丸の内で働く産廃マンのブログ|産廃WEB|船井総研

丸の内で働く産廃マンこと、株式会社船井総合研究所 廃棄物ビジネスコンサルティンググループ グループマネージャーの貴船です。日常のコンサルティングを通して、そこはかとなく記していきます!

2009年11月21日 9:30 PM

関東の産廃のご支援先「よっしゃ!はじめよか!」

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 本日は関東の産廃のご支援先でした。
 同社では営業の組織化に取組み、脱属人営業としての取組をサポートしています。この営業部門の強化と組織化は、今年一年の中で多くご要望のあったテーマでもありました。
 廃棄物処理業・再生資源業界が営業を強化しているということは、今年ブログでも書き続けたテーマでもありました。7年程前から営業強化をご支援させて頂いていた廃棄物処理業の方もいましたが、ようやくそれもヤル気のある各社でも定着に向かっているということでもあるのでしょうか。
 恐らく、08年までの業界での成長路線では、ここまで営業の組織化が望まれるものにはならなかったと思います。09年度という非常時が来たことにより、将来に漠然と抱いていた危機感が表面化していったのかもしれません。人というものは恐ろしいもので、将来に対する不安は多くの人が持っていても、その緊急性と重要性においては見失うものにもなってしまいがちです。緊急性のある課題、つまり今日明日、来週、来月のことなどは、すぐさまに取り組もうとします。これは当然のことであり、その所謂「もぐら叩き」のように課題をポコポコと叩くことで毎日は過ぎていくものです。しかし緊急性の低い重要な課題は当然、後回しにされがちです。時流を冷静に見れば営業組織の必要性は判っていることではあるのですが、今のままで大きな問題がなければ後回しにもなっているのではないでしょうか。
 だからこそ・・・今がスタートするチャンスです。気付いた時がチャンスなのです。数年前から取り組んだ企業は勿論そのぶんもチャンスは拡がっていますが、気付いた企業にとっては、今更遅いなどということは全くありません。
気付いた今こそ、緊急性の低い最重要なことに着手して欲しいと思います。

2009年11月20日 10:05 PM

中部の鉄スクラップのご支援先「支援成果」

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 とんとご無沙汰しており恐縮です。
 たまに、ご支援先の方々から「最近どうしたの?」と言われ、「★△■*@~」と絶句しておりましたが、体調も至って普通であり決してインフルエンザや疲労でぶっ倒れていたなどではございません(自慢ではありませんが、3年に一回程しか風邪ひきません)。「仕事が多忙で・・・」などの生意気なことも一切なく、単なるサボリです。ニュースコメントだけは、相方の矢永から優しい督促を受けながら、こなしておりましたがブログも一度止まってしまうと、なかなか元に戻すのは難しいものですね。
 ご支援先の皆様は既にご存知の通り、ブログを薦める私がいるからに、「お前も止まっているじゃねーか!!」と言われると返す言葉もなくなります。やはり率先垂範ですね!
 再開です!
 本日は中部の鉄スクラップのご支援先でした。同社での新規事業立上のご支援をしていたのですが、嬉しいことに立上早々の反響の声が出てきました。まだまだ小さな反響ではあったのですが、先ずはスタートを切れたことを実感できたことです。
我々も様々な支援をしておりますが、成果が上がることが一番の喜びです。と言いますか、支援による成果は必ず上げていかなければならないと捉えています。
 コンサルティングフィーとして我々も頂戴しておりますが、そのフィーに対して費用対効果が必ず出ることは最低条件でもあり、それ以上のあらゆる種類の利益(組織や育成など見えがたいものもありますが・・・)が生まれることこそが与えられた使命でもあると思っております。それ故に、机の上で偉そうな能書きを垂れることに終始したり、分厚い報告書を手渡して終わるようなことは一切せず、具体的にその会社にとって実績が出る方法を徹底的に突き詰めていき、具体的な進め方まで落とし込むようにはしています。だから当然、我々がチラシ一枚からでも書きますし、またツール系は多くなってもいて、しかしそれが具体的な成果にも繋がってもいます。
 世の中に様々なコンサルティング会社がありますが、船井総研は何が得意なコンサルティング会社かと聞かれることも多いのですが、様々な業種に特化した専門型の総合コンサルティング会社であり、そして様々な種類の業績を上げることが得意なコンサルティング会社ということになっています。
 だからこそ、いつもご支援先のお客様の成果が上がることが一番の喜びですね!

