻めの経営に向かわれる人が多いものです。新たな顧客開拓も当然ながら、新たな事業展開、そしてソフト的な仕組や仕掛けつくりが必要となり、それを達成する能力が必要になっています。「人材育成」は絶対のことであり、「組織強化」も手を緩めてはならないものです。しかし人材も組織も急激な成長は難しく、そこに掛けた力に効果があったか否かも具体的に見え難いものです。ジワジワと上がり、10年先に振り返った際にようやく気付くものかもしれません。
 「ウチも、もう少し力がついたら」「幹部が育ったら・・・」「ウチは・・・」となってしまうと先には一向も進まず、永遠に万全の態勢にもならないものでしょう。時流は変わり、求められているものも変わり、人も変わり、顧客も変わり、変わり続ける中では完璧な日々は現れてきません。世の中に完璧な会社が存在しておらず、しかし僅かでもそれに近付こうとする会社だけが成長し続けていきます。
 自社の成長スピードに人が追いついていない場合は、新たに採用する以外に答はありません。次の成長の為にやりたいこと、また自らの組織に足りない能力を充足する為に、新たな血を会社が必要としているのでしょう。
 しかし、採用に関して、能力を見極めることほど難しいものはありません。これは新卒、中途問わず、答やルールは無いのではないでしょうか。思わず拾いもののようなこともあれば、前職の経験に惑わされ採用したものの、自社ではその能力を発揮できないこともあります(偽っている場合も・・・)。加えて中途採用市場では、現職中であるような前向き転職者が減っていることも感じます。そのような状況でも、自社に必要な部分を採用していかなければならず、その為には採用の機会を常に持ち続けなければならないのでしょう。
 採用コストも皆が悩まれるところかもしれませんが、結論的には良い人材を獲得するには、その分はコストを掛けない限りは難しいものです。ハローワークであれば無料ではありますが、それに登録している人だけでは、希望の能力を獲得することにも限界があります。繰上げ当選的に選んだ人であっても、そしてその人に教える時間や支払う給与を考えても、同じ給与を払うならば良い人材を選び、払うことが最も有効なことは当然のものです。そしてその採用コストも、直ぐに活躍により取り返していくことも可能となるでしょう。
 そして何より重要なことは、良い人材に選ばれる会社になることでしょう。ハローワーク採用時には自社が選んでいる立場が多かったと思いますが、良い人材の場合は口説かなければ入社してくれないかもしれません。「あなたが必要」「我々はこれから、こういったことを取組んでいく」とビジョンを語り、そしてその能力の必要性を伝えていくことで、ようやく獲得も可能なものです。
 今こそ採用コストを上げていき、獲れないリスクを恐れずに、徹底的に良い人材を口説く採用パターンに変えていってください。
マグロ定食です。これで1350円。先日昼食に連れていって頂いたのですが、VALEUです。WORTHではなく、価値/価格が良いです!
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近所のモスです。日曜日に仕事が休みの場合は、海にサーフィンに行き帰ってビール、ルナの散歩に行ってビール、そして外のどこかの店で仕事をしているケースが多いものです。今週はモスでしたが、ついつい店舗限定メニューを頼んでしまいました。のせられているな・・・
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やはりルナです!定店観測のようですね・・・
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2011年2月15日 11:55 PM

