丸の内で働く産廃マンのブログ|産廃WEB|船井総研

丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2010年10月12日 6:59 PM

東北の産廃のご支援先「廃棄物処理業の営業管理職者らしさ」

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 本日は東北の産廃のご支援先でした。
 同社では営業組織を新たに組み直し、再構築をしております。組織営業への変革です。多くの廃棄物処理業同様に営業管理職者は営業マンとしての能力であったり、過去の功績などによる昇格型でした。営業管理職としての能力を求めた結果というよりは、まだまだ勉強中と言えば良いのでしょうか。
 廃棄物処理業の多くにおいて、本当の営業部長が少ないのも確かです。それも理由としては、営業組織が未成熟であったことも確かでしょう。成長期の過程において、管理職は模索しながら作られることが多いものです。成長しきった大手企業などでは、優秀な素材も入りモデル的な管理職が生まれ、そしてそれに学ぶ管理職予備軍が育っていくことがサイクルにもなっていきます。つまり、卵か鶏ではありませんが、良い管理職がいることが良い管理職を生み出す条件にもなっていきます。そうなればしかし、どうやって良い管理職を作っていくかにもなっていきます。
 本屋に行けば、リーダーシップの本はごまんとあります。そして営業管理職の本についても同様です。そこに書かれていることは大方似通っていますが、それを否定するつもりもなく、勿論その通りであることも多く、実践していくべきだと思います。しかし人には持って生まれた能力があり、そして与えられた環境も多く違うものです。顧客層も然り、部下の性格も数も違い、そして何よりも更にもうひとつ上の上司や経営者も違ってくるでしょう。それをひとつのリーダーシップ論でまとめることは難しいとも思います。
 ひとつ言えることとして、真の営業管理職とは役割と責任を実行できる人ではないかと思います。その役割や責任が多岐に渡ることも多いと思いますが、数値的、指導育成、経営サポート、他部署との連携、顧客対応 等々。全てのどれかが欠けることもないでしょう。
 実は多くの廃棄物処理業の経営者が気付いていることなのですが、営業マンとしての能力が高い結果として職位として与えた営業トップの座は、殆ど向いていないケースが多いものです。しかし、願いも込めて、対外的にも営業部長などの職位を与えているケースがあります。もちろん、個性の強い営業マンをまとめるならば、営業部員からの尊敬も集めなければならないことも多く、マネジメント力だけでも成り立たないことも理解できます。この場合の仮免許部長(課長)はどのように処遇していくか困っているものです。答としては、仮免許は本免許を与える期間を短く区切ることであり、その間の足りない能力を経営陣が担い責任を持つことでしょう。口を出さないとすることもその当人を動きやすくさせることで、必要かもしれません。しかし、口で「任せている」は格好良く聞こえるものの、会社をそしてその下にいる人達に悪影響を及ぼすことがある場合もあり、その責任は「仮免許」だからでは済まされなくなってしまいます。
 一方で任された、トップ営業マン型部長は営業マンであった場合の方が能力を発揮する場合だってあり、無理に期待させて責任をつけることがその特性を殺してしまう場合だってあります。会社にとっての幸せ、本人にとっての幸せ、それを鑑みて能力を見極めて欲しいと思います。
 これはもちろん営業管理者だけの話ではなく、その他の管理職にも言えることではありますが、管理職として向いていなくても、人間として、自社の社員として悪いのではありません。営業マンとしても輝いて、ドライバーとして輝いて、技術者として輝いていれば良いのではないでしょうか。
 良い人を仕入れようとすればする程、その管理者の育成を急いで欲しいと思います。
日曜日は暖かかったですね!
夏日でした!
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先日、久々にマラサダとスパムむすびを食べました!
ハワイを思い出しますね!!
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2010年10月5日 7:47 PM