2009年11月9日 10:38 PM

北陸の再生資源のご支援先「社員総会」

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本日は北陸の再生資源のご支援先でした。
 同社での総会は既に三回目を迎え、既に定着していっていると言って良いのではないでしょうか。社員さん皆が、その場は何を行なう場所かを理解しており、今期の総括と来期の方向性、そして各自の思いを再認識する日と捉えてくれています。そして各員が一年の締めくくりを自らで行えている姿をみながら、我々も企業が毎年成長している姿を実感しています。
 企業の成長とは定量的に測ることができず、温度のようなものかもしれません。2度上がった3度上がったなど、毎日過ごしていると解り難いものでもあり、ある時に春や夏になっていたように上昇しているのでしょう。
 それは取組んだ内容が見事に現れていると言っても良いのではないでしょうか。経営者が組織を真剣に考え、そしてあらゆることに毎日気を使い、心を折らず、様々な問題を片付けてきた結果だと思います。それに比例して企業の成長は如実に現れています。
 社員さんも経営者の姿勢や気持は直ぐに読み取ってくれます。裏を返せば、手が休まればそれも明確に伝わってしまうということです。
 過去からお伝えしていますように、会社を変える、組織を変えると決めたならば絶対に手を緩めてはいけません。
 もちろん、これは部署においての管理者も同様です。管理者が部署での育成に悩んでいたり、運営に苦しんでいる時も、その本気度が部署内を変えていきます。
 思いは伝わります。本気さについて、経営側は拘って欲しいですね。

2009年11月2日 7:03 AM

中部の産廃・解体のご支援先「若さ」

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本日は中部地域の産廃・解体のご支援先でした。
 いきなりですが、若さというのは素晴らしいです!
 同社の強みは沢山ありますが、その中で若さという他社が簡単に真似できない要素を持っています。
 ここで言う若さとは勿論年齢としての部分もありますが、もうひとつ気持の若さということもあります。 
 全ての人間が歳を取ると悪く変わるというわけではありませんが、多くの人が失うものも同時にあります。 前向きさ、勤勉性、フットワーク、既成概念の打破・・・等々。勿論、長く働くことにより産み出すものも沢山あります。ベテランとしての様々な経験値が必要な箇所は幾らでもあります。その若さと経験の融合が必要となってくるわけです。 
 若さとは年齢を指すことだけでなく、その一般的にある若者の持つ特性を永遠に持とうとする意志のことかもしれません。
 不況期の現在は特にこの気持としての若さを重視されます。社内の誰もが、この若さというものを意識して欲しいですね。
 かく言う私も40代に突入しました。年齢はともかく、気持としての若さは失いたくないですね。

2009年10月28日 7:00 PM

関西の産廃のご支援先「ええねんっ!」

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本日は関西での産廃のご支援先でした。
 私自身、関西人(出身)故に関西に戻ると関西弁になります(通常でも関西弁ですが・・・)。
 それ故に、いきなり「バン!」と撃たれるたり、「イャー」と切りつけられると身体が勝手にリアクションをとってしまいます。もちろん、「あめちゃん」は持ち歩いていませんが・・・。
 学生時代の当初、今よりも3倍は早口できちゃない言葉を使っていた私の言葉は、友人達の殆どに理解されておらず、半分以上適当に相槌を打っていたことを4年生の時にカミングアウトされました・・・。そんな生まれた時から阪神タイガースの帽子を被って生まれてきたような男です。
 ところで長くなってしまって恐縮です。
 
 「♪大阪には美味いモンがいっぱいあるんやで~♪」の歌をテレビ(秘密の県民ショー?)で見て、全く知らない私は年齢がばれてしまう世代なのでしょう。しかし、本当に美味しいモノがあふれている街です。正確に言えば、安くて美味いモノがある街ということでしょう。
 夜にご一緒に食事に出かけたのですが、普通に「ドテ焼き」「串カツ」があります。最高です! 
 