中部の産廃のご支援先「中途採用も強化セヨ」

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 中部の産廃のご支援先でした。20代の若手営業マンが欲しいとなったのですが、モデル像を明確にして媒体を選び、そして同時進行にて育成計画を明確にしていきました。
 廃棄物処理業界において、新卒に取組むご支援先も増えつつありますが、先ずは中途採用の強化をして頂くケースが多いものです。
 企業によって様々な段階があり、一概に言えないのですが、成長の過程において組織のパーツは必ず足りなくなります。イエスマンではない、また先代の番頭ではない、社長の右腕であったり、奥さん以外の経理マンであったり、事務員でない総務のプロフェッショナルであったり、はたまた工場長や営業部長であったり。廃棄物処理業の場合、売上の企業規模と組織が追いついていないケースが圧倒的に多いものです。それ故に、組織に不足している能力に気付いた時は採用しなければならないものです。内部育成も必要ですが、プロフェッショナルとなれば育成の時間と組織がリンクしなくなり、歪も出てしまい組織の穴ばかりが目立つようになるでしょう。
 だからこそ中途採用を常に考えなければならないものです。
 企業がある段階まで来た場合は、体育会系の中に文科系の色も必要となっていきます。廃棄物処理業が現場型で来たケースも多く、現場から抜擢にて組織が構成されていたりします。それは全く悪いことではないのですが、自分達に持っていない脳を入れることでまた活性されていくものです。特にオーナー企業の場合、自分の好みのタイプしか残らない場合もあるものです。根性型やイエスマン型、そして感性型等々・・・。だからこそ、自分に合わないタイプも採用していくことが、組織の活性にもなっていくのでしょう。もちろん、それによって悩みも苦労も増えるかもしれませんが、そういった違うタイプの血が必ず組織を活性化させるものです。その悩みも自らを管理者や指導者として成長することでの偏頭痛みたいなもので、それを使いこなせる能力がまた経営者も成長になるのかもしれませんね。
 冒頭の若手営業マンを採用したい企業では、当初新卒も考えておりました。しかし、現段階にて新卒が入っても退社してしまうことが予想されました。育てられる人もシステムなく、モデルとなる先輩がおらず、悩みを聞いてあげられる年代の近い同じ境遇の人もいないからです。22歳が入社するならば、25歳~29歳くらいまでの年代の近い営業マンがいれば、その役をかうこともできます。だからこそ、モデルとなる営業マンであり、先輩つくりから着手したわけです。
 もちろん、そうやって採用した社員さんが辞めない会社になることは根本ですが、一方でハローワークなどからの採用ではなく、今も働き、現職場でもエース級の人材を獲得することを目指して欲しいですね。
 まだまだ続く、廃棄物減少時代のいま、組織強化のタイミングもいまなのでしょう!
日曜日の海はここ久々に波が良かったです!いやー楽しみました!
思わず、何度も笑みがこばれました
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波が良くて天気の良い日曜日が私の元気の源です。
私はここ8年以上風邪をひいていませんが、これも海に入っているからと思っています。適度な運動と寒い中で肌を鍛えている(?)からと、自分の遊びを正当化しています(笑)
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2011年2月7日 11:09 PM

廃棄物処理業の組織営業「セミナー営業」

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 ここ連続で、ご支援先のセミナー営業を開催致しました。1社は顧客への謝恩セミナーであり、もう1社は新規顧客開拓セミナーでした。双方ともに多くのお客様にお越し頂き、そして次のアクションとしてのアポイントにも動き出しています。勉強好きな排出元ご担当者様が集まられたのではないでしょうか。
 私のご支援先の中には、もう何年も開催して頂いている企業がありますが、実は廃棄物処理業にとって、非常にマッチしている営業の仕組であることも感じております。
売り込みに行くと価格に陥ることは多いものです。だから売り込まなくても、顧客が来てくれることは究極のことになるかもしれません。廃棄物処理業において圧倒的な設備が有効な時代ならば、それも可能な産廃業もいたものでした。しかし現在は、その圧倒的な差別化施設というものが見受けられない中では、営業をしなくても顧客から来てくれる頻度は少なくなっていきます。
 売り込まなくても仕事を獲得する為には、顧客が受動的ではなく能動的でなければなりません。過去から我々がお伝えしているのは、「PUSH型」から「PULL型」ということになります。「顧客に押す」ばかりではなく、「顧客を惹きつける」となるべきなのでしょう。
 顧客を惹きつけるには、当然ながら顧客のニーズを読み取り、そのニーズのいる人を見つけなければなりません。その抽出がセミナーもひとつの方法なのでしょう。例えば現在、排出元が廃棄物コストダウンのニーズを持っているならば、そのセミナー開催DMを送り、そしてそれを聞きたい人が集まれば、見込み客層は見えてくるわけです。加えて、そこまで来る人の温度の高さは見込み客としてのレベルの高さでもあり、提案に対する真剣度は相当に高いものになるでしょう。そして必ずセミナー当日にアポイントを取ることができます。新規開拓でTELアポを強化している企業も多いと思いますが、10件に1件ようやく取れたアポイントであっても、プレゼンができなかったり、伝えることができない、キーマンに会えないなどでは進まないものです。だからこそ、「急がば廻れ」ではないのですが、セミナー型営業も効果的であるものです。
 廃棄物処理業がコスト競争になって久しいのですが、単なる価格提示で決まる顧客だけならば、このような回りくどいこともいらないでしょう。 しかしそのコスト訴求だけのみでの獲得には、更に上回る価格提示企業があらわれ、更に更に価格提示が必要となってしまいます。
 つまり、良い顧客との出会いと付き合いがこれから重要にもなってくるのではないでしょうか。
 