関東の産廃のご支援先「処理施設の陳腐化」

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 本日は関東の産廃のご支援先でした。その際にトップと、また営業マンとも偶然に処理施設の行く末の話になりました。今の施設の差別化要素の薄さとともに、また今後差別化可能な施設があるかということです。
 我々もこういった業務をしていると、処理施設の売り物件などの所謂M&Aなどの話が多数舞い込んできます。多くは売り難いものも多く、売り手側のこれまでの投資額に見合わないものや、また買い手側にしてみるとそれによる投資回収が合わないものも多いものです。売り手側は特にその許可取得までの苦労が、その価値に対して納得いかないケースもあるのですが・・・。
 そもそも廃棄物処理業の弱点として、その許可取得における「絶対」がないことかもしれません。お金さえあれば施設ができるものではなく、もちろん情熱や執念だけあっても作れるものでもありません。様々な利害関係者の環境が上手くかみあった折に出来上がっていくものでしょう。
 しかし、それだけ苦労して出来上がる施設も必ず陳腐化していきます。事業検討から具体的行動へと動かし始めた際には最新のモデルであり時流であることが、その出来上がるまでの期間が5年や場合によって10年も掛かることによって、時流から外れていく結果にもなっていきます。つまり最新処理設備と言われても、実は技術的には5年以上前にもなってもしまいます。
 圧倒的差別化が可能な設備があれば、今後の廃棄物ビジネスにおいて有利なことはわかっていますが、その差別化の要素を技術に求めるとなれば難易度が上がることは当然でもあります。安定した実績が無い場合も多く、立上リスクとも戦わなければなりません。しかしそれでも取組まなければならないところが、廃棄物処理業にとって痛し痒しの事実でもあります。
 だからこそソフト力の強化に入らなければならないのでしょう。
 ソフトに磨きを掛けていき、仕組であったり人であったり、そしてそれが一番の差別化になることを具体的成長方向のビジネスに乗せていくしかないのでしょう。それが廃棄物処理業のこれから取組む重要な方向性のひとつになってくると思います。
 予てからお伝えしてきましたが、脱施設(ハード)思想に今一度切り替えてみてください。
日曜日の海です。だいぶん秋らしくなり、空いてきました。。。
昼間には海に入ったのですが、どフラットでガッカリでした。。。
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久々に五反田事務所にて、ご支援先の部門責任者会議をしたのですが、その帰りに雑誌などで有名なハンバーグ屋に行きました。ほんっとーに美味かったです!
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2010年9月30日 7:42 AM

中四国の産廃・一廃のご支援先「資源品争奪戦」

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 本日は中四国の産廃・一廃のご支援先でした。
 その折に、資源品についての話になりました。今後廃棄物・再生資源業界は業界の垣根を越えて、ボーダレスとなり、そのキーとなるのは資源品であると思っています。
 廃棄物が事後処理型ビジネスであり、この先は削減に続き、未然防止型に向かっていくことが想定されます。その過程において大きなポイントは資源にあります。廃棄物がリサイクル発想に向かって久しいですが、そのリサイクル発想には資源としての発想が根底にありながら、強引な資源の発想が多かったと思います。「リサイクルで再度資源として使えるならばこの品質でも価格でも別に良いだろう」としたところではなかったでしょうか。その資源を追いかける姿は否定しませんが、一方で本当の資源も混じっています。無理なリサイクル発想ではなく出口発想にある資源品とは、その資源を求めている人達が多く待っていることでしょう。特に資源の少ない国の日本にとっては・・・
 長く、廃棄物処理業と再生資源業はその境界線を持っていたと思います。互いの権益や領海を守りながら、そして仕事については持ちつ持たれつの関係であったとも思います。しかし資源へのニーズが高まってきた今となっては、それだけを追い続けられなくなってきています。
 一方で国内産業界の市場は縮小されつつあります。住宅建設は落ち続け、また製造品出荷額も落ち続けています。人口減少の国においては当然かもしれません。そうなれば産業界からだけでは廃棄物も減り続けるに加え、資源を確保することもできなくなることでしょう。鉄非鉄スクラップ業界も古紙業界も発生量減少は肌身に感じています。それでもその市場にて確保する為に、戦い続けていますが、その市場に廃棄物業界も動いているのが現状ではないでしょうか。そして今、限られたパイだけでなく、個人からの資源争奪戦も始まりました。
 個人からは廃掃法や集団回収の状況からも、また効率性からも敬遠されていましたが、個人市場に対しての資源回収も注目が高まっています。
 法的に課題もありますが無料回収所も然り、行政の見解が分かれる不用品回収も然り、そして現在のエコステーションもそうかもしれません。
 パイは結果として変わっていないのですが、市場のニーズがそれ求め、それを供給できる人がビジネス化できていることも確かです。例えばエコステーションなどでは、導入によって流通業などでの集客力も高まり効果を上げています。顧客との関係強化の為にも有効な武器になっているわけですね。折りしも行政回収の有料化や資源品排出ルールも細分化していった結果として、その行政サービスにおける不便さを解消するニーズ対応商品でもあるかもしれません。
 中国のレアアースの輸出制限からも見えるように、資源輸入大国の日本は益々そのすぐそこにある危機に対して、資源確保に動かなければなりません。雑品などで輸出される前に早急に仕組を作らなければならない状況になっているのでしょう。
 これから廃棄物処理業が資源品に如何に取組むかは、待ったなしの重要戦略にもなってくるのでしょう。
 