 
 ご支援先の同社とは長いお付き合いなのに、なかなか二人でゆっくりと飲んだことがないことに気づきました。
 私自身は飲みニュケーション大肯定派故に、とても愉快な時間でした。
 お酒を飲みながら、経営に対する思い、そして自らの夢などを聞いていると昼間に机を向き合ってとは違うものがたくさん伝わってきます。相手の背景を知らなければ、言っていることの半分も理解できないことは多いのではないでしょうか。そのようなことが、円滑なコミュニケーションであることも多いものです。もちろん、一番のコミュニケーション手段は時間軸でもあります。これは、経営者と社員、上司と部下などでも同様ですが、そこに掛ける時間は明確に現れてくるものです。
 皆様も時間軸を意識しながらも、飲みニュケーションも有効に使うことを意識して欲しいですね。
またしても関係ない写真ですが・・・
連れて行って頂いた飲み屋です。B級グルメが流行っていますが、いやいや本当に美味しいものだらけ!どて焼き、串カツ、もろもろ堪能しました!ありがとうございます!F1000009新垣.jpg
その後に連れていって頂いた、船バーです。男二人で行きました・・・
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2009年10月27日 10:54 PM

休日「久々の農業です!青虫激闘編!」

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 あの灼熱の夏に行なわれた農業から,早くも数ヶ月経ちますが、秋作は既に始まっております。
 場所は当然鯉渕学園船井総研農場(仮称)です。
 今回一緒に行ったのは、エコウェブ担当のナカヤマブログでお馴染みの中山とタクシー業界の風雲児である河内谷です。
 そして農法指導は、当然我が環境農業グループの農業の伝道師且つ農業界のチェ・ゲバラとも言われる山田です。
 既に秋作も始まり、数週間も経っているのですが、今回のテーマは雑草と害虫取りです。
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 到着して、またもや農業を甘く見ていた私は到着早々にビールを飲んでいたのですが(朝です)、その作物状況を見て絶句していまいました。
 今回は収穫祭の鍋に照準を合わせた為に、鍋の具系が多かったのですが、白菜、ブロッコリー、キャベツは害虫にて壊滅状態でした。一方で大根とホウレンソウは無事だったのですが、害虫に狙われ易いそれは葉がガイコツ状態にもなっていたのです。
 AMは雑草抜きに精を出して、午後より害虫獲りを開始しました。青虫やアゲハの幼虫や見たこともない虫がひとつの作物に20匹は住んでおり、それを指で「プチュプチュ」と潰しておりました。当初はその「プチュプチュ」によって、その青い液体が顔面にも降りかかっていたのですが、慣れてくると潰し方のコツも得てきました。
 害虫をジックリと見て潰していたつもりですが、山田が探すとまだまだ見つかってしまいます。数百匹は潰していたのですが終わりは見えず、新たに作物を植えてその日は終了となりました。
 既に筋肉痛の予感がしながらも感じたことは、今の無農薬野菜の価値についてです。無農薬野菜を作る人達は、この数の何十倍の数を手間隙かけて育てています。1日で結構へこたれている自らと違い、毎日毎日自然と闘いながらおいしい野菜をつくることに手を掛けています。しかし、その手間とは比例せず消費者が野菜を買える価格になってしまいがちであり、対価として正しいのかに疑問を感じてしまいました。
 私自身は農業に対して深い思いいれはありませんが、それでも食に対する安全と国内自給率の危うさを考えた折には、今のままの農業であることにまだまだ本質とは違うものも感じています。
 農業を僅かでも作業を通じて味わっているからこそ、感じたことかもしれません。いま、雑誌やテレビのメディアが農業関連をにぎわすことも少なくないのですが、現場での本質を知ることも重要ですよね。
関係無いのですが、同地にいたヤギです。
これまた和みます。
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ハイジのユキチャンを思い出します!
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2009年10月25日 11:34 PM