 セミナー営業と言えば、遠い世界に感じられる方も多いと思いますが、思ったより案ずるよりも産むが易しです。是非、チャレンジしてください。
タクシーに乗ったら、カラスがフロントガラスに止まりました。走り出したら逃げると思いきや、なかなかと根性を見せてくれて、時速40kmまで食らいついていました。
近くで見ると結構怖いですね・・・
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日曜日の海です。涙出るくらいにフラットでした・・・
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久々に大好物の骨付き地鶏を食べました!やはり、ビールにむっちゃ合います!
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2011年1月21日 10:07 PM

社員総会が2週連続でした

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 1月に入り、私のご支援先2社にて、社員総会が2週連続にて開催されました。
 その1社は第二回目の社員総会であり、12月をグループの締めとしているのですが、1月より新年度の位置付けでもあったので、総会開催のタイミングとしています。もう1社は初の開催となるのですが、新たな企業再構築元年としてのものでした。ともに、本当に良い総会であり、私自身も感動することが多分にありました。
 2社ともに共通していることは、開催される意義の社内位置付けが何よりも重要なものになっていることです。
 この業の特徴として、一廃や古紙を取り扱っていると年間364日は稼動しており、当然簡単に全社員が集まることが容易ではありません。夜間回収をしている企業では、開催時間帯も限定されてしまうものです。
 「仕事を差し置いてできるのか?」「皆、日々の業務で疲れている中でできるのか?」
 しかし、やらなければならない重要な事項です。何よりも優先しなければならない経営の重大な事項です。
 上場企業ならばIRや決算発表も行い、その経営方針は広く公開されており、当然社員さんにも知らせていきます。しかし廃棄物処理業の多くは中小企業であり、事業戦略の多くが社長の頭の中であることも否めません。
 別にそれでも構いません。それで何も不自由なく過ごせるかもしれません。
 しかし同じ働くにしても、一緒に働いてくれる社員さんと夢を持って働いていきたいものですよね。働く人の夢と会社の夢が一致できることは素晴らしいことです。
 その為には1年の総決算もしなければならず、立てた目標に対する成果も見直し、そして新たな事業戦略や方向性も伝えていかなければ、社員さんも夢も持てず長く働きたいとはなりえません。
 イベントではなく、会社の1年を締めくくり、そして新たな1年の始まりにすることが社員総会の意義でもあると思います。
 我々船井総研でも新年の初出社は、全社研修として2日間の宿泊にて同様のことを開催しております。12月決算の我々は、新年1日目が本当に新たなスタートです。毎年、全社員600名程が一同に会す唯一の時間であり、創業者の船井幸雄の話から会長と社長の前期総括と今期の取組み、そして本部単位、部単位、グループ単位、チーム単位とその組織の括りごとにミーティングが繰り返されます。夜は社員表彰も行い、また創業者の創業ストーリーの話も聞いて、創業の思いを常に自らに落としこんでおります。私自身もこの2日間は大好きであり、新年のスタートとして身が引き締まる思いとともに、個人の誓いも明確にする時でもあります。
 そのようなキッカケかもしれませんが、その時間への投資は企業力にとって何倍にも跳ね返ってくることなのでしょう。
 是非、様々な形で模索して欲しいですね。
こちらの社員総会ではスカイツリーが見えるところでした!
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富士山も見えました!
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全く関係の無い話ですが、日曜日に自宅近所のデカ盛りの店に久々に行きました!
昔から、「たくさん食べる男は偉い」と勝手に信じていた男です・・・
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2011年1月11日 6:45 AM

新年ですので・・・今日は産廃よりもマクロな話で!