無茶苦茶美味いカレーうどんがあるとのことで連れていって頂きました。
本当に美味かったです!癖になる味です。
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その日の晩に羽田に着いて、スタ丼が食べたくなって食べにいったら、何故かスタカレーを食べてしまい、翌日も昼についついゴーゴーカレーに行ってしまいました。カレーの連チャンです。
そう言えば、学生時代にバックパッカーの真似事にて1ヶ月程行っていた時は毎日カレーを食べ続けました。。。
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2010年9月23日 8:19 AM

東海の産廃のご支援先「廃棄物処理業の新規事業」

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 本日は東海の産廃のご支援先でした。既に構築した中長期計画に沿って、新たな事業計画に取組んでいますが、焦りもありますがぶれてはいけない重要な取組み事項であることを再確認しました。 
 廃棄物処理業こそ、新規事業が必要です。そしてそれは既存の延長となる施設重視のハード思考からではなく、ソフト思考であることは間違いありません。
 間違いなく減少する廃棄物量。顧客意識の変化及び技術の進化、国内産業の減少によって、また許認可による事業の不確実性からも投資回収が見え難いからでもあります。
 去る9月11日に弊社主催セミナー、廃棄物処理業・再生資源業新規ビジネスフェアを開催致しました。多数のご来場ありがとうございました。同日は廃棄物処理・再生資源業界に特化した、2010年版の新規ビジネスモデルを12種類ご紹介させて頂きました。廃棄物管理ビジネスや土壌汚染やアスベストなどのp処理困難物ビジネス、石膏ボード、水関連ビジネスなどのBtoB系に、BtoCとして不用品回収やエコステーションビジネス、リサイクルショップまで、特に低投資型モデルが多かったと思います。しかし低投資ではあるものの参入障壁が高いものも多く、その理由はソフト的なものであったと思います。しかし裏を返せば、参入後にはそれだけの差別化要因になりやすいことでもあり、これまで業の特徴としてあった設備があれば業績が上がるというセオリーが崩れた今となっては、必要方向でもあります。自社にとっての参入障壁も事業検討には重要ですが、もうひとつの視点として他社が同様に参入した際のことも考えなければなりません。
 自社本位で考えれば「ウチにそれができる人がいない」となりがちですが、しかし魅力的な市場がある場合はそれで良いのでしょうか?そして更に言えば、儲かるビジネスをすることは最重要ですが、それを実施する意義も重要です。解りやすく言えば、いきなり産廃屋が儲かるからと「うどん屋」をするわけにはいかないというようなものです。例えば廃棄物管理業務では、自社への廃棄物獲得の入口をつくる、顧客に入り込み他社からの攻勢を防ぐなどは意義にもなるでしょう。BtoC解体ならば建廃獲得の入口としての意義にもなるでしょう。
 我々が唱える、廃棄物・再生資源業は新規事業を仕掛けなければ儲からないとする本質とは、変化することでもあります。縮小市場では現在の延長には将来がなく、いち早く変化をつけた人達だけが勝ち残っていることが原理原則です。その変化が組織も変え、個々の意識も変え、何よりもトップ自身が変化しているとも思えます。
 これまでもお伝えしています通り、「緊急でない重要なこと」を直ぐに取組んでください。