中国地域の産廃のご支援先「嬉しい誤算」

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本日は中国地域の産廃のご支援先でした。
 新たな事業立上とともに、営業強化をともに取組んでおります。しかも営業部門を新たに作り上げる中で、個人能力とともに組織的な営業体制を取組もうとするものです。
嬉しい誤算は、その営業マンの能力として将来が大きく期待できるものがドンドン見えてきていることです。営業マンの資質が開花していくでしょう。
私自身が前職8年間を通じて、商社の中でドップリと骨の髄まで営業マンであった故に、営業強化は大好きなことでもあります。他のご支援先でもゼロからつくりあげることは多いのですが、営業マンに困ることが多くあります。人員数の問題もありますが、もう一方で素質の問題です。内部抜擢の場合は特にドライバーとして人当たりも良く、セールスドライバーとして優秀な人であっても、営業マンになった途端に潰れてしまうこともあります。様々な理由がありますが、戦略的に動けなかったり、空気が読めなかったり、書類管理ができなかったり、体系的に動かなかったり・・・。勿論、営業マンとしての資質であるが故に、それでその人自身がダメというわけではなく、会社にとっては重要な戦力です。本人も慣れない中で一生懸命と取組んでもらっていると思います。ただし営業マンの資質は存在しており、「頑張る」「一生懸命」では済まない部分もあります。会社の顔となって動いていて、綻びが出たときに、本人にもお客様にも会社にも不幸せになってしまうことがあります。
 真面目で、気が回って、前向きで、諦めず、体系的にモノを考えられ、素直で、勉強好きで、人から嫌われず、NOがハッキリと言えて、利益意識があって、思いやりがあって、ガッツがあって、人間的な魅力が溢れてて・・・と資質を数え上げればキリがない程です。
 
 そのような完璧な人はいないかもしれません。しかし、誰にもたとえ僅かでも持っているこのような能力を磨いていくことも、営業マンを貫く人には目指して欲しいものです。つまり僅かな資質でもあれば、後は努力が営業マンに変えていくのかもしれません。
 しかし、資質だけあっても済まされません。本人の目指すべき思いや、それを磨ける場所や育成手法があって、努力は実るのかもしれません。
 昔、RIGHT STAFFという映画にて、NASAのマーキュリー計画を通して宇宙飛行士になる訓練生の物語がありました。ライトスタッフとは、「己にしかない正しい資質」を意味しており、選ばれた様々な境遇の人達が自分の道を探すものでもあります。音速の壁を破るチャックイェーガーは、生涯テストパイロットの道を選択して自らを貫きます。
 適材適所と言うかもしれませんが、それぞれに違う資質を持っており、営業マン各人の育成には持っている資質が違う為に、それぞれの育て方も変わっていきます。
 自社の営業マンのライトスタッフについて、もう一度見つめなおしてみては如何でしょうか。
 営業に適している資質を見極めてあげて、その人に適した営業スタイルを伸ばしていって欲しいですね。
相変わらず、関係の無い話で恐縮ですが・・・
同社の犬です。会うたびに和ませてもらっています。
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2009年10月24日 8:35 AM

中四国の産廃・一廃のご支援先「経営スピード」

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 本日のご支援先は、中四国の産廃・一廃のご支援先でした。
 同社は経営スピードが早いのが特徴です。それは経営陣のセンスとしか言いようがないかもしれませんが、とにかく情報に対してアンテナを伸ばし、敏感に時流を読もうとする姿勢がそれを作らせていると言って良いでしょう。
 今の時代も、また元々がそうだったのですが、経営スピードが真に求められる時代になっています。
 
 「ウチの地域では、まだまだ・・・」「ウチみたいな中小企業では・・・」と経営スピードを否定することは簡単です。しかし、多くの企業もその中小企業時期をちょっとした経営スピードに変化をつけて今があると言っても良いのではないでしょうか。
 経営スピードを上げる為に、重要なことが何点かあります。
 ひとつは、意思決定の早さです。中小企業の良さと言っても良いのは、その意思決定における経営者の役割があります。「奥さんに相談して・・・」「税理士に相談して・・・」では何も始まりません。そしてその意思決定を早める為には、情報量を増やすことでもあります。否定から入るのではなく、常に情報量を増やすことに努めて欲しいと思います。時流を第三者的に読み取る為には、誰にも負けない情報収集が必要になってきます。そのinput量に比例して意思決定を早めてくれるでしょう。そして一番の難関が、実務に移す為のスタッフについてではないでしょうか。「誰がやるか?」となることが多いものです。だからこそ、内部の強化は永遠の課題なのかもしれません。しかし、一方でそれを待っていたら何も始まらないのも確かです。中小企業の良さは、経営側のガムシャラさを発揮できることでもあります。
 いまいちど、経営スピードの強化は意識して欲しいと思います。