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あけましておめでとうございます!
今回は本来のいつもの産廃日記(?)ではなく、新年らしく今後の経済予測の話をしたいと思います。
様々な経済予測があり、何を信じるべきかと考えるものです。最終的には、その多方面の情報を自らで整理して判断していかざるを得ないのでしょう。
私が特に参考にしているのは、当然ながら弊社代表取締役会長の小山政彦です。
小山政彦は今後の経済予測を
①2010年12月から株は上りはじめ、今年いっぱい上りつづけ、13,000円を越えると思う
②8月までは円高で9月から円安になる
③世界的インフレになるが、スイスと日本は大したインフレにはならない
④中国は暴動とインフレと天安門事件のようなことが起こると覇権は難しくなる 
⑤今の日本の政治力では全くダメだが、2013年の総選挙では政局大変動がおこり、優秀なTOPが出た場合は日本にも可能性がある
小山も当然ながら、様々な人の意見を聞きながら、更にこれまでの世界情勢やマクロ寒にて予想をしてのものです。
更に、弊社創業者であり、現最高顧問の船井幸雄は下記のように予測をしています。
①資本主義は潰れる
②日本は数年でアメリカの属国ではなくなる
③中国は経済覇権は握れない
④世界の覇権国は10年間は無い
⑤国債は紙ぺらになる
⑥金は上るが一時先物は信用できなくなる
そして船井幸雄とも親しく、船井幸雄にして経済予測の超プロでと呼ぶ、朝倉慶氏は
①2012年には一時アメリカ国債があやしい
②2011年秋まではインフレ、株高になる
③1月中旬には再び円高になる
④金は上げに転じ、とんでもない値をつけるかもしれない
⑤メタル・バブルとインフレは必ずおこる
⑥金と株は今が買いどき、株は今年10月ごろから要注意になる金は数年上り続ける
⑦2015年ごろからアメロという新通貨で覇権を握る
同じく超プロと呼ぶ副島隆彦氏は中国が2015年~2020年の間に
①この時$1が30円というその五年後は、$1、10円といっている
②中国の願望は世界制覇であり、インターネットで見れば判る通り、朝鮮、 日本、更にオーストラリアまで中国領になっている世界地図もあり、是非見て欲しい
③アメリカがバーストした場合、2020年の軍事力は今の60兆円の半分として 30兆円と予測でき、中国は現在10兆円だが、15%ずつ増強したとするとアメ リカに追いつくことになり、2025年には世界№1の軍事大国になっている 
 何れの予想にしても、アメリカ、中国が鍵として存在していることでしょう。そして2011年はと言えば、円高と株高、金資源高も想定されているようです。
 廃棄物・再生資源業界に身を置くものにとって、特に注目したいことは資源高ということです。メタルバブルとまでは言いませんが、金が上がっていく局面は確かに想定もでき、益々資源への注目が高まる1年になりそうではあります。
 これまでも廃棄物処理業と再生資源業の境界線がなくなっていくことをお伝えしてきましたが、更にその機運が拡がるのではないでしょうか?自らが意識しなくても顧客が意識してしまえば、その方向性に流れていってしまいます。
 経営計画も時流次第にて読み替えていかざるを得ず、今までの戦略にしがみつくことなく変えていかなければなりません。
 是非、マクロな経済予測もベースにしながら、事業戦略を再構築してください!
今年も海初めです!
さすがに水は冷たくなってきました。ブーツがいります・・・
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でも日曜日は晴れていたので、上半身はポカポカでした
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でも、波はあまりよくなかったです
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というわけで、今年も犬バカですが、よろしくお願いいたします。
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2010年12月17日 8:25 AM