2010年9月14日 8:07 PM

関東の産廃のご支援先「草創期の飛び道具」

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本日は関東の産廃のご支援先でした。
属人的営業から組織営業への取組みについて話をしていたのですが、その折に過去の支援先にての草創期の飛び道具についての話を思い出しました。
 し尿汲み取りや一廃系などからの発展型産廃業ではなく、創業型産廃業の場合、初期段階ではトップ自らもそしてある種「飛び道具」の営業マンにて伸びた企業も多く存在しています。社長も当時は、そのような「飛び道具」が必要であったことを認めています。
 飛び道具と言えば、拳銃、鉄砲、などの武器をあらわすことでもあり、つまり危ない武器でもあるわけです。使い方を間違えなくても危ないのですが、それでもその力が必要な時代でもあったのでしょう。顧客を獲得していき、売上数値をつくっていくことが必要な段階であり、そして設備を持てばそれが更に必要になった時代でもあったのです。
 しかし時代も変わり、企業となった廃棄物処理業が組織化を向かうにつれて、その役割を持て余すようになりがちです。成長の段階では必要なことも、そのやり方や考え方が時代とも相違が出るようになっており、場合によっては危険な場合にもなることもあります。過去の功績はもちろん評価も感謝もしている故に、更に難しいのかもしれませんが、しかし優先すべきが何かを考えれば答があるのかもしれません。
 企業は存続することがもっとも重要です。
 存続できるから、頑張ってくれる社員さんやその家族にも報いることができて、現在の顧客にも満足度を追求できるのでしょう。もし存続を阻害させるような要因になる場合には、対処をしていくことが優先度の高い課題でもあります。許認可業である廃棄物処理業にとっては、その存続は言うまでもなくコンプライアンス対応は絶対のものです。そして営業強化が迫られている今となっては、営業を組織化することも絶対条件であり、属人型は阻害要因になることが増えています。
 飛び道具の方の考え方を変えられるか、もしくはやり方を変えさせられるか、もしできない場合は立場を変えて、その能力を活かすことができないか?
 
 会社の成長においての優先事項や組織つくりも、過去に囚われず考えて欲しいですね。
8月1日に移転した新しい大阪事務所です。淀屋橋の所謂、住友村に入りました。
実は移転して2回目の訪問です。前回は夜であまり写真が取れなかったので・・・
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やはり、新しい事務所は気持ちよいですね!
これで、益々お客様が来やすい事務所になれたかもしれません。
中身には様々な秘密があります!追々ご紹介します。
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日曜日の海です。先週に続き、解体が進んでいます。
今年の海の家は昨年以上にクラブ化していき、大音量に合わせて、悪羅悪羅の兄ちゃんにギャルに外人だらけでした。タトゥー率も高かったですね。
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以前もご紹介したことのあるご支援先の犬です。テリアです。
誰も相手をしていないと、スリッパを取ろうとちょっかいを出してくるのですが、それでも相手をしないとスリッパに当てつけをしていました。不満をスリッパにぶつけ「構って!構って!」の状態でした。
そしてフテ寝です。あまりに可愛くて写真撮ってしまいました。
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その後はソファで甘えてきました。お腹を出して、「撫でて撫でて」の図です。
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2010年9月9日 8:07 AM