2009年10月18日 10:30 AM

セミナー!「解体工事部門の強化です!」

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 本日は廃棄物処理業向けでテーマは解体工事部門の強化でした。
 
 昨年よりご支援先にて実績の上がっているテーマでもあり、不況期型の事業開発手法でもあります。
 80万戸を割り込む新築着工件数と公共工事の縮小にて、建廃は明確に減少してしまいます。産業廃棄物処理業者にとっては、営業やサービス力を如何に強化していても、自社だけの努力では追いつかない時流となっています。
 だからこそ入口の強化ということで、解体工事部門を伸ばしてもらおうとするものです。
 昭和38年頃の着工件数となる住宅ですが、逆なのは当時は右肩上がりとなり、その10年後には、200万戸に迫る勢いに上昇していく所謂「マイホームブーム」に突入するわけです。その後に若干減少はするものの、まだまだ高水準は続いたものです。つまり、40年前に建設された壊す為の予備軍が存在しているということです。関東などの立地では開発分譲型ではなく、建て壊した後に新築が建つ確率も高いのですが、地方にいけば壊すよりも開発することが多いものです。
 つまり、地方ではまだまだ解体の潜在需要が眠っているということです。
 その潜在需要はどうなっていくかと言えば、新築を前提としない解体工事になる可能性も低くありません。
 「是非、その需要に対して仕掛を!」ということがテーマでした。建廃事業者にとっては、お薦めのテーマです。
ところで・・・
翌日のご支援先に行くために当日夜に移動をして、現地の駅前に着いたら駅前の横断歩道前に犬がお座りをしていました。
駅を見つめて座っている姿は、勝手ながら「忠犬ハチ公?!」と思えた程です。ひょっとしたら、ご主人様を待っているのかと想像(妄想?)していると胸があつくなり、写真を撮りました。
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仕事とは関係無い話で恐縮です。

2009年10月16日 8:22 AM

関西の産廃のご支援先「足元と将来と」

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 本日は関西の産廃のご支援先でした。
 同社では将来の為に動き出そうとしています。足元を固めながら、将来の為に動くことが重要なテーマでもあるでしょう。2009年私がよくお伝えしてきました、「守り」と「攻め」の二つの視点を強く持っている先でもあります。中長期視点にて経営に取組んで頂けていることは、私としてもとても嬉しい限りです。
 今年も残すところ2.5ヶ月となり、収支上では厳しい経常にないそうな企業が増えているようです。一方である地域では、さすがに5月までは苦しい状況が続きながら、以降は前年プラスアルファで進んでいる企業も出てきているようです。
 もちろん、需要自体は増加しているようなこともなく、着工数、工業出荷額も減少している地域だとしても、増えている結果というものです。この原因は、他社からの顧客流出にて増加ということかもしれません。そしてそれもこれまでの仕掛によって、当然の結果でもあります。
 皆様もご存知の通り、たまたま顧客が増えてきているということが無いことはご理解頂けると思います。それまでに仕掛けた様々な要因にて、結果として成果が現れてきたことに他なりません。営業を強化した、工場を強化した、運搬を強化した、販促を仕掛けた、そして新たな商品展開を仕掛けた等々。
 つまり不況下になっから仕掛けた企業が伸びたわけではなく、これまで数年に渡って仕掛けたからこその今の結果なのでしょう。
 そう考えますと、今こそ何をすべきか明確なことがあります。
 足元をはしっかりと固めながら、次の仕掛を早期に取組むことに他なりません。今の仕事にプラスアルファですから、相当な負荷も掛かってしまいます。でも次の不況が数年後に来た時の為に、今こそ更に力を振り絞って欲しいと思います。
 企業活動はきっとこの繰り返しかもしれませんね。