廃棄物ビジネス新世代経営者研究会「2011年度の廃棄物処理業」

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 私が主催している、廃棄物ビジネス新世代経営者研究会でした。暮れは毎年恒例となっているのですが、弊社代表取締役会長の小山政彦を、また弊社環境ビジネスコンサルティングの責任者である執行役員の菊池功の特別講演を講座に入れてあります。
 小山が世界的なマクロの方向性、そして菊池が廃棄物・再生資源業の方向性についてまとめてくれました。
 改めて外部環境の方向性を見ていけば多くの人が考えてます通り、以下のことが想定されていきます。
【想定される外部環境】
●自治体は経営危機となり、公共事業も想定できなくなっていく
●自治体の一般廃棄物処理価格は上がり続けていく
●一般廃棄物の有料化は拡大していく
●一般廃棄物の部分的産業廃棄物化
●廃棄物の資源化
●廃棄物の自社処理化は増えていく
●廃棄物は減少し続ける
●廃棄物・再生資源業は食い合いとなり、境界がなくなっている
●業界は群雄割拠となり、下克上となり戦国時代へ突入
 これまでも当ブログやセミナーでもお伝えさせて頂きましたが、業界を取り巻く外部環境は更に厳しい
ものへと向かっております。廃棄物減少、価格の下落、そして廃棄物・再生資源業界のボーダレス化は来年度も益々進んでいくことでしょう。
 つまり、新たな取り組みなしでは本当に厳しくなっていきます。これまで通りの延長には衰退にしか向かわず、じわりじわりと苦しめられていくことになるでしょう。急激な悪化にならないことが一番恐ろしいことであり、気が付いた時に体力を奪われていたともなってしまいます。特に怖いことは、過去の成長要因にしがみついている時です。時代の転換点は、その過去のビジネスモデルを否定することからがスタートであり、そしてそれができた人が成功しています。
 厳しい時代であっても毎日の忙しさは変わらないことでしょう。しかし忙しくしていても儲からないことが想定されているからこそ、どんなに忙しくても将来の為に一刻も早く取組んで欲しいと思います。
 緊急でない重要なこと!是非今こそ!
【廃棄物・再生資源業の今後の考え方】
1.リサイクルはもう古い!
2.廃棄物を運んではいけない!    
3.排出元企業の自社処理(現地処理)の業務請負を積極的に展開すべき!
4.廃棄物量を減らす提案、及び、コスト削減提案をしなければ生き残れない!
5.本当の意味の「リデュース&リユース&リサイクル」が必要
6.実は、まだまだ、莫大なマーケットが眠っている!
7.(出来る範囲で)積極的に業界の枠を越えていく!
8.廃棄物・資源物業界の周辺にある「潜在需要のある新規マーケット」を狙う!
9.“業界”の枠を越えて、新しい“業態”作りにチャレンジする!
10.時代の転換点では、過去のビジネスモデルを否定できた企業が成長できる!
日曜日は、ちょっとだけ波が良く遊べました!
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2010年12月13日 6:58 PM

中四国の産廃・一廃のご支援先「環境コスト削減」

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 中四国の産廃・一廃のご支援先でした。同社では、毎年セミナー営業を開催しておりますが、今回のテーマは、「コンプライアンス強化と環境コスト30%削減」というものでした。お申込頂いた排出元企業は82名にものぼり、大盛況といっても良かったと思います。
 2008年のリーマンショック以降に、各企業はコスト削減に向かうようになりました。売上と利益が下がれば固定費の圧縮が至上命題となり、これまで余裕のあった企業でさえもコスト削減のスピードが上がっていると言っても良いでしょう。その中で、環境コスト削減は大きな企業課題になっていることも確かです。
 環境コストと一口で言っても様々なものがあります。廃棄物に関わるコストも環境コストですが、例えば環境リスクとなる土壌汚染やアスベストも当然該当しますし、ISO14000やEA21、そして環境報告書も然りです。しかし一番の環境コストとはエネルギーでもあるでしょう。エネルギーコストは製造業や流通業にとってもライフラインであり、事業を行っていくうえでの不可欠なバリューチェーンでもあると思います。しかし、エネルギー対策は環境であり、そのエネルギー削減が環境対策でもあるのです。3年前にCO2削減が日本でも叫ばれるようになり、CDMなどを実施する企業もありましたが、それもコストで会った為に2008年以降に取組みが縮小される企業もあった程です。CO2の削減とはエネルギーコストの削減でもあり、環境コスト削減でもあります。
 この一年は廃棄物処理業は廃棄物削減業にならなければならないと訴えてきましたが、いよいよ廃棄物削減業が環境コスト削減業に取組む段階にも来ています。
 それは企業、顧客が求めていることであり、そのニーズを満たすことこそビジネスではないでしょうか。廃棄物コストの10倍は使用されるエネルギーコストは、排出元にとって廃棄物を削減する以上の効果が生まれてきます。顧客思考を本当に求めるのであるならば、是非取組みをスタートして欲しいと思っております。
 「我々にはできない」「難しい」ではなく、如何に取組むべきかが重要なことではないでしょうか。
日曜日は海も暖かかったですよ!波少なかったですが。。。
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それでも、私のように日曜日にしか行けない人は、絶対に楽しもうと粘ってしまいます・・・
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