中部の産廃のご支援先「後継者とどう向き合うか?」

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 本日は中部の産廃のご支援先でした。
 同社では現社長の息子さんである後継予定者とご一緒にあらゆることを進めていくことも多いものです。頭も柔らかく、実行力もあり、物事のスジも見極められ、人望もあり、そして誰よりも働きます。所謂優秀な人です。恐らく、一般の会社にいても相当のポジションで能力を発揮したのではないでしょうか。
多くの企業の方が欲しいと思われる人材です。
 廃棄物処理業でも世代交代は進み、この10年程の間で若き経営者が生まれており、一方でオーナー型経営からの脱皮として、サラリーマンから廃棄物処理業の経営者となる人も増えております。オーナーがそうやって抜擢する背景としては、一番に会社のことを大事にしており、イコール社員さんの幸せを願うからこそが多いようです。自分の能力の限界からも、上手く経営がやれる人に任せた方が会社にとって、社員さんにとっても幸せという考えです。そして更に、これから絶対安泰な廃棄物処理業があるならば問題ないのですが、今後も茨の道が続く廃棄物処理業では任せていくことが可愛そうでもあるとも言う人もいます。息子だからこそ、父親として本当に幸せになれる道を応援したいようですね。結果として、経営と資本の分離を目指す企業も増えてきました。
 後継者を考える時に、もちろん中小企業であるならば血の繋がりを重要視することはわかります。命懸けになれることは、その血であることも多いようです。もちろん、任せられれば一生懸命に死ぬ気で取組むのですが、死ぬ気で取組むと命懸けは違うようです。
 
 それ故、後継者問題に悩む経営者は多いのですが、答として一番会社を上手く経営してくれる人に任せることであることは明確です。それは本当に定量的や定性的要素もあり、ヤル気や能力、人間性やリーダーシップ、行動力とあらゆる力の総合的なものとなりますが、上手く経営ができるとはそのような総合点でフラットに考えなければならないのでしょう。血により責任感のポイントが高い場合もあれば、人間力によって社内での信頼が厚い場合もあれば、それがあっても決断力や素直さや勉強好きが無い場合もあれば、数値が強くても人望がない場合もあります。
 多くの創業オーナーでは先ず会社が一心同体であり、自らも家族を犠牲にしてきた人は多いものです。そのように会社を愛している人ですが、後継問題になった時にはぶれてしまうことが多いようです。会社にとっての良き経営者が誰かは答が出ないようですね。
 私のご支援先でも様々なケースがありますが、共通していることは新たな時代に備えていることではないでしょうか。若き経営者ならびに経営者候補が、率先して新たなことに取組んでいます。過去の成長要因を否定はしませんが、成長の阻害要因にならないように、フラットに取組んでいるとも言えます。そのような人達が増えることでようやく業界も変わっていくのでしょうね。
 会社によって後継者問題に正解はなく、それぞれに状況や事情も違うとは思います。しかしだからこそ、今の自分の会社でベストな経営者とはどのような人なのかをフラットに見つめて欲しいと思います。
9月に入ると近所の海も様変わりします。今週の日曜日は海の家の撤去が始まっていました。あれだけの賑わいが嘘のようですね。夏の海の終わりを感じると、秋を感じる季節です。
一方でサーフィンは本格的な季節になってきますので、気合入れて筋トレしないといけませんね!
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2010年9月2日 1:07 PM

富山県産廃協会の講演

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 本日は富山県産廃協会での講演に富山に行って参りました。
 400名を誇る会員を誇る同県の協会ですが、取組も寄り合いではなく、前向きに業界の地位向上に努め続けています。
 他県の産廃協会でも講演させて頂く機会がこれまでもありましたが、その温度感は確かに様々でした。その地域での文化や環境がそうさせてしまったのかもしれませんが、参加者も然り、聞く姿勢も然りで、本気度が現れていると思います。勉強なのか、具体的な明日からの為の時間の投資なのか?
 船井総研では成功の三大要素として、「素直」「プラス発想」「勉強好き」とするものがあります。経営者はこの3つを持っていなければなりません。そのひとつだけ、ふたつだけではなく、全てについて持たなければなりません。中小企業において、「企業は99.9%トップで決まる」との考え方の下、経営者のその発想が企業の命運を握っているわけです。
 今回は「勉強好き」についてですが、ご存知の通り「勉強」とは言っても幅広く、単なる知識の付加だけではありません。情報について貪欲であり、自分の業界には関係ない、自社には関係ない、ではなく全てが勉強であることを認識することからスタートでもあります。そして得た情報を自社向けに転換することも勉強であり、挑戦することも勉強であります。
 しかし一部の経営者にはこの勉強を嫌ったり、言い訳をする人もいます。「それは俺ではなく、●●が聞いておけば良い」「ウチには関係ない」「他社が上手くいっていても自社では違う」と勉強と思えなくなっているのです。
 更に勉強ばかりの人もいます。これも勉強しない人に比べると遥かに良いのですが、しかし勉強とはそれを具体的に使うから勉強に行くわけであり、勉強ばかりで頭が大きくなるだけでは始まりません。
 つまりそうなると勉強するためにはどのようにするかを目的ではなく、自社の中長期的ゴールがあることの手段としての勉強でなければなりません。勉強は目的ではなく手段であることがわかれば、勉強のコツも見えてくるでしょう。
 我々船井総研でも一番の勉強は現場であり、本でもインターネットでもないことを教えています。情報過多の時代に、調べることはワンクリックで見つけることができます。しかしその情報は勉強ではなく、一般的な知識かもしれません。人から聞いた話も同様で、それは一般的な情報であり、人に伝えられるものでもありません。情報は自らの手と足で感じたものでこそ、本当の情報になってきます。その情報を得ようとする意識と行動、そして変換するビジネス脳と行動に繋がることが勉強なのかもしれません。得た情報を肯定的に捉えることも必要であり、そこから初めてビジネス脳は活性化されていきます。
更に他業界も含め経済動向もマクロに捉えてこそ勉強なのでしょうね。 かく言う私も学生時代は勉強嫌いで、如何にサボることばかりを考えたようなタイプであり、とても偉そうなこと言える立場ではありません。そして同様に勉強は苦手と言える人も多いことでしょう。しかし学校で学ぶ勉強とは違う勉強が、商売やビジネスでは必要となります。
 商売においての勉強を大好きになり、ゴールを明確にした勉強を是非意識してみてください。
 
富山ということで、富山濃厚醤油ラーメンを食べようと行ってきましたが、食べ終わってから写真を撮り忘れていたことに気付きました・・・。というわけで店舗の写真です・・・
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夏も終わりの近所の海です。一応、8月31日までが海水浴場となっており、朝8時~夕方5時まではサーフィンができないエリアになります。9月からはサーフィンも可能となりますが、オープンが続く海の家もあり、まだまだ夏は終らない感じです!
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2010年8月26日 6:51 AM

北関東の産廃・再生資源のご支援先「合宿」

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 本日は北関東の産廃・再生資源のご支援先にて、合宿を行いました。
 部門責任者及び営業マンを合わせ、20名弱となりましたが、宿泊可能な研修施設にて朝から晩までみっちりと話し合い足並みを揃え、また新たな一歩に進みだしたと言えるでしょう。
 ところで、私はこのような「膝をつき合わせて」というのは嫌いではありません。和式な考えかもしれませんが、合理的ではないかもしれませんが、1泊してまで膝をつき合わせた時間は必ず大きな結果を産み出してくれます。
 私がご支援に行く全ての廃棄物処理業は所謂中小企業と言われる規模であり、1人の動きが経営にも業務にも大きく影響を与えてしまいます。皆がひとつひとつの大事な部分を担い、欠けることで他にも影響を与え、負担を与え、いつもギリギリの人員数と言っても良いのでしょう。つまり、全員が忙しく時間に追われていることは確かです。特に管理者となればその割合は大きく、また営業マンに関しても同様に多忙な毎日に追われています。
 しかし毎日の多忙さゆえに、大事なコミュニケーションは取れているかと言うと、殆どが欠けているといって良い状態だと思います。
 
 急がばまわれ
 
 急がなければならないからこそ、立ち止まらなければなりません。勿論、走りながらも考えなければならないのですが、段取り7割8割と言うようにそこを抜きに走っていても結局遠回りになってしまうでしょう。慌しい中で何かを決めようとしても、心の余裕がなければお互いにそれは伝わり、所謂「やっつけ」仕事にもなってしまうでしょいます。携帯電話が鳴り、社内人員にも呼び出され、そして毎日の滑った転んだにまた忙殺されることでしょう。
 膝をつめるとは、そのお互いの心の余裕が出る時間であり、打合せするぞとのマインドセットも終った状態でもあります。そして何よりも場所を変えて、気分を変えて、長時間一緒にいて話をするだけで相手を理解することもできてきます。
 コミュニケーションの強化を各社掲げますが、その時間をつくることも大事な手法のひとつです。たまにはじっくり話ができる時間をつくり、そして1泊してでも様々なことを話し合って、風呂に入って酒でも飲んでが何倍もの力を産み出すこともできるのでしょう。
 
別のご支援先での写真ですが、あまりに夏空でしたので写真を撮ってしまいました
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昔は夏にこのような空を見るのが大好きでした
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一方、以前ご紹介した猫が少し大きくなっていました
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他の兄弟は、社員さんやお客さんが引取ってくれました
嬉しいですね!
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仲の良い二匹でしたよ!
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2010年8月18日 8:49 AM

盆休み・・・でしたか?

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 世間でもお盆休みと言われる期間が終わったようですね。
 東京も電車がようやく通常に戻ってきたように見えます。しかし、相変わらずの出張の毎日で羽田や東京駅や新横浜駅に行くと、まだまだ旅行客らしき大きな鞄をガラガラがいます・・・。
 ご支援先などから私もよく聞かれるのですが、船井総研の盆休みは?となりますと・・・ございません!100を超える業種のコンサルティングをしている会社故に、お盆休みも普通に稼動しているサービス業なども多く、更にお休みの期間にじっくりとコンサルティングを望まれる企業もございます。それ故に決まった期間を会社は設けることなく、1年間のうちに5日間好きな期間にリフレッシュ休暇を取ることができるようになっています。
 私は本年は休暇を貰いました。実家での法事もあった為に3日間休みを取りました。1000円高速の影響もあり、大渋滞にもあいましたが、ノンビりとできたかもしれません。
 ところで、私のモットーは「死ぬほど働き、死ぬほど遊ぶ」です。良いoffが良いonを生み出すとして、例え6日間徹夜しても、日曜日に海に行ったりはしています。そこで何もかも忘れ、身体を動かすことが私にとってのリフレッシュであり、バランスなのかもしれません。24時間365日を何年間も走り続けられる人は少ないでしょう。とは言うものの身体を休ませることを優先して寝ているだけでは、良いoffと言えるのでしょうか?
 私もメンバーに伝えていることは、上記の通り「死ぬほど働き、死ぬほど遊ぶ」の実践です。流行っている場所に行ったり、流行のものを買いに行ったり、食べに行ったり、に時間を取って欲しいと思っています。しかもそれは勉強ではなく、遊びとして何も考えずに行って欲しいと思っています。感受性を磨けるときは若いときのみであり、またマーケティングとは時流を読むこととなれば、本を読んだりやインターネットで調べたりや、人から聞いたものではありません。自分の手と足で感じたものこそが、時流を語れるリアルなものになると思っています。しかしそれが勉強と思えば、学びが変わったものになってしまいます。いち個人としての行動だからこそ、感受性も磨けるのかもしれませんね。
 私がご支援している、産廃業や一廃業、再生資源業の人達は休みも少なく、むしろその時間確保も難しいのも理解しているつもりです。しかし、それでも休みを有効に使って欲しいとも思っています。ご支援先でもお盆休みが取れた人にとって、充実したoffをすごした人は顔つきが本当に良くなって現れています。そのoffがお盆が明けても、最高のパフォーマンスを生み出してくれるのでしょうね。
 是非、死ぬほど遊んで欲しいと真に願っています!
私も先週、夏休みを貰いました!
というわけで、相変わらずルナと海です!
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実家にも帰りました。
実家のロッキー(♂)です。
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ルナとロッキーの絡みです!
なかなか、くっつかず一緒の姿を撮ることは難しいですね・・・
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2010年8月4日 10:19 PM

東北の産廃のご支援先「根性論」

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 本日は東北の産廃のご支援先でした。
 同社でも産廃獲得において、前回のブログでもお伝えさせて頂きましたことと同様に、「戦力」と「戦意」の強化とともにに「戦略」「戦術」「戦闘」を加味しております。
 今回はその「戦意」と「根性論」や「精神論」との関係性です。
 「精神論」や「心」についての強化を取組む企業は多いのですが、そこを伸ばせば全てが伸びることではないことは明確です。しかし「心」は重要な取組であることは間違いないでしょう。
 「精神論」という言葉だけ聞くと、過去の「根性論」を想像してしまうことも多いと思います。人間の精神力が物質的な劣勢を跳ね返すとされ、しかし一方で物質的劣勢を精神が跳ね返せると信じさせることは、悪く取られがちな精神論の例えになっています。
 「気合や気持ちがあれば、1億円の受注がとれる」
 「あの顧客も熱意を持って通えば獲得できる」
 「1日30件訪問すれば、なんとかなる」
 こういった精神論が産廃業界でも見られます。叱咤激励、また戦意の無い人にハッパをかける意味はあったでしょう。しかし、それを受けた営業マンなどはどのように感じるでしょうか。
 「そんなこと言っても、ウチの施設では戦えないよ」
 「30件訪問する場所も無いし、現場手伝いをしていると訪問する時間がない」
 「あの会社には、何度通っても断られているよ」
 「社長は、あのように言うけど・・・」
 
 これが悪く使われる精神論かもしれません。会社としては戦意を上げていこうとすることが、逆効果になっている時でしょう。だからこそ物質的劣勢を絶対に無視することなく、戦意向上に努めなければなりません。それが納得性があることなのかと言うことでしょう。
 弊社創業者の船井幸雄は、人間の効率は納得性によって大きく変わると言っておりました。言われたことをそのままやることを効率の1倍とするならば、説明されて納得してやればその効率は1.6倍にもなると言っております。そして自ら言い出したものをやる時には、1.6の2乗の効果も生み出します。
 つまり効果を求める為の「精神論」であるならば、その納得性や自ら能動的に動かさせることにより、所謂批判的な精神論ではなくすことが可能です。
 例えば、上記の例から言い換えると
・1億円の受注ではなく、本当に可能な金額設定とそれを達成させる道のりを本人達と一緒に考える
・熱意を持って通うことが新規開拓の答ではなく、顧客別の提案を段階毎に設定してあげること
・30件訪問することではなく、内容のある商談の件数をつくらせること
・社長が言うからではなく、本人達の目標とやる為の意味や意義を明確にしてから進ませること
なのでしょう。つまり戦意とは「戦う為の心」かもしれません。
 戦う心の創出とは、自ら産み出すものであり、決して人に授けてもらうものではありません。しかし、戦う心を芽生えさせる、戦う心を育てることは会社の役割です。その心を根性論にて逆効果にさせることは避けていきたいですね。
8月1日から、船井総研のロゴが変わりました!
東京事務所の受付写真です。
弊社も本年40周年をむかえ、新たな創業期に入りました。同日に弊社大阪事務所も淀屋橋に引っ越しましたので、またブログでもご紹介しますね。
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